先日、会社の人と話をしていて、好きな本を共有する機会があった。
先方の属性は以下
- ミステリ好き
- アラサーバリキャリ女性
- 東野圭吾、宮部みゆき好き
このあたりの属性から、以下の本をおすすめした。
おすすめ度:★★★(重いけどハマると深い)
スリーピング・ドール
文藝春秋 (2011-11-10)
売り上げランキング: 256,693
嘘を見破れるFBI捜査官の話。この「嘘を見破る」のネタがいろいろ楽しい。
このジェフリーディーバはボーン・コレクターという映画にもなった作品の作者。このシリーズは、動けない天才科学者/探偵の話で、どの本のドンデン返しがふんだんにあり楽しい。また、科学の話も多く知的好奇心も満たされる。
すべてがFになる
我らが森博嗣先生の一冊。ミステリ好きは一度は通る道。
森氏は、大学の教授であり作家。確か一作目は一晩でかきあげたのではなかったか。
建築家の知識をいかした推理小説は、知的刺激も楽しめる。これがSMシリーズで全12冊。これをある程度、リアルタイムに読めたのは良い時代だった。
水滸伝
集英社
売り上げランキング: 75,155
みんなだいすき水滸伝。三国志も捨てがたいけど、やはり水滸伝でしょう。むさぼり読むように読んだ。食事中も、寝る前も移動中も。あの頃は、スマホもなかったから、移動中はずっと小説でした。「小説の楽しさ」を実感させてくれるシリーズ。
熱き男たちの戦い。キングダムが好きなら間違いなくハマる。
不毛地帯
新潮社
売り上げランキング: 14,103
社会派の山崎 豊子先生。これは30代以降のサラリーマンが読むと自分の境遇も含めて楽しめるのではないか。
この一冊は、商社マンの戦い。実際の話を元にしてる。
おすすめ度:★★(重さも深さも中位)
オーデュボンの祈り
日本のミステリ業界を牽引する1人といっても過言ではない伊坂 幸太郎 氏。
どの本も言葉の選び方もテーマも秀逸で、天才の所業。クリエイター基質なんだな、とわかる。映画監督とかにも向いてそう。
伊坂さんの本は、どの本も全部面白いが、特にこれと重力ピエロ、陽気なギャングが地球を回すが個人的白眉。
あまりにも伊坂さんの本の面白さが安定しているので、僕は、彼を王道入にして、新刊は読まないようにしている。人生に疲れたときに読む用。
人生に疲れたときは、新しい作家を知るのではなく、安定した作家の本を読みたいですから。
蒼穹の昴
みんなだいすき浅田 次郎。短編やオーマイガーなどのコメディも好きだが、やはり「読ませる」小説といえば、蒼穹の昴
中国をベースにした大河物語。泣ける
ケインとアベル
新潮社
売り上げランキング: 111,047
小さい存在が大きな存在になっていくというドラゴンボール的展開は、とりあえず面白い。他にも、ジェフリー・アーチャーは「チェルシー・テラスへの道」「百万ドルをとり返せ!」「メディア買収の野望」なども全部面白い。
おすすめ度:★(軽めによめるやつ)
ハゲタカ
講談社 (2013-09-13)
売り上げランキング: 392
金融ミステリ。最近、またテレビでリメイクされている?
Y
あんまり知られていない一冊。SF好きならば。
コインロッカー・ベイビーズ
講談社
売り上げランキング: 41,543
村上龍の最高傑作ではないか。この後編が「半島を出よ」だと思ってる(かってに)
リヴァイアサン
一番好きな本の1つ。青春系。ポール・オースターの最高傑作は「ムーンパレス」だと思っていたけど、都市を経るとリヴァイアサンになった。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女
早川書房
売り上げランキング: 40,537
とりあえず面白い。
夜明けのパトロール
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-07-23)
売り上げランキング: 186,652
少年探偵ニールケアリーシリーズが有名なドン・ウィンズロウですが、こっちのシリーズも人気。サーファーがでてくる。