断食道場に行ってきました
やすらぎの里。養生館の一週間コース
きっかけは、知り合いが、「めちゃ良かった。頭もさえるし、身体も軽い」とツイートされていて、仕事や日常のパフォーマンスあがるならいいな、と思い申し込み。
なお結構うまってるので、3ヶ月くらい前に申し込み(予定変更は一週間前とかだったかな?なら無料で可能。実際、出社する予定が入って当初のスケジュールからは一度変更)
1日目:
朝から何も食べてはいけない。朝、ご飯を食べないと目が覚めない人間としてはそれがつらい。
秋の花粉症とダブルで死にそうになりながら、友人と合流し品川駅へ。品川からは踊り子で一本でいけるので、おすすめ。
到着して部屋に入る。二階の個室ですが、十分に広く快適。太陽の日差しが好きだったので、それが入る部屋にしたのですが、明るすぎるかも。206が良さそうな印象
簡単な面談後は自由時間で、仕事。ネットワークが気がかりだったのですが、部屋専用のIDも用意してくれて快適。40Mbpsくらいでてたので、zoomだとほぼ支障なし。
この時点で朝も昼も食べてないので、空腹。
待望の夜ご飯だが、具のない味噌汁。具のなさに衝撃ですが、具がない具を食べているという抽象化して乗り切る。
お腹すいた感が強い
なお、同じく断食コースに参加されているのは10人数人。男性は我々2人ともう1人の方の3人。他はほぼ女性でした。平均年齢は50〜60歳くらいでしょうか。一番若い方で40歳くらい?
ただ、こういうところに参加されるくらいなので、皆さん、元気な方の印象でした。
なお就寝は22時。早いですが、慣れると寝れます。ただ、みなさんは早起きしてましたが、私は身体が壊れているのか、ひたすら眠く最終日まで8時間か9時間くらいは寝ていた気がします。
2日目
朝がつらい。毎朝、食べ物を入れて目ざめていたので、それができないので、朝が起きれない。
起きた後は、ひたすら仕事。
お腹すく。日替わりのお茶をだしてくれている。小豆茶が美味しかった記憶。あと部屋には、無限に飲めるハブ茶があって、これも美味しい。
糖分が足りなくて頭痛になることがあるらしく、その対策で、生姜湯を1日3杯飲める。これは、空腹で死にそうな時の味方でした。朝は、これでなんとか乗り切ったし、逆に言うならば、これを飲まないと動けなかった。
あと、梅干しも1日1個OK。塩分補給かな。これも美味しかった。梅干しがこんなに人の命を救うなんて思ってなかった。なお、梅干しをつけた水の梅酢というものもあります。これも酸っぱくて美味しい。
昼はニンジンジュース。
夜は、豆乳味噌汁。これは、美味しかった記憶がある
しかし、人がスプーンでゆっくり食べているところ、私は一気の飲み干してしまう。性格でちゃうな〜。
なお食事は2回。10時と18時かな。そういうサイクルも斬新でした。
このあたりで、食べる瞑想というレッスンに参加。
いちじく、レーズンなどをゆっくり食べるというレッスン。見て、匂いを書いて、そして、咀嚼して音を聞く。ひとつぶ5分くらいかけて食べます。
普段レーズンなんて一口でしかも複数一気に食べることを考えると、それとは真逆の食べ方です。ただ、新しい発見がいろいろあって楽しかったです。いちじくの歯ごたえってよく考えたら最高やん、とか。噛むと唾液ってこんなに出るのね、とか。レッスンは2個くらいしか参加しませんでしたが、これが一番価値があったかも。
あと好転反応といわれる反作用がでてきます。だるけ、頭痛、吐き気など。私は、頭痛とだるさでした。頭痛はバファリンで回復しましたが、だるけはなかなか回復せず。
3日目
昼はグリーンスムージー
この日は、朝の散歩にも同行。
散歩やヨガなど、いろいろなアクティビティが用意されているが、参加は自由。私は仕事優先で、ほぼ参加せず。
夜は何だったか覚えてませんが、液体。
3日間、固形物0という体験は人生初めてでしたが、いがいといきていけるなという印象。
2日目くらいからは、空腹がありましたが、3日目からはあまり感じず。身体のエンジンが切り替わったのだと思われる。
3日目くらいからは、「ああ、いけるやん」という感じになり、空腹は対処できるのですが、身体のだるけはピークで階段を歩くのにも苦労してました。筋肉が落ちてないか心配ですが、それだけが懸念。
あと空腹はないのですが「食べる快楽」自体は覚えているので、それは懐かしくなりました。こないだBBQで食べた肉のうまさを思い出し「なんでもっとあの肉を味わっておかなかったんだ」と思ったり「よく考えたらあの肉はまじ美味しかったなぁ」と思い返したり。
翌週の食事の予定があったので、食べログを調べていたのですが、お腹が空いてくるんので、閉じたりはしていました。
友人はコンビニにいって何も買わない修行というのをやってました笑
安眠ヨガというヨガに参加。「あ、ストレッチって気持ち良いな」という印象。昔はストレッチは好きじゃなかったのですが、この年になると身体が硬くなるゆえか、こういうストレッチ系って気持ちよさを感じますね。身体が固まっているこりをほぐす的な。村上春樹の好きなセリフでそんなのあったな。違う?
4日目
今日から回復食で固形物が食べれます。最高
昼は大根が入った汁物がでました。大根は柔らかいものの、固形物が出ただけで感激です。いままでの私だと一口で食べていましたが、じっくり味わって噛んで食べます。具の入った味噌汁一杯で満足するとは、今までの食事量を考えると不思議な体験です。
夜は、予定があったので、東京に戻る。ちょうどサフィールというのがあったので、のったのですが全席グリーンらしく9000円。高!ただ、あっというまにつきました。
夜は自分で用意しないといけないのですが、宿の人にきいたら「野菜ジュースかバナナ、おかゆ」とのことだったのでコンビニでおかゆをかってかえります
ただ「あ、タンパク質とろう」と思いつき、プロテインを摂取。それだけで満足してその夜は眠りました。
5日目
昼から、会社の歓迎会ランチがあり、焼き肉屋へ。みなが焼き肉を食べている中、私はナムルだけという修行をしてきました。
ただこの頃にもなるとエンジンが切り替わっているので、さほど気になりませんでした。ただ水はがぶがぶ飲む
焼き肉なので、断食しているのばれないかなと思いましたが、ひとりひとさらなので余裕でばれてしまいました
その後、踊り子に乗る予定が品川で窓口が混んでいて逃しちゃいました。ICカードがあれば、券売機でかえるのですが、携帯スイカなので、券売機でかえる。アプリでかおうとするんのですが、えきねっとアプリがワークせず。
しょうがないので、えきねっとwebにして購入したものの、受け取りのQRコードが券売機でワークせず。正解は、「予約EXと書いている受け取り券売機でQRコードを使う」が正しいそうです。難易度高い!
しょうがないので、熱海までは新幹線で、そこから各駅で。各駅で遅いだけでなく、各駅でとまるので、けっこう時間がかかります。
夜はだいぶ豪華になりました。おにぎりまででました。
はつの炭水化物。これはテンションがあがりました。ここまでくると、大分、気分も良いです。空腹のつらさから逃れ、身体も軽くなり。
豆腐もなにもつけずに食べる豆腐でもここまで美味しいものがあるのだね、という印象。
6日目
今日は土曜日なので、仕事がないので、朝のトレイルウォークにも参加します。
40分くらい歩いて、吊り橋まで見に行きました。身体が重いのでつらい。ただ、身体を動かさないと、筋肉がなまるのではという懸念があり頑張ります。
それから、かえってきて朝風呂。ここの屋上の風呂とサウナが最高です。朝風呂最高。ひのきの匂いを書いているだけで癒やされます。
身体のだるさを除くと、だいぶ体調が良い印象です。
頭も、シャープですし、お腹も空かないですし。
体重も4キロも減っていました。ただ、これは水分や食べ物が身体に入っていないから痩せた可能性もあるだろうな、と思いました。固形物をほぼ食べていなかったので、身体の中身は空っぽです。
土曜日なので、少し気持ちもゆっったりして、緑のまぶしいテラスでベンチにかけていろいろ考えたりします。森林浴っていいですよね。目に緑、鳥の音、緑の匂い、風がふいて。味覚以外の全部の感覚を刺激してくれて、心地よいな〜という時間でした
思わず、将来のこととかもぼーっと考えたり、あるいは、過去のことをぼーっと思い返したり。
リトリート施設といわれるのもわかる気がします。身体をリラックスすると頭もリラックスするのはほんとやな、という印象まであります。良い気づきなどもありました。
ただ、仕事をしていたのは私と友人くらいで他の方は、転職の合間できたり、リタイヤ組だったり。本当はしごともせずゆっくりできた方が良いのだろうという印象も受けました。
昼はうどんとか。普段だと「少ない」という印象の量でも、断食明けで、よく噛みながら食べると「多い!いつまでたってもたべおわらん」というテンション。ただ、ボリュームもでてきて嬉しい。オレンジの甘みも感激。なんと、七味唐辛子まで。ただ、せっかくなので素材の味を楽しもうとそれは付けずに。
6日目ともなると、同じく断食している人とも話をする仲に。同じく海外の仕事をしている方がいて(57歳ですが)、仕事の話など。
なお、オプションの1時間マッサージなども頼むこともできます。非常に熱心にしてくださって、とても良かった。
スポーツマッサージの方にしてもらったのですが、的確なアドバイス(右の前肩が前に入りすぎ)などをいただき、姿勢をちゃんとせなあかんなと改めて。
6日目の夜はフルコース。とても美味。
最後のサウナに入って整います。
7日目
荷物をまとめて配送依頼。これで身軽にかえることができます。なお、事前に送ることも可能なので、その方が身軽ではないかと。
8時30分から朝食。かなりのボリューム。昼に外でご飯を食べたかったのでご飯を残す。おからパンは持ち帰り可能。
野菜を売りに来てくださって、みなさん購入。メンバーの人がシャインマスカットをかって売ってくれていました。シャインマスカット美味しいな〜。秋の味覚のシーズンにこれたのも良かった
帰りに回転寿司を食べて帰って、魚を満喫。コーヒーも美味しい〜。
仕事もはかどったし、心身も整ったし、かなり良い体験でした
気づき
- ほんとに食事って大事なんだなという気づき(今更ですが)。特に素材ママの価値を体感。一度、断食で味覚がリセットされるので素材の味を楽しむということができた。普段だと、調味料とか刺激物食べてるので、この薄味の価値が気づきにくいのだよなと。いまなら井雪の価値をさらにわかるきがする。あと焼き鳥のタレと塩でタレ派だったのですが、いまなら塩の価値もわかる。美味しいお肉は塩で食べたい
- 断食って意外とできる。3日間、食べなくても平気ってという体験は衝撃的。身体のエンジンが切り替わった感ある
- 場所も大事。この断食を家でできたかでいうとやはりできなかった気がします。この少し家から離れた環境とサポート体制、そしてメンバーがいたからな気が。あと温泉とサウナが気持ち良く、空腹を紛らわせてくれました
- 断食ぬきで、一週間、緑の中でワーケーションできたのも良かった。いろいろ頭をリフレッシュする機会になりました
終わり。