心理戦の応酬小説「スリーピングドール」を読んだ


最近、洋物を読むことがブームなので、スリーピングドールを読んだ。

概要はとしては

他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。彼を追うのは、いかなる嘘も見抜く尋問の名手、キャサリン・ダンス

である。ダンスさんは「人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才」という位置づけ。

ゆえに、内容は心理戦の応酬。くわえてドンデン返し。

スリーピング・ドール〈上〉 (文春文庫)
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋 (2011-11-10)
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いくつか引用箇所をピックアップ

「オルガンの音栓をいっぱいに弾いてね(全力を尽くせ、という意味)」

「思います」という言葉は尋問官にとっては重要な意味を持つ。それは、たとえば「記憶にない」とか「たぶん違う」といった表現と同じように、否定の段階にあることを示すフラグだからだ。言い換えればこういうことになる。「曖昧な言い方はしていますがはっきりノーと断っているわけではありません」。

「帰ったら電話する」キネシクス分析のスペシャリストであり経験豊かな尋問官であるキャサリンダンスは、人は見破られることがわかっていて、時には見破られることを期待して、嘘をつくことがあるという現実を知っている。その代表例がこれだ。

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