よんだ。めちゃ面白かった。メモ
> 頭の中の舞台は限りあるリソースであり、無駄にしてはならない。 > 必要のないときにはいっさい考えないこと。対応がどうしても必要でない限り、あるいは必要になるまでは、急を要さない作業に注意を払わない態度を貫くことだ。 よく言われるように脳のリソースは有限使う先を絞る必要がある
> 複数のアイデアを覚えておこうとすると、記憶力が低下し始める。 > ロンドン大学の研究によると、携帯電話で常にメールやメッセージを送受信していると、知能指数(IQ)が平均10ポイント低下(女性では5ポイント、男性では15ポイント低下)するという。 > 一度に集中して行うことができる意識的な作業は一つだけである。
Liheflkacs系でもいわれるけど、頭の中はシンプルにしておくこと。平行仕事は空く
> 別の研究は、現代のオフィスワーカーは平均11分で集中が途切れてしまうことを明らかにした。いったん集中が途切れた後、元の作業に完全に戻るまでには25分もかかるという。 SNSとかは業務中はシャットダウンしたい
> ある研究によると、人が一つのことを集中して考える時間は、平均してわずか10秒であり、すぐに別のことに思考が移ってしまうという。 これはそうなんだ。もう少し長い気もするけど。
> 付き合いはじめたばかりの恋人たちは「我を忘れ」、その場の勢いでいろいろとあきれたことをしがちだ。ある研究によると、付き合い始めの恋人たちの脳は、コカインを摂取した人の脳と共通点が多いという。 恋愛しはじめの感情は信用してはならない
> ポジティブ心理学の父と呼ばれるマーティン・セリグマンは、フロー状態を、快楽の幸福(美味しい食事や高級ワインから得られる喜び)よりも重要な、人としての幸福の3つの主な原動力の一つに位置づけている。彼によれば、フローは自分の「「強み」、つまり磨きをかけて身につけた振る舞いを生かすことにも関わるとみられる フローは快楽
> 残る6割のケースでは、インサイト体験が起きているという。インサイト体験の特徴は、答えに至るまでの論理的な流れがなく、答えが突然「わかる」ことだ。 > インサイトに関するこうした知見から、創造性の向上に役立つとみられる方法が導き出される。無意識の脳に問題を解決させるという方法だ。(シャワーとか 無意識の自分の脳を信じる
> 幸福感が増すとインサイトが生じる可能性が高まり、不安が増せばその可能性が下がる。これは、かすかな信号を察知する能力と関係している。不安なときは、ベースとなる活性度が高く、全体的に電気活動が活発なため、かすかな信号を察知するのが難しくなる。ノイズが多すぎて、信号がよく聞こえなくなるから 幸せな人の方が決断力がある
> その後、各参加者は5分時間を与えられて、お互いにこのモデルを使って実際のビジネス課題の解決に取り組んだ。参加者が取り組んだ課題のうちの75パーセントが、わずか5分の会話で解決された。 会話の価値
> マインドフルネスの練習によって、うつ病の再発率が75パーセント低下することが明らかにされた > マインドフルネス・トレーニングを実施した被験者グループは、唾液試料に基づく免疫数値が平均50パーセント近く高くなった。 すごい。最近、瞑想してます。
> たとえば、間近に迫ったストレスのたまるイベントが気になって物語回路が興奮状態にあるとき、深呼吸をして今この瞬間に集中することが、興奮を静めるのに効果的な理由を説明している。その瞬間、五感すべてが「活性化する」からだ > 私と妻は、子どもと夕食をとるときに、食べ始める前の10秒間だけ、呼吸3回分静かに意識を集中させる決まりをつくった。そのおかげで、夕食をより美味しく感じられる 深呼吸の重要性 > ファーブの実験において、瞑想習慣のある人など、物語と直接経験の回路を意識する練習を常にしている人たちは、2つの回路をより明確に区別していた。こうした人たちは常に今どちらの回路を使っているかを把握し、回路を容易に切り替えることができた。一方、これらの回路を意識する練習をしたことがない人たちは、無意識のうちに物語回路をとる傾向にあった。 > こうして注意を切り替えるとき、あなたは脳の機能を変えており、それによって脳の働き方に長期的な影響をもたらせる可能性がある(その仕組みの専門的側面については、後のシーンで取り上げる)。 意識の切り替えの重要性 > 意識的プロセスに割くリソースが不十分なとき、脳は「自動操縦」モードになり、深く根付いた機能や、最近の出来事などの客席最前列に近いアイデアに頼るようになる。 > 成功しているエグゼクティブの大半が、大脳辺縁系が興奮した状態でも冷静でいる能力を身につけている。 > 彼らは、自分の車がスリップしかけていると気づいたときの恐怖体験を言葉で言い表せる上級ドライバーに似ている。スリップしている間、その言葉を即座に想起できるため、パニックが和らぐのだ。 脳のリソースの関心先のコントロールの可能性。焦ってる時こそ、冷静に
> 興奮を和らげるには、情動に関する長い対話ではなく、短い象徴的な言葉でラベリングを行う必要がある >否定や怒りなど、変革の最中に生じる情動や段階を言葉で説明することで脅威反応を和らげる効果がある
自分の感情をラベリングするだけで冷静になれる
> 人が一度に意識的に注意を払うことができる環境信号は約40種類だという。無意識の場合、この数は200万を超える。 すごい。第六感の正体
> 回避もコントロールもできないストレスは破壊的な影響をもたらし得るが、同じストレスであっても回避可能だと感じることができれば、その影響は大幅に軽減される。 ストレスの可視化によるコスト削減 > 上級幹部は多大なストレスにさらされているといわれており、この結果は直観的にはピンとこない。だが、選択権があるという認識は、食習慣などの要因よりも健康にとって重要とみられる。何らかの方法でストレスを経験することを選んでいるほうが、選択権や自己コントロール感を持てないままストレスを経験するよりも、受けるストレスが少ない。 選択肢があることが重要 > 「心理学の文献に、下半身まひになった人も宝くじを当てた人も、6カ月後には、同じくらいの幸福度になっていることを明らかにした有名な研究結果が紹介されている。 めちゃめちゃ面白い。人は幸せ不幸せに順応する >私たちの情動反応は、結局は世界に対する自分の評価から生じており、自分の評価を変えることがができれば、情動反応が変わる」とオクスナーは説明する。 ヨガの話にも近い > 「情動反応が基本的には周りの世界の解釈や評価から生じ、私たちがこの評価を変えることができるなら、変えようと努力しなければなりません。ある程度の努力をしないのは、むしろ無責任です」 自己のコントロールは責任 > 私の考えでは、再評価はメンタルプロセスを観察する能力と並ぶ、人生の成功に不可欠な最重要スキルだ。私が再評価と、教育や社会全体におけるその役割について質えん問したとき、グロスはもっと感情をあらわにしてこう述べた。「この知識は早い段階から頻繁に教えられるべきだと思います。飲み水にさえ含まれるべきです 自分の認識を疑い、ものごとを再評価することの価値 > この質問に答える前に、私は一呼吸置いてしばらく思案しなければならなかった。研究によれば、人生をやや楽観的にとらえている人たちは実際に一番幸せとみられる。 > 幸福な人々は、より幅広いデータを知覚し、より多くの問題を解決し、ある状況で取るべき行動について新しいアイデアを多く思いつくという > 常に、物事が少しずつ好転していることに注目するよう心がければ、たとえ反証があっても、適度なドーパミンレベルを維持するのに役立つ。 > ポジティブな精神状態を保つために、ささいな方法であっても繰り返し期待をコントロールする方法を見つける。 楽観主義は幸せ。そしてそれは努力で作れる。たとえば、少しの差を評価するとか、見方をかえるとか
> 脳にわかるのは、脳内で把握したことだけである」。世界に関する解釈がすべて脳による解釈、結局は自分の解釈にすぎないと認識すれば、あらゆる瞬間にどの解釈を用いるかを選べるというのは理にかなっている。 >
自律性と自己コントロール感も、脳にとっての一次的報酬または一次的脅威である。◦再評価は、高まった興奮を静めるのに有効な方法である。◦再評価を頻繁に行う人ほど、幸せな人生を送っているとみられる。
現実をかえるのではなく、現実の理解をかえる > ユーモアも再評価の一形態である。私の知り合いの元企業CEOのジョン・ケースには、ミーティングで人が緊張しているときによく使うフレーズがあった。「お得な自動車保険を契約したところだと言いましたっけ?」。前後関係を無視したこのコメントは、人を笑わせ、相手の見方を深刻なものから愉快なものに、つまり回避から接近へと変えた。困難な状況を笑い飛ばすことによってどれほど選択肢が見えやすくなるか、あなたも気づいたことがあるはずだ > 上司の笑顔を見ると、あなたの脳はその笑顔のまねを始めてあなたも笑顔になり、上司はそれに対してさらにほほ笑み返す。これはミラーリング機能によってそれぞれの人が相手の笑顔の度合いを増していく上向きの好循環である。 > 握手したり、名前を呼び合ったり、天気でも交通状況でも共通の話題で会話したりすると、オキシトシンの放出を促して親近感を増すことができる。 雑談の可能性 > 空腹と仲間外れは、同じネットワークを使って同様の脅威や痛みの反応を引き起こすのだ > 孤独が脳卒中と心臓病による死亡リスクを著しく高めることが、この調査で明らかになった。カチョッポは調査データを分析するなかで、孤独が社会一般の認識よりもはるかに重大な問題である可能性に気づいた。 > 誰かを敵だと感じると、脳のあらゆる機能が変化する。敵とみなした相手と接するときは、自分の経験を処理するときとは違う脳部位を使う。ある研究によれば、競争相手と認識した人には共感しなくなるという。共感が少ないとオキシトシンの分泌も減り、心地よい協力の感覚も全体的に減ってしまう。 仲間はずれの恐怖 > 人を幸せにするのは、社会的つながりの質と量である。 これ最近よく効く。 > 味方がまわりにいると、声を出す機会もあるため脳を変えるのにも役立つ。実験は学んでいることを声に出すと学習とその学びを他の応用に応用する機会が高まることがわかった。アイデアを他の人に話しすると、自分で考えるだけよりも記憶能力、言語領域、運動チュウチュウといった多くの脳の部分が活性化する。これは活性化拡散という機能である。それにより後から思い出させやすくなる
アイデアを話すると価値が大きい
>会的つながりの質と量を高めること(当然、一定の限度はあるが)で、何よりも周囲に敵が少なく味方が多いと感じる従業員が増えるため、生産性が向上する可能性が高い
繋がりが増えると、生産性があがる。これ、リモートワークの課題
>だが、不公平感が空腹よりも対処しにくいことを指摘する研究は増えている。 >公平な提案を受けると、信頼感と連帯感の自己評価が高まることが研究で明らかにされている。 >『ハーバード・ビジネス・レビュー』に掲載された企業リストラに関する組織研究によると、公平に意思決定が行われたと従業員が理解したときは、人員削減の影響が劇的に抑えられたという。
不公平は想定しているよりも大きな問題
>つまり、自分の時間やリソースを分け合ったりお金を寄付したりすると、公平感が高まるだけでなく、贈り物を受け取るよりもいい気分が味わえるのだ。
人をサポートすることの価値
>ステータスの高まりを感じると金銭よりも大きい報酬の感覚が得られ、ステータスの低下を感じると命が危険にさらされているように思える。
ステータスが人の与える影響ってかなりある
>解決策に注目するには、時折演出家を働かせて、問題に注意が向くのを拒み、脳を 行きたがらない方向にそっと誘導する必要がある。 問題が起きたら、問題にとらわれるのでなくて、少し大きな視点からものごとをみる
>助言が非効率であるにもかかわらず、人が性急に解決策を助言するのは、相手が自力でアイデアを思いつくまで待つのは骨が折れるからだ。 人に答えを教えてはいけない
>他者の問題解決を助けるときに最もよく使われる方法の一つが、何をすべきか、あるいは何をすべきで ないかを助言することだが、こうした助言にほとんど効果がないことをオールソンは明らかにした。 めちゃちゃ面白い
>細部に踏み込まずに、相手の内側にあるかすかなアイデアに意識を集中するよう促し、自らの思考について考える手助けをする。 >活性化させたい回路に相手の注意を向けるような、解決志向の質問を使う。
人をサポートする時は上記のようなスタンスで
>「集中が力を生み出す」とジェフは会うたびに繰り返し語る。 >「観察という行為は、それ自体が物質界に違いをもたらす」とシュウォーツは説明する。 >たとえば、新しい言語を学ぶのはそれほど難しくないと。ただし、それは新しい回路をつくるために、今使っている言語に注意を向けるのをやめられれれば >刺激に十分な注意を向ければ、脳をすぐに変えることができるらしい。ただ、注意を1カ所にじっと向けたままにしておくのは簡単ではない。
集中したりマインドをフォーカスすることの価値。