未分類」カテゴリーアーカイブ

歌われるとうれしい曲

前、何人かでいったカラオケで大阪ラバーを聞いて、ふと過去を思い出し「カラオケで聞くと良き」曲をメモ。

  • Precious Memories:Globe
  • 大阪ラバー:ドリカム
  • ラッキープール:JUDY AND MARY
  • to U:Salyu
  • 花咲く旅路:原 由子
  • やさしさに包まれたなら:荒井由実
  • ここでキスして:椎名林檎
  • Sk8er Boi:Avril Lavigne
  • Hello, Again 〜昔からある場所〜:MY LITTLE LOVER
  • 糸:中島みゆき
  • あいのうた:Chara
  • 人魚:NOKKO
  • 強く儚い者たち:Cocco
  • 東京は夜の7時:ピチカートファイブ
  • さくらんぼ:大塚愛
  • Bitch:Meredith Brooks
  • セーラー服を脱がさないで

全般的に懐メロやなー

人文学の価値

以下の記事がとても興味深かった。

»人文学は何の役に立つのか? – 道徳的動物日記

人文学や哲学が、果たして何のために役に立つのか、という分析。

確かに、昨今では実学に即した学問が人気である(特に理系)。その中で、人文系の価値を再検討しようとするもの。

クリストフ氏の分析によると

文学を読む習慣が普及したことは人々を道徳的にさせた

最近の心理学実験においても、フィクション作品を読むことが人々の他者に対する共感を強くさせる、ということが示されている。

ということが指摘されている。つまり、人としての素養を充足するものとしての文学/哲学である

※もっとも文学研究者はその価値を中級知識人的として認めたがらない。

※ただ、気になる点としては上記は、「文学の価値」であり「人文学の価値」とは必ずしも直結しない可能性があるが。

また、レベッカ・ゴールドスティン氏は

「科学は私たちにとって最良の答えだ、だがそれを証明するためには哲学的な議論が必要だ」

と表現をしている。

価値の意味付けとしての哲学である。

なお、この「物事の意味付け」に関して、最近思ったことがあります。

個人的に「人のあらゆる活動は人類を前進させるためにあるべきだ」というスタンスに立っているのですが。

最近、読んだ以下の記事で、宮崎駿さんのスタンスが紹介されていました。

»坂元裕二『カルテット』9話 – 青春ゾンビ

子どもたちに「この世は生きるに値するんだ」ということを伝えるのが自分たちの仕事の根幹になければならないと思ってきました

つまり、これは「世の中はAs is(あるがまま)」であることが価値があるというスタンスとも読めます。

そして、私の見立ては「世の中は to be(あるべき形)」を目指す必要があるというスタンスでした。

で、宮崎駿氏の意見を尊重するわけではないのですが、たしかに、そのスタンスもスタンスであるよなぁ、とふと思い。

そんなことをつらつら考える日々です。人文学好き的な日々です。

書籍に眠る黄金を探せ(塩麹の浅利妙峰さんのエピソードより)

録画していたカンブリア宮殿をみていたら「塩麹の会」があった。「ほー」と思うことがあったのでメモ。

»カンブリア宮殿【"飲む点滴"甘酒・塩こうじブームの生みの親&感動ニット】 | 読むテレ東:テレビ東京

主役は、塩麹ブームの火付け役、大分県の老舗麹屋「糀屋本店」の浅利妙峰。女社長。

この老舗は麹(こうじ)を売る店だったのだが、塩麹がうまれる前は、経営がかなり悪化していた。麹が売れなくなっていたのだ。しかし、次男が店を継ぐという。そこで、女社長は、「このまま渡せない」と起死回生の発明を探していた。

そのアイデアの元としたのは過去のあらゆる書籍だった。「何かいいアイデアはないか」と探す。その中で、本朝食鑑という書籍に塩麹に関する一行を発見。それで「塩麹だ!」と思い、そこから、塩麹を開発していった。

しかし、その本には当然、配分量も書かれていない。塩と水と麹の配分量がわからない。そこで半年以上、彼女は配分を試してやっと黄金比率を見つけた。さらに、彼女はその塩麹で商標はとらなかったため、大手が塩麹に参入し、大きな市場ができた。

ただし、彼女は、塩麹を発見した2006年からエビデンスを残すためにブログを始めていたので、元祖塩麹としてのポジションを確立し、多くの書籍を出すにいたった。

概略はこうである。しかし、色々すごい。

まず、「本朝食鑑」は江戸時代の文献で発行は1976年である。そんな書籍を探すのもすごい。さらにそこに書かれていた「塩麹」の2文字からここまで持ってきたのもすごい(蛇足だが、キングダムでも王騎か壁かは史記に記載されていた1行の文章から想像を膨らませて書いたという話もすごい)。

そして自分で黄金比率まで見つけ出す。これって、もはやbitcoinの採掘作業にも似た宝探しですよ。徳川埋蔵金をGoogle mapで見つけるような。すごい、夢がある。

商標登録しなかったのはお金があまり当時はなかったことも関係しているとのことだけど、それでも、戦略的にオープンにし、とはいえビジネス観点でブログでエビデンスも残した(60歳以上の方が2006年にブログを書くってまぁまぁすごくないですか?)

本朝食鑑での表現は具体的には、以下のようなものだったらしい。

塩麹漬は黒漬ともいわれる

古文書からオーパーツみたいなものですよ。面白いなー。

ドラマ「カルテット」が面白い

TBSのドラマ、「カルテット」が面白い。火曜日の22時ということで、「逃げるは恥だが」の後の枠。

»火曜ドラマ『カルテット』|TBSテレビ

今クールは特にドラマを見てなかったのだけれど、以下の要因で見ることに

で、たまたまHDDを見たら、1話から撮っていたので、ざざっと2話まで視聴終了(CMスキップの早送りだと1時間もかからない)。

刺さった点は以下

  • 気になるストーリー(全員嘘つき)
  • セリフが洒落てる(西尾維新の小説に出てくる陣内を彷彿させる狂言回し)
  • わかりにくいストーリー(なんか色々複雑)
  • 1つの家の中で繰り広げられる舞台って、個人的に好きな設定(例:岡嶋二人さんの「クラインの壺」)
  • 満島ひかり、高橋一生が良い

ということでおすすめでした。

2016年、買ってよかった家電製品

Fireタブレット

Fire タブレット 8GB、ブラック
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いままで読書はKindleのPaperwhiteでした。しかし、このEインクのページ切り替えのレスポンスが遅い!(端末の問題もあるのかもですが)。

それが許せずに、Fireを購入。また、FireではSDカードに書籍を保存ができることになったのも大きい。Kindle paperwhiteだとどうしても容量があるので、小説はともかく、雑誌や漫画を入れると容量オーバーになることがあった。

コミック一冊が100Mだとすると、10冊入れると1G。従来のPaperwhiteは4G(漫画モデルは32G)なので、40冊程度しか入れれなかった。

しかし、SDがカードを使えば64Gに。すると、640冊。これくらい容量あれば、ジョジョ、東京グール、少女ファイト、野望の王国、キングダム、今日から俺はあたりを全部ぶっこんでもまだ余裕があります。

これはうれしい。そのため、
・普段はFireで
・旅行では、Paper whiteで(バッテリーのもちが長いし軽いので)
という使い分けに。

雑誌だけは厳しいので、どっかで雑誌用のタブレットがあるといいけど、それだけのために買うのもと思い躊躇中。

なおSDカードは、「SanDisk/サンディスク Extreme Pro UHS-I(U3)対応 microSDカード 64GB 」。やはりサンディスク。

加湿器「PRESSE」

使ってた加湿器が壊れたので、買い直し。超音波のよさはわかりませんが、大容量なのが良い。あと黒というデザイン。

掃除機「サンワダイレクト ハンディクリーナー 」

使ってたハンディクリーナーが壊れたので買い替え(なお、ベースはルンバで、細かいのはハンディクリーナーという使い分け)。

黒のデザイン縛りだと意外と選択肢がなかったのですが、これはバッテリーも長く、見ためも良いので、良いです。

外付けCDプレーヤー「BESTRUNNER 」

自宅のPCはmacbook airなのですが、CDを取り込めず困っていました。ということで外付けで解決。快適〜。

Goプロ「HERO4 Session」

【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO4 Session CHDHS-101-JP
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GOプロは、アクティビティ好きの家庭であれば、一家に一台でしょうね。

シュノーケリングに、遊園地に、自転車に、プールに、ランニングに、といろんなアクティビティをログってくれます。

このHero4 sessionは、史上最小/最軽量の通り、とても小さなカメラ。74gです。これで動画/写真対応、デュアルマイク、内蔵Wi-Fi対応と本気仕様。なお、防水は10メートルなので、深いダイビングはNG。

操作は激簡でボタン1つのみ。押すと撮影開始。品質も想像以上の美しさ。最初、驚いたほどです。

マウントはチェストマウントハーネスを一番使ってます。

逃げるは恥だが役に立つの感想(ネタバレあり)

この本の原作は昔読んだことがあるのだが(2巻くらいまで)、このドラマが始まった頃に友人より

結婚しない君は見た方が良い

というアドバイスを受け(実際はもっとやわらかい表現でしたが)、ドラマを見たら、まぁ他の皆様と同じようにハマった。

これって、脚本が素晴らしくよくできているので、見てる人によってはまるポイントが全然違うという素晴らしさがある。物語が多次元化されている。

たとえば「LGBT」「結婚」「シングルマザー」「未婚」「リストラ」「主婦の価値」などなど。しかもどれも時流にあったもので、ほんとにため息が出るほど。脚本の野木さんすごい。きっと見返すとさらにいろいろな発見があるのだろう。

Web上でも様々な解説があがっており、たとえば以下などは「なるほどなー」と。

»野木亜紀子『逃げるは恥だが役に立つ』最終話 – 青春ゾンビ

»星野源『逃げるは恥だが役に立つ』第7話ラストの意味を語る

»結局皆、お見合い結婚に憧れている。

ということで、私も興奮した1人として、誰かに思いを共有したく、個人的に刺さった点を記載。
(録画していたのを週末のさっき見たのだ)

罪悪感の肩代わり

主人公たちが契約夫婦であることを従兄弟の人に隠している。しかしバレそうになって「もういっちゃおうか」とガッキーがいった時に星野源が行ったセリフ。

ゆりさんに罪悪感を肩代わりさせるということです

これってあるよねー、と。

自分が告白すると自分は気が楽になるけど、その分、相手にその重さを負担させることになるのよね、と。

それって恋愛だけに限らずプライベートや仕事でもあってなかなか深いお言葉だなぁ、と。「罪悪感の肩代わり」っていう表現がいいよね。

電話を取る間

最終話か最終話のいっこ前か忘れたけど、竹野内豊みたいな人と石田ゆり子がいて。そのシーンの背景としては、2人は好き同士だけど、石田ゆり子は「年齢が離れているので、はまっちゃだめだ」と距離をおいているシーン。

そこで竹野内豊が電話をかける。石田ゆり子は、その電話の着信を5回くらい待って、取る。

この5回くらい(回数忘れたけど)、というのが非常にリアルで。ようは、これは数回のコールだと、だめ。意思決定ができないから取れない。しかし、なり続けるのも違う(取らないということだから)。

電話って、要は「鳴っているこの瞬間にとるかどうかを迫られる」という意思決定を迫る道具で。そこがLINEと違う。

ただ、このシーンではその電話の暴力が非常に活きている。ここでは、LINEだったらきっと無視していたやりとりを電話ではとってしまう。すると物語が進む。

人生って時にこういうシーンがたまーにあり、なんともヒリヒリするシーン。

幸せな50歳を見せてみろ

最終話で、石田ゆり子と男性を取り合っている女の子がいて。その女の子は石田ゆり子を「おばさんが恋しちゃって」的に攻撃する。それに対して、石田ゆり子は「年齢で勝負するのは呪い。自分が年を取るとその呪いに苦しめられる」と軽やかに交わす。

その石田ゆり子への言葉が「幸せな50歳を見せてみろ」という言葉。これは深い。

要は「ここでは自分は身を引くが、あなたがそれで幸せになるならば、将来的に自分がそのような幸せになれる可能性に繋がる」というメタな示唆を含むものであって「すげえセリフだな」と思った。しかもそれが捨て台詞となっているので、キャラクターは壊していない。そして物語にあっている。聞いた時は鳥肌がたった言葉だった。

意思半ば

どこかのシーンで星野源とガッキーが性行為をすると思われるシーンがあり、そこで、星野源の身体の不調で行為にいたれなくなる(ドラマの中では「志半ば」と表現)。

これって、多分、夜中の男性の9割くらいが経験して、トラウマになって、そして、なんとか必死で乗り越えている通過儀礼なんじゃないかと思うのだけれど、そのシーンをど真ん中に描いていて、なんかしびれる。ヒリヒリする思い出したくもない過去を突きつけられるというか。

運命の相手なんてよく言うけど、運命の相手にするの

ガッキーの親が言う「運命の相手なんてよく言うけど、運命の相手にするの」も、セリフだけ取り出していえば、陳腐な少女漫画のセリフなんだけど、これって、現代の日本の結婚観の回答の1つなんだろうな、と思うわけです。

現状、「結婚したいけど相手がいない問題」に関して、解決策は2つだと思っていて(一般論として)。

1つは各所で言われている通り、「自分の条件を下げる」ということ。基本は「男女同数で結婚したい人がいる」と仮定した場合、それはミスマッチ(CVRが悪い)かマッチ機会が少ない(impが少ない)のどちらかの問題でしかない。そして前者のミスマッチする確率を減らすには、自分の条件緩和が必須となる(さらにこれを緩和すればマッチ機会が少なくとも、コンバージョンは増える)。

で、もう1つは「任意の出会いを正しい出会いである」とする仕組み化。ようは「自分の条件」というものをなくして「誰かとマッチして、そのマッチした人を最適な人である」とするメカニズムというか。

つまり「相手が誰であれ、結婚するとそれなりにうまくいく方法がある」という仮説の元にたち、お見合いなり、偶然の出会いなりで出会った人とともかく結婚してしまう、という話。そうすれば、マッチングはあがる。

まぁ、とはいえ、両方とも簡単な話ではないのだけれど、とはいえ、精度をあげるには上記の2つの仕組みは有用だと思っている。ゆえに、「運命の相手なんてよく言うけど、運命の相手にするの」は上記の後者の話にフィットしていて「なるほどなー」と思った

あと「愛してるわよ、お互い努力して」も、なかなか深い。

愛って、「自然と生まれて持続するもの」という共同幻想があるけど、そんなのちゃんちゃらおかしい。恋愛感情は3年という生理的な限度がある以上、それ以上を持続させるのは努力でしかないのである。

「好きじゃなくなる」なんて当たり前のことで、その上でいかに継続するかは知恵が必要であり、意思が必要であり、そして努力が求められるのである。なんちて

手が震えるシーン

ガッキーが、星野源に「性行為をしよう」的な話をした時に、星野源が「そんなんじゃない」的に逃げる。その後、ガッキーは、冷静さを装っているが、飲んでいたグラスを流しに流す時に、その見えない場所で、グラスを持つ手がとても震えている。

これもリアルだよなー、と。男女はすったもんだあり、こうやって恥をかいていきていって、でも、建前があるから(社会的動物として)、平然なふりをして。でも、隠れて手は震えている、と。

待ち合わせ

星野源がプロポーズをする時にレストランの待ち合わせをする。そこでの描写シーンとして、星野源が待っていて、ガッキーが、後ろからゆっくり眺める。

この時間って、とても良いというか。僕も人のカップルの上記のような待ち合わせシーンを見るのが好きなので、このシーンもいいなーと。わざわざこのシーンを描写したってことは、そういうのを言いたかったのよね?このドラマは。恋愛における待ち合わせの重みというか。

自分のブログを検索しなおしたら「待ち合わせ」でヒットする記事が7つほどあって、特に以下では待ち合わせの妙味について書いていた

»いつかどこかで待ち合わせ | いけいけどんどん

»名もなき週末の物語 | いけいけどんどん

»1 | いけいけどんどん

よっぽど自分は待ち合わせが表現する意味に興味があるんだな、と思った。

いやー、いいドラマだった。