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隷属なき道を読んだ

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会社の人のおすすめで読んだのだけれど、めちゃめちゃおもしろかった。

ベーシックインカムの重要性がデータを元に語られる。そこから演繹して考えると、「金融」がいかに重要かと理解できる。

なにかをしたい人にお金を貸すということは、従来、銀行が担っていた役割で、それによって経済はリバレッジが効いて拡大してきた。このデータでは、それらが個人レベルでも有用ということがわかる。いわばホームレスの方や貧困の方にお金を提供できれば、それで生活が改善され、社会としても全体の価値の総和は大きくなるということが示されている。

孤独が肥満よりも深刻な問題に

以下の興味深い示唆を見つけた。

また、「孤独感は肥満よりも深刻な脅威になった」と報告するのは、アメリカ心理学会だ。SNSでいつもつながって便利になり、多くのビジネスを生んでいるが、常につながることで逆に孤独に陥りやすくなり、精神のバランスを崩すという。  


»歪んだテック社会の救世主、異色の経歴を持つ日本人女性 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

人は相対的に幸せを感じるから、SNSで人の日常を見ることで、基本的には不幸になっていくというのはすでに研究の通り(なぜならハッピーな人しかSNSに投稿はシェアしないので)。

ただ、それは「人と比較して不幸せを感じる」という問題だったが、その中で、核心にある問題の1つは「孤独」なのかもしれない。特に昨今は結婚などをしない人が増え、ますますこの問題は大きくなるだろう。

anyway 「肥満より大きな社会問題」という表現が面白かった

ストレスとの向き合い方

友人に「良いスピーチの動画ない」と聞いて教えてもらったケリー・マクゴニガル教授のTED
サマリ
・ストレスは体に悪いものだと思われていた
・しかし、最近の研究だと「ストレスは体に悪い」と考えている人には実際に悪かったけど、そうでないと思っていた人には悪くなかった
・ストレスを感じた時のいやな感じは「それに立ち向かう勇気」を出していると捉えることもできる(心拍数を高めて)。そう捉えた人の場合は、血液がリラックスの状態のままだった。ストレスをネガティブにとらえた人が血液が収縮したのに。
・また、「抱擁ホルモン」といわれるオキシトシンなるホルモンがある。これが分泌されると人とのつながりを求めるようになる
・ただこれはストレスをうけた時にも出る。それからわかることは人はストレスをうけた時には「人と一緒にいたい」と思わせる
・さらにこのオキシトシンはストレスによるダメージも回復させる
・また、重大なストレスを経験すると死のリスクが30%あがるけど、人を思いやることをしていた人は0%だった
上記に関連して、最近よんだ本で、「トラウマは人を強くする」という研究結果をみたことがある。過去にトラウマを経験した人ほど、人生の起伏にも心境をコントロールできるとか。

KOMFORTRAUSCHENがいけてる

先日、「KOMFORTRAUSCHEN」というドイツのテクノミュージシャンのライブをみたんだけど。素晴らしかった。

ギター、ベース、ドラムでテクノという「この楽器隊で?」というのもすごいし、2曲で40分という構成もすごい。ミニマル・テクノで清廉とした感じなんだけど、表情が豊かで盛り上げ方もすごい。

おとぼけビ〜バ〜すごい

先日、たまたまおとぼけビ〜バーというガールズロックバンドのライブを見る機会があったのだけど、めちゃめちゃ良かった。

僕自身、普段はテクノとかで、ロックはあまりわからないのだけど、一気に持っていかれた。

何がすごいか表現しにくいのだが、まずパフォーマンスがすごかった。鬼気迫るものがあった。「歌とは何かメッセージを伝える手段である」というのが伝わってきた。魂が音になったような迫力があった。

もちろん演奏技術もたかく(僕は素人なので印象論)、あとは振り付けや客席へのダイブ、マイクパフォーマンス、衣装とかも全般的に尖ってて良い。

»おとぼけビ~バ~(@otobokebeaver)さん | Twitter

上記が公式アカウントなので、上記でパフォーマンスの写真とか動画があがってるのでご感心のある方はどうぞ。ただ、紹介されている動画でライブのあの熱狂は伝わりにくそう

なおグループ名はラブホの名前から。ロックな感じだ。

海外でうけており、昨年の世界最大の音楽フェスコーチェラには、X japanとおとぼけビ〜バ〜だけが参加した。レーベルもイギリスのものに所属しているというグローバル感。日本をすっ飛ばし、いっきに世界に駆け上がってる。

「暮らしの中で使える政治」を読んだ

遠藤さんの新しい著作

暮らしの中で「使える」政治: 香港の路上はすべての街につながっている

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知人・友人という贔屓目を差し引いても面白かった。香港で行われた市民運動をベースに、それを俯瞰的に捉え、そこからの気づきをどう日本で生かしていくのかが描かれている。特に具体的には陳情などのハウツーにまで落ちている。

あと赤裸々に氏の本心が書かれていて(マスコミに取材を受けたときの算段とか、デモの見学時の思いとか)、それも手触り感あって良き。

以下、特に「良いな」と思った箇所。

  • 勝ち負けを考えずに吐く正論からときとして意外なほどのパワーが溢れ出す
  • (とある議案があり、後援会からはプッシュされる中、それは通らないので出さないと決めた後で)今ならわかる。たとえ通らなくても、戦う姿勢をみせる。たとえ秘訣されるとしても市民を味方につけるインパクトのある議案ならば、それは出す意味が十分にあるのだ

物事を動かすのは「スーパーマン」だけではなく、ときに草の根の運動であり(歴史をみても明らか)、その運動はたとえそのときは世の中を変えなくても、中長期的に見れば、社会にはインパクトを残すこともある。そして、必ずしも運動は大きなものではなく、一通のメールでも良いかもしれない。

今後、日本の政治はある種の世代間闘争が先鋭化していくと思われ(人口ピラミッドから)、そんな中で、政治を他人事にせず、そして、「何も変わらない」というのではなく、どう向き合うかの一例が描かれた素敵な本でした

さすが我らが遠藤ちっひー。

平成の本

朝日新聞が平成の30冊を発表していた。

»朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日

本好きとしては色々いいたいのでドヤりながら雑感。リストの中で読んだのは八冊だった。リストみて読みたいなと思い買ったのは、町田さんの告白。町田さんは夫婦茶碗とくっすん大黒は面白かった

  • 1位 『1Q84』
  • 4位「火車」(宮部みゆき、1992)
  • 4位「OUT」(桐野夏生、1997)
  • 8位「博士の愛した数式」(小川洋子、2003)
  • 10位「ねじまき鳥クロニクル」(村上春樹、1994)
  • 20位「マークスの山」(高村薫1993)
  • 20位「もの食う人びと」(辺見庸、1994)
  • 20位「蒼穹の昴」(浅田次郎、1996)

村田沙耶香さんのコンビニ人間は面白いの間違いないから、疲れたときによむ用に。辻邦生さんが入っていたのが嬉しい。おじに進められた「春の戴冠」は素晴らしい一冊でした。ボッティチェリが好きになった高校生は、イタリアのユフィッツィでそれをみて感動しました。宮部みゆきさんは個人的にはセブンの方が好き。村上春樹さんのは二冊も入れなくても良かったのではないか。高村薫さんは好きだから入ってたのが嬉しいけどなぜ?多和田葉子さんは、いま「地球にちりばめられて」よんでるけど面白い。こうみてみると「東京プリズン」以外の小説はだいたい読んでるやも。はてブコメントでもあったけどラノベ入ってないのはどうかしら。世の中へのインパクトを考えるとけっこうあるような気がするけど。あとは伊坂幸太郎さんはあれだけの人が「面白い」と口コミした作家なので、入っても良いのでは。「銃・病原菌・鉄」が入っててホモデウス入ってないのはかなり違和感。てか、海外もの少なすぎて、これから「にほん版」にすればよかったのに。村上龍は愛と幻想のファシズムがありうるけど、コインロッカーベイビーズの方がインパクト大きかった&それが昭和だから漏れた?あと売れ筋では東野圭吾さんは入ってないけど、まぁ作風的にやむなしか。池井戸 潤さんは入ってもよかった感。あと試験でよくでる吉本ばななさんのキッチンは平成元年。「金持ち父さん」は入るべき。

5Gで何が変わるか

5Gでなにが変わるのか。「Benedict Evans」さんの記事

  • レイテンシーが減る(ユーザにとっては回線速度があがる)
  • 家のネットワークもそれに影響され事業が変わるかも
  • VRよりもARの活用が増える。いま、ARは重いスペックが必要なので、デスクトップ利用が多いけど、早いネットワークを活用すればモバイルでも、ARの活用が進む
  • かつて2000年に「3Gのキラーアプリはなにか」という問があった。テレビ電話ではないか、といわれたが、結果はそうではなかった。もちろんテレビ電話も使われたが、「ポケットにインターネットが入る」ということが起こった。それによって、Snapchatなど多くのサービスが生まれた。今回の5Gも「4Gより早いもの」ではあるけれど、そこから新しいSnapchatが生まれてくるに違いない

去年、世界一の携帯のイベントMWCにいった時も5Gの展示は多かったのだけど、基本は、工事や医療とかのB向けで、C向けはあまり「これがキラーか!」というのは見かけなかった。もちろんすでに議論されているVRの3G化やロボット、自動運転などはあったけど、「んー、5Gじゃなくてもできるのもあるし、キラー感がないかも」という感想だった。ただ、上記のように「キラーアプリはこれだ」と今見通せるものではなく「4Gより早いもの」という道ができると、そこに多くのプレイヤーがうまれ、そこから結果的にキラーアプリが生まれるということなんでしょうね。

»5G: if you build it, we will fill it — Benedict Evans