以前にも以下で紹介したのだけれど、NHKの「ドキュメント72時間」という番組が面白くてしょうがない。
«NHKの72時間というテレビ番組が面白い | いけいけどんどん
いろいろなところの72時間を紹介するドキュメンタリーで、こないだ見たのは「山手線の72時間」。渋谷から時計回りで山手線を歩き、そこで会った人たちの夢を聞いていた。
「歌手になる」という旧来からの浪漫を語る人もいれば、「カラオケ同好会の部長が人生の生きがい」という91歳のおばあちゃんまでいる。
あるいは、「娘をあと2年大学を卒業させる」といって缶ビールで飲み会をするお父さんやキロ5円のダンボールを売って、毎日数百円の貯金をして、寺まいりをしたい、という方もいる。あるいは、「正社員になる」というものや「母親の髪の毛を切りたい」という美容師などのリアリスティックな夢もある。
そこには、自分の知らない人生と日常がある。「人にはそれぞれの戦場があるんだ」というアフターダーク(村上春樹氏)の一文が思い返された一話でした。
年末は人気の高かった番組を再放送するらしいので、是非ご覧ください。