婚活をテーマにした小説。複数の登場人物から、この婚活で生じるメッセージを他面的に伝えている。
>ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です
>恵もまた、真実と同じで狭い世界の優越感を誇り、この世界を漂っている人なのだ
人は自分がいきている小さい世界で人と比べながら活きていて、それがまさに婚活でも作用する
特に昨今はソーシャルでシェアされるので、ますますその傾向が強くなっていってるんじゃないのかしら、なんて話を聞いたこともある。
>他の多くの男性たちと同じ。鈍感で、だからこそ、
男性はベース鈍感な生き物というのは、40年いきてきて、まぁ実感すること多し
辻村 深月さんの本は、冷たい校舎の時は止まるもツナグも好きなので、この作家さんとは相性が良いのだと理解した。