思い出の効用

いつもどおり、録画したビデオを見ながら、ストレッチをしていた

その時、みていたのはゴッドタンだった。

そこで、使われているBGMは、鉄腕ミラクルベイビーズのTalk showだった

ご存知の方はご存知かと思うが、かの名番組「ねるとん紅鯨団」のオープニング曲だ。

これを聞くと、なんというかバブルの匂いを思い出す。もちろん小学生だった自分にとっては後付の記憶でしかないのだけれど、とはいえ、何かしら青春の思い出とともに、この曲は何かしら心をぐっと突っつく曲で。

思い返せばフジテレビの最終面接で「好きなテレビ番組は?」と聞かれ「ねるとんです」と答えたのは、結構、本心だったのかもしれない。

先日、友人と話をしている時に「懐かしいものを言い合うゲーム」をした。自分では忘れていた古い思い出がいろいろでてきた。

一般的に「昔は良かった」という過去を名残惜しむ話をするようになったら、その人の成長は止まっている、終わりだ、という話を聞く。このあいだまでは「そうかもな」とは思っていた

同窓会とかで、昔の思い出ばかりを話している隣のテーブルなどの会話を耳にすると「今はどうなんだ」と楯突いていたり。

しかし、「過去を懐かしむのは最高の贅沢である」という誰かの名言(山田詠美だった?忘れた)にもある通り、懐かしむのは、贅沢なのである

綺麗な海にいったり、唯一無二のホテルにとまったり、美味しい料理を食べるというのと並列に「思い出を遊ぶ」という贅沢はある。

それは、同じ空間を味わった人同士しか楽しめない遊びであり、同時に、その思い出から今までの時間の長さを感じるとともに、愛でるという思い出である。自分がどれだけそこから歩いてきたか、ということをさりげに矜持とともにもてあそぶ遊びである

そういう意味で、美味しいお酒と懐かしい思い出は、贅沢という観点では、合う組み合わせなんではないかと思う

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