月別アーカイブ: 2006年4月

エンドルフィンを放出させる海外の美術館・博物館 12 下

エンドルフィンを放出させる海外の美術館・博物館 12 上の続き
 


■5位 メトロポリタン:NY:アメリカ

マンハッタンに行ったならば、ここは欠かせない。
でかさ抜群。
セントラルパークの東側に位置するというわかりやすい立地条件。
料金は任意。みなは大体1ドルをいれている。
雨宿りに、遠足に、友人の観光に、と何度も足を運んだ。
エジプトから、宗教画から、日本画から
ありとあらゆる「アート」が存在し圧倒的。
グッゲンハイム美術館も近くにある。
建築様式が素晴らしい。

■4位 オルセー:パリ:フランス

パリの現代美術館。
印象派のコレクションが素晴らしい。
何より、ロートレック大好き人間としては、
4点ほど(曖昧な記憶だが)ここにあり、萌え死んだ。
印象派といえば、もちろん、
モネ・マネ・ルノワール系も充実していた記憶がある。
ゴッホもあったような。
パリはやはり前衛芸術が熱い。
同じくパリにあるポンピドゥーセンターの美術館のセンスが最高。
近代から現代まで。
ダダイズムから、キュビズム、シュルレアリスムなどカテゴリー別に
並んでいた。
ライブラリも充実。

■3位 テートモダン:ロンドン:イギリス

そりゃイギリスならば、大英博物館の方が有名ですけどね。
ロゼッタストーンやミイラとかね。
でも、美術館としてはテートモダンが白眉。
モダンテートといいそうになるけど。
行くのに、ロンドンブリッジフォーリングダウンで迷子になったけど。
まぁ、この美術館をひいきするのは
それは、僕が現代美術に惹かれるからに他ならない。
著名作品よりも、無名の現代アートの方が当時は多かった気がする。
あと吹き抜けが印象的だった。
目の前が川で、その間にも巨大オブジェが製作されていた。
肌感覚だけど、村上隆に通ずるものが、ここにはあった。
あと同じくロンドンのナショナルミュージアムでは
ゴッホのひまわりが(他の美術館でもあるけど)。
これを見たら「泣く」といわれていた。

■2位 ルーブル:パリ:フランス

いやー、大きさでいったら世界最高峰でしょう。
1日ではとても回れない。
僕は、朝一から回ったけど、走り続けて、やっと日暮れに完走した。
しかも高いし、人多いし。
見所としては、サモトラケのニケやミロのビーナスがあるけど
もっとも有名なのは、モナリザですわな。
ダビンチコードでも有名になりましたが。
ここは、いつも大混雑。
みなの意見に共通するのは
「思ったより小さかった」。
しかし、本当に迷路。
ドラクエ5の最終ダンジョンみたい。
行き止まりも多いし階段も多いし。
ジャンプ、アップダウン、ストレート。

■1位 MoMA:NY:アメリカ

ランキングでは、
一カ国で1個にしようと思ったけど、MoMAはやはり別格でしょう。
(同じ理由でルーブルも別格にしてしまった)
現代・近代美術館は世界に数多くあれど、
ここまでの知名度と価値の持つ他はなし。
比類なき孤高の美術館。
カッティングエッジ。
星月夜はさすがにパワーが違う(ような気がした)。
ミュシャと初めて出会ったのもココ。
ミニマリズムや日本画のコレクションもしっかりしていたような「気がする」。
何せ遠い昔。
マンハッタンの場所も最高。
大きさも適度。
メトロポリタンいかずに、こちらだけ行く人も少なくない。

エンドルフィンを放出させる海外の美術館・博物館 12 上

12シリーズ。第8弾。
今回は、これが「エンドルフィンを放出させる海外の美術館・博物館 12」
ということで、すなわち=今回は、
「美術に、そんなに詳しくもないの素人が
えらそうに寝言を語ってみせよう」のコーナーと化しています。
 ・2005年、原田の脳髄を刺激した小説12冊
 ・原田の股間を刺激した漫画12冊
 ・涙腺を亀甲縛りにする青春映画12本
 ・90年代後半の青春を彩った音楽12曲
 ・最強の現代青春小説 12冊
 ・青春の時間を奪い去ったRPGゲーム 12本
 ・12人の天才たちのエピソード 前編
 ・12人の天才たちのエピソード 後編


ちなみに調査母体は
海外の50前後の美術館・博物館。
圧倒的に美術館が多かったけど。
多くはないけど許して。
番外として
個人的趣味で、とてもよかったのは、下記。
野口英世記念館:アクラ:ガーナ
 #ほんの一室。でもアフリカで見れるなんて。行くのに大変だったけど、
 なぜか泣けた。おかあちゃんからの手紙が凄いんだってば。
森鴎外記念館:ベルリン:ドイツ
 #春樹のドイツ語の冊子が謎に売っていた。
ちょっと解かりにくいところにあった。
ジョイス美術館:ダブリン:アイルランド
 #ジョイス先生。ひとつの家で展示。客は少なかった。
 ダブリンにはこのために行ったようなものだ。
ドストエフスキー記念館:サンクトペテルブルク:ロシア
 #英語の解説があって助かった。
 「賭博」関連の解説が多かったように思う。
 Tシャツまで売られていたのは興ざめ。
ミュシャ美術館:プラハ:チェコ
 #素晴らしすぎる。アールヌーボーの雄。
アルフォンス・ミュシャと永遠の名作たち、アール・ヌーヴォー、パリ、プラハ、ミュシャ美術館、モラヴィア、チェコ、mucha、alphonse mucha
 ただでさえもプラハは、ダンスとか舞台で素敵なのだが、
 ミュシャがあり、さらに号泣。ビデオまで流してくれていた。
 マウスパッドやカップまで買ってしまった。
 そしてプラハは
 なんとカフカまで生んだ町である。なんて、ファンキー!
 嗚呼、矢もたても貯まらぬじゃ。
 思わずカフカTシャツまで買ってしまった。
 あと、中東(アンマン)で出会ったプラハ人と、偶然、道端で再会。

■12位 ブリュッセル王立美術館:ブリュッセル:ベルギー

ベルギーには、ここに行くためだけに寄った。
案の定「しょんべん小僧」は、見るバリューゼロ。がっかりしすぎた。
※世界三大がっかりの1つが「しょんべん小僧」
ここでは、シュルレアリスムのマグリットが大量に存在。
ここはそれにとても強くて、デルヴォー、ヒエロニムス・ボスなどもあり、
狂喜。ちょっと個人的趣味入った。

■11位 アムステルダム美術館:アムステルダム:オランダ

天下のフェルメール。
数少なし天才。
その美術館。
てか、アムスはオシャレ。
さすが、かっとんでいる町。
ゴッホ美術館もあるし。展示も押さえ気味で美しい配置だった。
あとレンブラントの「夜警」は教科書で見ていたよりも
ずっと大きかった(この美術かんだったような気がするが、記憶が曖昧)。

■10位西洋美術館:ブダペスト:ハンガリー

広場の一角にそびえる美術館。
でかい吹き抜けが印象的。
エルグレコ、ルーベンス、ラファエルなどなど。
宗教画にも強し。
蛇足だけど現代美術館は
小さいけど、アバンギャルドでよかった。
映像駆使。
ちょうど、鳥がTVの中で延々と飛んでいる映像とテレビが
あって、それを、必死で見ている小さい女の子が印象的だった。
街中にあるのでアクセスも良い。

■9位 Neue Pinakothek(ノイエ・ピナコテーク):ミュンヘン:ドイツ

ゴッホ、ゴーギャン、ドラクロアなど(日記参照)
クリムトもいらっしゃいました。
確か、向かいにも巨大な対となる美術館があった記憶が。
現代美術館。
名前がこれまたイカス。ピナコテークですよ。
ベルリンのテクっている美術館も素敵だったけど、名前でこちらに一票。
 なぜか、ポップアートに強かったベルリン。ウォーホールが大量にあった。

■8位 Uffizi Gallery:フィレンツェ:イタリア

ボッティチェリの「ヴェーナスの誕生」をどうしても見たかった。
観光客多し。プリマベーラも素晴らしい。
イタリアでは、バチカン博物館が評価されることが多いが
アートは、やはりこちらが強い。
ウフィッツィと読む。

■7位 サンパウロ美術館:サンパウロ:ブラジル

数は少ないが質は高い。
ラファエロ、レンブランド、ヴァンダイク、ルーベンス
モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン
ロートレック、マチス、エルグレコ、ピカソなどなどそうそうたる顔ぶれ。
ちなみに一番感動したのは
ヒエロニムス。シュルレアリスムのぶっちぎりさきがけ。
ちょうど、その話を、アルゼンチンで再会した方にお話したら
共感して頂いた覚えがあり、印象深い美術館でもある。

■6位 プラド:マドリッド:スペイン

マドリッドのMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofiaも良い。
ヨーロッパ三大美術館だそうだ。
スペインでも、画家は多く生まれている。
エルグレコ(ギリシア人でスペイン移住だったっけ?)とか
ベラスケスとか。
国立ソフィア王妃芸術センターも素敵だが
プラドは、なんせ「ゲルニカ」があった。
最近、日本にきてたよね?