「Amazon.co.jp: FRIENDSHIP(フレンドシップ) 友情のためにすることは体にも心にもいい eBook : マリサ・G・フランコ(Marisa G. Franco), 松丸 さとみ: 」を読んだ。僕的に今年のベスト一冊ではないか。
友情に関して書いた本だが、とても面白かった。コロナで、会社の出社や飲み会が減り、人とのつながりが少し減って、恋愛や結婚をする人も減って、人は友人が減っていく。若い世代の方が友人の数が少ないというデータが本書でも記されている。
ただ、同時に人は社会的な動物だから、人とのつながりは大事で。幸せに寄与するのも、人間関係の幸せがもっとも大きいとも言われている。
そう考えると、今後、いまの「恋人いない」「結婚しない」という問題と同じく「大切な友達がいない」「友達が欲しい」などが、同じくらいの問題になるのであろうと思われる。実際に、孤独は大きな病として、アメリカやイギリスは国の課題として対応している。いわゆる死に至る病は以前は絶望だったのが(cfキルケゴール)、いまは孤独だったのだ。
そんな友情の本。
>2013年に行われた、合計 17 万7653人を対象にした研究277件のメタ分析から、 友人のネットワークはここ 35 年間で、縮小の一途をたどっていることがわかりました。 2000年代を生きた人は、1980年代前半を生きた人と比べて、友達の数が平均で4人少ないのです
>ある研究では、友達と一緒に過ごす方が、恋愛の相手や自分の子どもと一緒に過ごすよりも大きな幸せにつながることがわかりました
自分の子供よりも。
> 彼らは、オムリが言うところの「シャベル友達」(午前2時に家に行き、遺体を埋めるのを手伝ってほしいと言うと、〝シャベルはどこ?〟と言ってくれる友達)をつくるのも得意です。
めちゃさえている表現や
>大人になってから友達をつくるには、自分から働きかける必要があります。 自ら行動を起こして
そうなんですよね。大人になってからは、恋愛と同じで友情も、かってにはできない。努力が必要
子供の時は学校が一緒で暇もあったし、かってにできたけれど。
>友達づくりは運によると考えていた人は5年後、前より孤独になっていた一方で、友達づくりには努力が必要だと考えていた人は、そこまで孤独ではありませんでした(*114)。 理由は何だったのでしょうか? 努力が必要だと考える人は、友達や家族に会いに行ったり教会に行ったりなど社会的な活動を多くする傾向にありました。 そしてこうした社会的な活動に関わることで、友達ができたのです。
>あいさつなどのちょっとした行動は、人生にそこまで大きく影響しないと人は思うものです。でも、実際はするのです。 たった1回のあいさつが、孤独でいるか、親友を見つけるかの違いをつくる可能性もあります。
面白い。一時期、会社で、怖そうと言われたことがあってから、できる限り、顔は笑顔でいるように努力している
> この研究が示唆しているのは、自分は拒絶されるだろうと決めつけるとき、それが「自己成就予言」になるということです。 自分自身が相手を拒絶する人となり(敵対的になる、距離を取る、嫉妬する)、そのせいで、恐れていたとおり拒絶される状況をつくるのです。
自分が警戒すると、その関係性にも、それが反映されるという話。
ゲーム理論的な話やな
>まず学生らには、調査対象となる人と初めて会ったときに、相手と友達になれる可能性はどのくらいだと思うか、予測してもらいました。スナフランクらによると、このときの評価によって、9週間後に実際に友達になったか否かがわかりました(*130)。 言い換えれば、この人と仲よくなれるかも、という直感は当たるのです。
>そして近接性がうまく作用する最後の理由は、人は多く接触して親しみを感じるようになった相手を好きになるからです。心理学の世界ではこれを「単純接触効果」と呼んでいます。単純にその人と何度も接触することで、その人を好きになるからです。
1回あっただけの人と2回目あった人との親近感の差ははんぱない。これって、なんか特殊なレーダーが体に入ってるやないかと思うほど気持ちが違う。
>、「洞察と質問」という手法を使えば、知らない人に自分から話しかけられるようになります。 やりかたは、自分の意見や感じたことを述べ、続けて質問をするだけです(*136)。 「読書クラブの課題図書で読んだ本、主人公が最高だなと思ったんだけど、あなたはどう思った?」とか、「この飲み物、甘くておいしい。そのドリンクはどう?」
知らない人と会話するためのテクニック。質問するだけではなく、自分の意見を述べてからというのが味噌
>参加者は、自分がそのようなもろい状態でいる場合、人から弱いとか、さらには不快だとか思われるだろうと想像しました。しかし、 自分以外の誰かがこのような状態でいるところを想像した場合は、相手のもろさはむしろ好ましいとかよいことだと考え、前向きに受けとめたのでした
弱さが関係性構築のプラスになるってええ話
>親密な質問を通じてお互いにもろさを見せた学生たちは、たわいもない会話をした学生たちと比べ、相手に親近感を抱いたと報告しました。 さらには、もろさを味わった学生は、一般の学生の 30 パーセントが誰かしらに対して抱く親近感よりも、もっと強い親近感を自分の実験パートナーに抱いたのです(*152)。
自己開示が重要という話
>結果は、高レベルの親密度で話を打ち明けてきた人の好感度は一番低く、不安そうだとか、精神的にバランスが取れていないと受け取られました。 中レベルで打ち明けた人がもっとも好かれました(*157)。 過度に自分のことを打ち明けてしまわないよう、 自分について話すときはその動機は何かを考え、「なぜこの話をするのか?」と自問する必要があります。 自分についてどこまで話すかは、そこにない安心感を埋め合わせるためではなく、実際の安心感を反映したものであるべきです。 他人のもろさを避ける人もいる また、もろさを正しく表現をしたとしても、もろくいることが批判されるときも確かにあります。
中くらいの悩みが一番大事。
>愛情を表現しないと、友情そのものを失う恐れがあります。 愛情とは、つながりと親密さを育むとてつもなく大きな力である