月別アーカイブ: 2015年8月

株価大暴落時時におけるサラリーマンの素人資産運用デイズ〜2015晩夏〜

先週あたりから株が大暴落した。日本にかぎらず世界中にて。

たとえば以下。

»米国株 ダウ続落し588ドル安、1年半ぶり安値 下げ幅は一時1000ドル超に拡大 :日本経済新聞

»日経平均、2年3カ月ぶり下げ幅 日中の値幅は1カ月半ぶり大きさ :日本経済新聞

これによって、当方の株をえらいダメージを受けた。せっかくなので、この期間の日々を日記的に共有しようかと。

# 前提

## 株運用
– 基本は株は買ったら放置の長期保有。ベースはファンダメンタルだが、業界や経営陣を重視するタイプ
– 株価を見るのは、最近は週に1回も見ない。月に1回くらい。以前は朝、昼、夜と見てたけど、最近は放置
– サラリーマントレーダーなので、朝と昼くらいしか売り買いはできない
– 基本はロング。売りはあまりしない

## 知識
– 素人プラスアルファ程度
– 初めて株を買ったのは20歳の時なので、やらない期間も含めると株を買ってから15年は経っている

## 運用成績
– 銀行に預けるよりはプラス。アルバイト程度
– 日本株、米国株、為替の3種

kabu

↑長期保有なので、プラスもマイナスも幅が広い

# 出来事
– 先週くらいに、株価が下がったというニュースをニュースアプリで見る
– しかし、多少の下げ幅だったら放置。しかし2日くらい続いたので、対策を考える
– 僕は、細かく広く買ってるので、いちいち手放すのがめんどくさい(再度、買わないといけないので)
– ゆえに、インデックス系を売りにかける(要は、下がるというのを見越して「安くなったら得する」という売買をする)。買いで持ってる総額の70%くらい
– しばらく放置
– この場合リバウンドをすると損するわけだが「暴落するかも」という恐怖を持っていると仕事にも影響が出るので、さっさと損を確定させて、気持ちを落ち着かせる方向に進める。精神衛生上、株価を気にするのはよくない
– この間もマイナスは溜まっていくけど、放置。最大、どれくらい損するかを試算して「最大でもなんとかなる」というイメージを持ったら、あとは腹をくくる(たとえば数年前の東北関東大震災で1割くらい、日本のバブル崩壊時で7から8割くらい?、リーマンで6割くらい?)
– とはいえブルー。自分が愛用するカバンが数十個かえるくらいの損失を見るのはブルー。しかし、結論としてあまり気にしてもしょうがないので、「そういうものだ」と割り切る。なお、株を運用している以上、実際「こういう損はする」というのは織り込んで運用しないと生きていけない。前提として、全資産における株以外へのポートフォリオ分散も必須
– ニュースアプリで「底をうった」タイミングだけ見計らう。プロは、「このあたりでリバウンドするのでは」というタイミングで差し込むが、リーマントレーダーはそんなタイミングも知識もないので、底を売って、リバウンドしてから入るで良いと考える
– 株価が上昇したタイミングにニュースアプリレベルの経済ニュースをざっと目を通す。今回でいえば「売られすぎ」という声が多いという記事をいくつかみて、感触をつかむ
– そして、ここだと思えば、いくらか買い直す。売りのインデックスも減らす(それでも二番底があるので5割くらいは引き続き売りで持つ)。買うのも、「買いまくる」ではなく「長期で持っておきたいけど、さすがに売られすぎているだろう」というのを、適度に買う
– これで二番底のリスクはあるけど、それが5割以下だと思えば、腹をくくって買う。でないと、損しか残らない。
– なお、このあたりは「リバウンドしたと思ったら大きく下がった」「下がったと思ったら上がった」のような不規則な動きは数日続く。それにいちいち気にしていたら精神が持たないので、買い直したら、あとは我慢の子。自分を信じる。このあたりはすぐに反応していると往復ビンタを食らう(高値で買って、安値で売ってしまう)。以下参考

»1000円上がって1000円落ちた日経平均株価、たくさんのお金がつまった富士山描く : 市況かぶ全力2階建

– 半年〜1年くらいのスパンで考えて「あがるだろう」と信じて買う
– 今回はこれが正解して、だいぶ安く良い株を変えた。とはいえ、これから下がるかもだけど、1年スパンで考えれば、まぁいいんじゃないかと
– あとは、円も大幅な円高になっているので、これもさらっと買う。これは、FXを利用。ただしリバは10倍程度。為替は、一時期それなりにはまっていたので、多少は勉強したけど、結果、よくわからなかったので、大きなトレンドを信じてチャートを見ながら買う。一番大きな方針としては「日本と米国で大きな前提が変わってないのに、こんなに円高になるのはおかしい」という雑な思い。なおチャートといってもテクニカルのいうチャートではなく数ヶ月単位のチャートをみて、「さすがにこれは戻すだろう」という雑な印象で買う。
– なお、為替も株以上に上下するので、一旦買ったらあとはもう見ない。FXではけっこう損したので、その経験を活かして「短期のチャートを見ない」という悟りを得ました
– これも1.5円分くらいはプラスで少し損失をカバー
– ただ週をまたぐとまた何が起きるかわからないので、週末にかけてポジションは軽くする
– 今に至る

## 使った時間
– 上記に使った時間はトータル2時間くらい。通勤時間とランチ時間が主

## 損益

– この2週間では、最大時で20%くらいマイナスだったかも。いまは▲5%くらい。それでも損は残ってますが、まぁ1年のトータルで頑張りたい

20年ぶりの同窓会に参加して思ったこと

先日、中学校の同窓会があった。小さいものは今までも開催されていたのかもしれないが、東京に住む私としては20年ぶりの初めての同窓会。

幹事が獅子奮迅の活躍で100人以上の参加者を集めてくれた。先生も10人以上参加し、壮大な同窓会となった。なぜかテレビ局まで入っていた。4次会だか5次会だかの14時間コースだった。

そこで思ったこと

  • 一時期、一緒の時間を過ごした人は、それからどれだけ間が開いても、すぐに距離は縮む
  • 参加できない人用にプライベートUst配信してた。幹事すごい
  • 特定の同窓会用SNSを事前に利用して、空気を温めていた。幹事すごい
  • 今はFacebookがあるので、同窓会後のキャッチアップが容易
  • 飲み会のコールが地元の祭りの掛け声で笑った
  • 当時の合唱んコンクールで歌った歌を歌った。指揮は当時の音楽の先生。ハーモニーに感動した

一般的に「思い出話をする人間は老いている」という言説がある。その含意としては、「人間は過去の話をするようになったら、過去の栄光にすがっているということで、未来はない」というような趣旨だ。

それは一理あるにせよ、それを逆説的に考えれば、「思い出話」というのは、非常に贅沢なものだということもわかる。つまり、この「思い出話」とは、思い出話自体は何も価値を生まず懐古主義でしかない。だからこそ、それは尊い。そして、思い出を共有した人としか話できないという点でも希少性が高い。

ちょうど、誰かの本で「思い出話は贅沢だ」という文脈を見かけた記憶があるが、すなわちはこのような意味合いを含むのだろう。そういう観点で、この同窓会の思い出話を肴にお酒を飲むという行為は、何事にも代えがたく貴重である