以下の小説を読んだ。
世の中に存在する10のホテルを舞台に繰り広げられる物語の短篇集。
甘糟さんは、過去にレストラン版でも似たような本を出していたような記憶。
ホテルとしては
- 箱根のハイアットリージェンシー
- 横浜のホテルニューグランド
- ペニンシュラ
- マンダリン
- ウィンザーホテル@洞爺湖
- ラッフルズホテル
- グランドハイアット
- 鎌倉プリンスホテル
- クラリッジズ
- フォーシーズンズ
がピックアップ。
海外のホテルは外して日本のに絞っても良かったんじゃないかと思うけど、まぁ、いろんな背景があるのでしょう。
改めてこう読むと、確かに「ホテルには物語がある」という気がする。それは、当方が旅行においてアコモデーションを重視するからかもしれない。旅行において、観光、食事、宿のどれにお金を使うか?といえば、これまた人によって異なろうが、当方は宿なので、それなりに思い入れがあるのかもしれない。
メモった点
ここでは食事中ずっと同じナイフを使う。アミューズも前菜もメインもすべて同じナイフで切り分ける。ミシェル・ブラスの出身地であるライヨール村はナイフの産地として知られ、生涯にわたって1本のナイフを使い続ける習慣があるという
あと、この短編のどれか好きかで価値観判断ができるかと思った。そんな使い方も思い浮かぶ一冊でした。