村上春樹さんの夏帆を読んだ

村上春樹さんの夏帆を読んだ。
村上春樹さん好きとしては、新刊はとりあえず読む風習がある。

夏帆―The Tale of KAHO―

「いままで描かれなかった母と娘の物語」が一つの論評の切り口のようですが、私としては普通にストーリーを楽しんだ。

しかし、村上春樹作品でよくみる設定が多く既視感は否めない
・人格が変わる(1984とか
・変な生き物がしゃべりかけてくる(カフカとか

ただ、そこは大先生。飽きさせない文章と気になる構成で、一気に読ませてくる
特に冒頭の以下のような開始にはぐっと引きずり込まれる。ルッキズムばりばりのこんな表現を冒頭にいれるドキドキさというメタな感情も相まって。

>正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」 26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。

今回も相変わらず井戸がでてきて、先生は井戸が好き。
そして、その人の潜在意識における自分の別の課題(孤独や暴力性や親からの束縛)を乗り越えていくというテーマは今回も当てはめられるでしょう。

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