東京タワーが好きな理由は


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どうして東京タワーのことが好きなの?と聞かれたことがある。
どうしてだろう、と考える。理由はいくらでも思いつくし、あるいは東京タワーにとって160個以上の展望シーンを述べることだってできる。
でも、本当に東京タワーが好きな理由を一言でのべよ、と言われると言葉に窮してしまうかもしれない。エレベーターピッチで事業内容を述べることができても、あるいは時にイスラエルに入国する目的を答えられたとしても、もっと平易なはずの東京タワーを好きな理由は、色々悩んでしまうかもしれない。
それとの出会いは2004年の頃に話はさかのぼる。大学2年生から3年生になるころで、海外旅行から帰ってきたころ。大学が近かったということもあるけれど、なぜか東京タワーが好きで、東京タワーの近くに部屋を借りた。走りながら見る東京タワーはとても綺麗で、いくら走っても飽きなかった。そして今でも飽きることはない。
マンションから見上げる東京タワーは美しく、さながら東京タワーに住んでいるような気分、とジョジョの鉄塔に住むスタンドを思い出した。今のオフィスからだって東京タワーは見える。夜中に左手にヒルズ、右手にタワーを見上げると、もはやタワーの良さはすべて込みな世界で、そこに理由を改めて問うても、何かしらの強い求心力がなせるわざ?と冬のジョナサンで考える。
赤いタワーは時を彩る。魚銀行からの景色ではピンク色のタワーとピンク色のクリームが調和するし、あまおうが彩るタワーの景色はビターな質問と混ざり合い綺麗な音色を奏でる。
いつかどこかでみた花火と同じ感慨を東京タワーは思い浮かばせる。タワーの光が持つはかなさと花火が持つ短命なる情緒は、その淡い時間が持つ限られた時間ゆえにその美しさを増すこととなる。さながら蝋燭が持つ陰影がその蝋燭を見る者の心を反映するように。
もしかするとエッフェル塔やドバイタワーでさえも、その東京タワーの魅力を持つのかもしれない。しかし、それでも東京タワーが持つ魅力は相対的や類似的なものではなく絶対的なもので。同時に東京タワーは夜にこそ光の美しさを表すもので、時にはその闇が欠かせないのかもしれない。
これらを全部ひっくるめて東京タワーが好きな理由なのかもしれないけれど、とても一言で表せそうにないのは間違いない。

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