12人の天才たちのエピソード 前編


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世の中には、数多くの「天才」と呼ばれる人たちが居る。
とはいえ、60(億人総人口)÷A(年による偏差)÷60年(平均余命)×4,000(年の歴史)
という母数から言えば、相対的には少ないわけですが。
例えば、このような人々。
ニュートン、アインシュタイン、ジョン・ノイマン、エジソン、孔子、ガロア、ボビーフィッシャー、コペルニクス、エルデシュ、ポールホフマン、メンデル、ダーウィン、カント、ヴィトゲンシュタイン、ハイネ、カフカ、プルースト、ベートーベン、ベーブルース、グロティウス、ファインマン、バフェット、モーツァルト、ピカソ、ライス、サマーズ(ハーバード)、キュリー婦人、ゲイツ、ドストエフスキー、ベル、ピタゴラス、チャーチル、コンラート・ローレンツ、村山聖、ヴェーバー、Wディズニー、アンデルセン、ヒトラー、ジョンレノン、シュレディンガー、ハイゼンベルク、フロイト、ソクラテス、バルガスリョサ、フーコー、ホーキング、リリーフランキー、マードック、田中角栄、ライプニッツ、ケインズ、ファインマン、マックスウェル、マイケル・ファラデー、トム・クルーズ、マックスバトラ、岡本太郎、ナッシュ、湯川英樹、スピルバーグ、ペレ、チャーリー・パーカー、羽生善治、etc
あるいは、2chより。

228:世界最高のIQ(女性、著述業に従事)
200~220:シャロンストーン(200)、大前研一(216)、並
180~200:村井秀夫(元オウム真理教幹部)(180)、クリントン(182)、ゲーテ(185)並
160~180;レジー・ジャクソン(大リーガー)(160)、シュワルツコフ司令官(170)、アインシュタイン(173)並
140~160:マドンナ(140)、ヒトラー(150)、岩崎ひろみ(154)並
120~140:平均的東大生(120)、ガリレオ(125)並
100~120:平均的白人(104)、平均的極東アジア人(110)、平均的ユダヤ人(115)、平均的日本人(115)、J・F・ケネディ(119)並
~100:山下清(68)、酒鬼薔薇聖斗(70)、ブッシュ父子(97,91)並

あるいは、こちら。
有名人の推定知能指数(Cox,C.M. 1926)

1     J.S.ミル        190
2     ゲーテ           185
3     ライプニッツ        185

あと、名作「アウトサイダー」という本によると
天才とは「見えてしまう人たち」ということだそうだ。
この本は知的エキサイティングするので、個人的にはおすすめ。
ドストエフスキーとか、画家とかが色々分析される。
世界中で売れた哲学書。
ということで、12シリーズ第四弾は、「魅力的な天才たちのエピソード 12」。
天才たち、ではなく、エピソードというのが逃げ場。
おもいきり主観。いけいけ主観。どんどん主観
  ・2005年、原田の脳髄を刺激した小説12冊
  ・原田の股間を刺激した漫画12冊
  ・涙腺を亀甲縛りにする青春映画12本


■番外 永沢さん

いやー主観すぎて恐縮ですので、一応、番外に。
村上春樹「ノルウェイの森」の影の主人公、永沢さん。
でも、彼は天才というよりも努力家っぽいけれど。
彼のセリフは全てが名言だと言って良いのですが、
別でエントリーを書くことにしませう。

■番外 河合我門(未成年)

野島伸司の三部作の1つ「未成年」の中の登場人物。
河合我門扮する東大生。
どうでもいい天才だけど、個人的には好きだった。
浜崎あゆみ演じる女の子と付き合うことになるわけですが、
試験最中に漏らしたりするハイクオリティな天才なわけですが。
その中で、
延々の長丁場の演説があるのですが、
僕は、それに濡れた若い頃。
ああ恥ずかしい若い頃。

■番外 ダリ

あまりにも好きなので、別項。

■12位 Qタランティーノ

いや、彼が天才かどうかは、かなり判断が微妙。
しかし、「ある種の天才」であることは、間違いないのではないかしらん。
映画でいうとキューブリックの方が天才肌っぽいけど、まぁ主観なのでよかろう。
自分の趣味を、あそこまで前面に打ち出して
作品をつくるのは、狂気の沙汰ではない。
一躍有名にした「パルプ・フィクション」は賛否両論だったが、
あれを理解できる人とできない人で、世代は二分されるように思う。
落あい信彦(ノビー)が、この映画を糞と言っていたが
彼は「カサブランカ」がベリーグッドであるという。
いや、カサブランカがいいのは否定しないけどね(あの歌うシーンでは泣けたし)、
それと、これとはまったくレイヤーの異なる作品ですし、と思われる。
「キルビル」が有名だが、むしろ、
初期の「レザボアドッグス」ファンが一番多いように思える。
他にも、フロムダスクティルドーンの
意味のわからないドタバタ演技(銃で穴をあけた手)や、
フォールームスの衝撃的な最後。
ジャッキーブラウンの空回り。
もう、どれをとっても天才らしい破天荒ぶり。
ナチュラル・ボーン・キラーズは忘れられガチだが
彼の原作。オリバーストーンだったけ?が監督したのを
こきおろした。
あとトゥルーロマンスの原作も名作。
岡崎京子的。

■11位 夏目漱石

前にsunnyと文学談義をしていて
やはり「夏目漱石」は凄い、という話で盛り上がった。
sunny曰く
「『こころ』の文章には、技巧やテクニックを使おうという意図がないのに
文章が物凄く素晴らしい」という話で、
「ああ、確かに」と思ったわけですが。
そこで思い出したのが有名な
「夢十夜」の1つのエピソード
彫刻家の運慶が、仁王の像を刻んでいた。
若い男が、「無造作に彫っているのに、たいしたものだね」というと、
「いや、違う」と答える。
運慶は、自分のセンスで彫っているのではない。
最初から仁王様は木の中に埋まっているのだ。
それを、運慶は掘り出しているだけなのだ、と。

なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。
あの通りの眉や鼻が木の中に埋(うま)っているのを、鑿(のみ)と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。
まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない

夏目漱石の文章とは、まさにそのようなものなのです。
そこに、すでに物語が存在していて
彼はそれを掘り出している。
それが夏目漱石の凄さだなぁ、と思うわけです。
そして「則天去私」という言葉。
この境地は、ある種の悟りですわなあ。
個人的には「草枕」がベスト。

■10位 李白

李白を出すなら、王維は?孟浩然は?杜甫は?という向きもあるだろうが、
主観だから仕方ない。
「望天門山」、「望廬山瀑布二首」、「洞庭湖」「月下独酌」「峨眉山月歌」
「秋浦歌」「鮟ヲ゚樓送孟浩然之廣陵」、「早發白帝城」など有名な作品も沢山。
その中でも白眉はこれ。
「山中對酌」

兩人對酌山花開
一盃一盃復一盃
我醉欲眠君且去
明朝有意抱琴來
両人対酌すれば山花開く
一盃一盃復た一盃
我酔ひて眠らんと欲す君且く去れ
明朝意有らば琴を抱いて来たれ

こんなエピソードも。
月明りの離宮~月のコラム/李白と月~

晩年の李白は、当途付近の長江の采石機という場所で、月明りの下、一人舟を浮かべて大好きな酒を飲んでいました。
李白は、酒を飲んでいる内に、ふと、水面に映る月を掴んでみたくなりました。
そして、手をのばし水面の月を取ろうとして、そのまま水に落ちて死んでしまいましたそうです。

■9位 リアリティバイツのイーサンホーク

前も書いたので恐縮ですが
映画「リアリティバイツ」の役柄。
名言だらけ。
「皮肉の定義は?」とウィノラに聞かれて
「言いたいことを逆に言うこと」と即答するシーンが萌える。
あと、雑貨屋でバイトをしていてクビになるのだが、
それは店の「チョコバー」を食ったから。
その食った理由が「チョコバーは俺に借りがある」という名言。
すべからく名言。
映画の監督よりも、この役柄がイカス。

「人生とは、貝殻の中身である」

 その心とは、貝殻の中身とは「Nothing」ということ。

■8位 芥川龍之介

こないだ後輩と話していて
彼女が言うには
「歴史で絶対に外せない日本の文豪は芥川龍之介だ。
彼には、代わりが決していなかった」というようなことを言っていて、
ああ、確かに、と納得した覚えが。
彼の著作は、もう、ハンパない発想力。
SFを超越し、時代を超えたパワー。
恍惚たる文体に、脈々たる語彙、旋律たるプロット。
もう完膚なきまでの筆力。
辞世の句というか、辞書というか、自殺した動機が
「ぼんやりとした不安」というニヒルさは天才ゆえ。
また、こんなすさまじい名言も。

好人物は何よりも先に天上の神ににたものである。
第一に歓喜を語るのによい。
第二に不平を訴えるのによい。
第三に、いてもいなくてもよい

■7位 ロバートキャパ

天才写真家
これも主観ばりばりなので、反論のある人も多かろう。
しかし、やはり彼は捨てがたい。
ロバートは写真家の名。
有名な写真では、スペイン内戦の「崩れ落ちる兵士」。
撃たれた瞬間の写真が、あまりにも「インパクト」がありすぎて
やらせでは、とまで言われた。
そして、ジャーナリストは人命と伝えることのどちらを優先すべきかという
永遠のテーゼを体現した。
名言は多くあるが、その中でももっとも有名な1つ
「君がいい写真を取れないのは、半歩踏み込みが足りないからだ」
は、鳥肌が立つ。さむいぼでも良い。
なぜなら、彼の恋人(パートナー)は、
スペイン内戦で、戦車に踏まれて死んでいるのだ。
それを踏まえても、その言葉を言える。
もう彼を生粋ジャーナリストといわずに何をか言わん。
彼の最後は、彼らしく(というと御幣があるが)
ベトナムで、地雷を踏んで消えた。


続く

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