昔、日本では太っている方が高貴とされた。お金持ちしかたくさんご飯を食べれなかったからだ。
しかし、飽食の時代になり、逆に太っていると、自分のコントロールができないとされて、痩せている方が尊いとされる時代になった。
モノもそうだ。バブルのころはいい車、いい家、いいモノを持っているものが尊ばれた。しかし、昨今は、サステイナビリティのトレンドやミニマリズムのトレンドもあり、モノを持ってることが尊いとは思われない。
そして、このトレンドは、インターネットにもあるかもしれない。
2000年のころは、SNSがトレンドで、「なぜしていないの」という時代だった。しかし、昨今は、誰しもがtwitterに、tiktokにinstagramをしている。もう飽和の飽和。おなかいっぱい。
そういう時代では、SNSをしない方が、もしかしたらcoolなのかもしれない。以前、テレビが市民の時間を奪うというような言説があったが、昨今はSNSが人々の時間を奪う。すなわち、人の時間を生産的ではなく浪費させる、というような当てはめも可能かもしれない。
つまり、SNSは人の生産性をさげ、ひいては国力をさげ、さらには、人類の進化を遅くする。
むかしはゲームや漫画が悪とされていたが、今後は、SNSが悪とされる時代になってきている。ちな、これに関しては以下の本が面白かった
ということで、昔は私も、SNSの本などを書いていた人間としては、隔世の感があるが、昨今は、SNSをいかに控えるかに苦心している。ブラウザのアドオンでブロックしてみたり、通知をきったり。
いままでは、mixiから、twitter 、instagram、tiktokというSNSの流れがあった。そういうはやり廃りがあった。ただ、これからは、「インターネットを使わない」というトレンドがくるかもしれない。
そうなった時に、求められるビジネスは今までのものとは少し異なるものかもしれない。デジタルデトックスの事業や、それこそ趣味の事業とか、そんなこんな。