ふと思い立って日記を書く。というのも、僕は人の日記がとても好きで。
たとえ、筒井康隆さんの腹立半分日記を筆頭とする彼の日記シリーズはどれだけ読んだか。
当然、村上春樹氏の遠い太鼓 や佐藤 正午 の放蕩記なども愛読している。
やはりリアルな息づかいは何かを訴えてくるものがある。ということで日記を書く。
ある土曜日
・8時:起床。目覚ましで起きる。普段と同じ時間に起きる。約束の時間には少し早いが二度寝が怖いので準備して起床。
・10時:新宿着。お腹が空いたので、適当に朝食を食べられるところを探す。すると新しくロッテリアが、新宿の東口に。エビ好きとしてはエビバーガー一択。非常に美味。毎朝、エビを食べるにはどうしたらいいかについて少しだけ考える。
・10時25分:中央線に到着。N氏と合流。電車に乗って、諏訪湖まで向かう。電車の中では近況を話する。他にもカラーランの参加者がたくさん。N氏は、前回、障害物競走のウォーリアーズなんちゃらにも参加。その時のビジネスモデルの話が興味深かった。そこでは店がたくさん出ていたが現金ではなくチケット制だった。そのチケット制にすることによって運営側はメリットが大きい。「消費者は、想定より多くの金額を使うことなる」「使わなかったチケットは、濡れ手に粟」「店舗が小銭の用意やそれの対応時間を削ることができる」「何より、チケット制にすることによって運営者は店舗の売上げを正確に計ることができる(なぜなら店舗はチケットを運営者に渡さないと現金に引き替えてもらえないので)」。最後の1点には特に得心。なるほどー。
・11時45分ごろ、諏訪湖に到着。バスで会場に向かう
・12時すぎ、カラーランの会場に到着。今日は、カラーランという色を塗りたくられるイベントに参加。マラソンマン&お祭り好きとして参加せねばなるまい。今年は花見はいってないのに、こちらには参加。しかし、鼻がむずかゆい。しかし、20年ほど、この時期になると鼻がぐずぐずするが僕も、これは花粉症だと認めないことにした。「あなたが深淵をのぞき込む時、深淵もまた、あなたを除き返しているのだ」という言葉(うろおぼえ)の通り、もし、僕が花粉症を認めてしまったら、花粉症もまた僕を認めることになってしまうであろうから。
・12時30分:受付。レッドブルをもらう。ノンシュガーには高評価。このイベントはニューバランスのスポンサーだが、受付には別のスポーツブランドのジャケットを着た人がいる。もごもご
・そして、着替え。シールタトゥーなどももらったので身体にはる。会場には、アフロやコスプレ、衣装合わせなど多く、完全にお祭りムード。自分たちもドンキいくべきだったと反省
・荷物預かりは、入り口で番号はチェックをするが、中では自分で荷物をおくという仕組み。監視人がいないというセキュリティザル。怖すぎるので、財布や携帯だけは持っていくことにする。こんなの悪意ある人がいれば、なんとでもなるという恐ろしさ。その後、屋台でハンバーガーなどを食す。
・13時30分ごろ:スタート時間になる。並んでいると、なんと真後ろにいたのが友人2人。その子のお兄ちゃんもいて、思わず挨拶。しかし、こういう時って、話を続けるべきなのか、さくっと挨拶で終わらせるべきなのか絶妙に悩むね
・そして、スタート。5キロを走る。途中4箇所で粉をかけられる場所があり、そこでピンク、青、黄色などの粉がかけられる。しかし、早く走る意味はなにもないのに、前が空いていると走りたくなるサガ。「全然よごれてないやん」とつっこまれたので、意識的に粉を被る。そして、軽やかにゴール
・ゴールすると粉の袋をもらうので、そのままクラブ会場へ。音楽に合わせて、みなが粉を振りまくる。目に入るわ、口に入るは大変。水も飛んできた。ありゃなんだ。N氏は、ゴーグルまでしていた。僕も水中ゴーグルをしていたが、さすがに気まずくなってハズした。「ここはプールじゃない」と言われているような気がしたので。そして、ひとしきり躍って、ミーハーに記念撮影でもするかと記念撮影へ
・前に並んでいた人が友人という偶然。2組目。しかし、こんな粉まみれの状況でわかっただけでも2組いるのだから、実際はもっと知り合いはいるのだろう(実際、Facebookでみると何人か他の友人もいっていたようだ)。みんなイベント好きだな。
・その後、着替えて、もろもろ中略して帰宅。エビピラフとか食べた
・19時:帰ってからジムへ。土曜の夜のジムは空いている。これをいかないと週末を迎えた気にならない。トレッドミルを10分きっかり。ストレッチ。マシンを10個ほど。その後、水泳で30分ほど泳ぐ。入る前のシャワーでは、ピンク色の水が。粉がまだ残っていたので、しっかり洗い落としてプール。
・20時30分:その後、帰宅し、次はランニング。1時間ほど走る。しかし、腹は減ってるは、昼間は山中を走ったので、意外と筋肉痛。ベラボウに辛い。しょうがないので、テンションの上がる音楽(例:Wake me up)をかけて走る。こういう時に「疲れたから歩こう」とするのではなく「歩いたら終わり」という信念で走らないと、絶対にとまってしまう。案の定30分も走ると、筋肉痛は大分安らぐ。恵比寿三丁目公園から天現寺の交差点を通過し、古川橋。そこから、二の橋付近までいって、そこから坂をあがって、有栖川公園を経由。広尾、ガーデンプレイスを通って帰宅。しかし、このルートではよく知り合いに合う。4~5回に1人くらいには合っているのではないか。かつ、ガーデンプレイスはオサレな人が多いので、適当に走れない。土曜の寝起きでも、一応、寝癖は直してから走らざるを得ない。これは都会のランナーの課題ではある。帰宅して、いつもの通りの筋トレ。HDDでとっておいた「ガイア」を見ながら行う。ナレーションを担当されていた「蟹江敬三」さんが死去されたというお話。だから最近ナレーターが代わっていたんだなぁと得心。今日の特集は「アフリカなどに展開する日本の製品」のお話。まだまだ知らない日本ブランドは多い。
・22時:洗濯機に服を放り込んで回してから、次はクリーニングへ。シャツを出す。シャツをもらう。土日のシフトがいつも固定ではないようで、土日によって人が変わる。1人、オペレーションが良い人がいて、1人オペレーションがよくない人がいて、オペの良い人に設定したいのだけど、シフトが固まっていないので困る。たまに、オペの悪い人だと、一回、家に帰ることもある。今日は良い人で良かった。
・22時:コンビニで買い物。オニギリ的なものとアーモンドクラッシュポッキー。そして、わたくしの日々の朝食であるアイス(なんかコーンのやつ)
・22時すぎ:帰宅して、コンビニでかった晩ご飯を食べる。同様にHDDにとってあった「カンブリア」「プロフェッショナル」を2倍速&CMスキップで目を通す。プロフェッショナルははやぶさ2のプロジェクトリーダ「國中均」さん。「使う可能性は1%にも満たないかもしれない。だけど、やれることは、人の思いつくことは、人の想像力で想定されることは、やり尽くす」という言葉いに泣ける。言葉では簡単だけど、これをすることがどれだけ大変か。そして、どれだけ寝れない日々を過ごすことか。「想定されるリスクを全て洗い出す」ということは「世の中の変態を想像しきる」ほど、難しいことで(ちなみに僕の好きな言葉の1つは「世界にはあなたが想像できる変態は全て存在する」という名言)、いわゆる証明学の「反証がないから、現在は暫定的にこのテーゼは是」という世界観に近い。しかし、そこに挑むことの大変さに琴線をやられる。プロフェッショナルはほんといい番組だなぁ、と再確認。
・23時すぎ:メールやチャットをチェック。その後、カラーランで汚れた靴を洗う。ついでに、Googleカレンダーのリマインダーで「そろそろ散髪だよ」という空気感を感じたので、ネットで翌日の散髪を予約。ついでに天気をチェックして雨でないことを確認
・23時すぎ:体調がすぐれないし、しなきゃなことがあったので、早めに寝ようと思っていたら、友人よりLINEがあり、近くで飲んでいるから飲もうという話。最近すれ違いばっかりだったかなり久しぶりの友人&終電までということなので、では少し、と思い外出。
・23時30分ごろ:恵比寿のハブで、近況を話する。
・なんじか:酔って帰って帰宅。Facebookをなげめながらアーモンドクラッシュポッキーを食べる。風呂に湯を入れて、風呂の中で読書。最近は風呂中読書にはまっている。最近、呼んでいるのはジェフリーディーバ。今日は彼の「ウォッチメイカー」。10分ほど読む。歯磨きをしながらツイッターとSmartnewsをみる。
・なんじか不明:翌朝、しなきゃな作業があったので、目覚ましをかけてベッドに飛び込む。10秒ほどの就寝。今日も良い1日でした。