汝、星のごとく

移動時間があった。飛行機の時間。いつもだとビジネス書を読むのだけど、なんだか疲れていて。ゆえに小説を選んだ。
少し前に、何かでみかけて気になってkindleに入れていた小説。
「本屋大賞」の一冊のようで、本屋大賞は基本、外れがない。この時代に40万部突破はすごいな、と思う。

amazonのレビューが高すぎたのが逆に気になった。特に若いレビューコメントが目立つ。昔の携帯小説を思い返すような。
ともあれ、読み始める。冒頭から浮気を許容する夫婦という不思議な設定から始まる。
そして、情熱と冷静の間を思い返すような男女の視点で物語が進んでいく。20年という時を駆け足で。
空港から現地に向かう電車の中で読み終えた。まさに一気読みだった。中だるみのしないよくできた物語だった。
LINEやマッチングアプリなどの道具が、きちんとこの物語に活きていた。
そりゃ、ドラマチックな展開ばかりが起こったりするけれど、それってnetflixのドラマだってそうで。
私はこういうわかりやすい物語が好きだなと思い返した。久しぶりに一気に読まされた一冊でした。小説って良いなと思った。良い一冊でした。

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