未分類」カテゴリーアーカイブ

UberEATSが良かったです

Uberが、9月28日にUberEATS(ウーバーイーツ)をスタートさせました。いわば宅配サービス。Uberでタクシーを呼ぶように、食べ物をオーダーできます。

日本では「渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本木・麻布エリア」から開始。早速、使ってみました。結論としては、とても便利でした。

以下、詳細です。

■ 概要

  • 現状、100店舗ほどが参加。普段、宅配をしていない会社も参加
  • 30分〜1時間で届けてくれる。宅配料は上乗せされていないようです。ゆえに一品1000円前後から注文可能
  • uberやAmazon primeと同様に「状況」や「いま、どこにいます(宅配中の場所)」というのを可視化できる
  • 「何時頃届く」とかなり正確に教えてくれる(僕の場合は2分の誤差)
  • クレカを事前に登録しておくので、それで支払い(UberIDで登録済みの人はそのままでOK)
  • 誰が届けてくれているかもわかる(Uberと同じ)
  • 自転車かバイクで届けてくれる
  • 恵比寿や西麻布の有名イタリアンの「ダルマット」も参画。他に、有名なところでは、代官山でパンケーキで有名な「クローバーズ」といった宅配での変わり種や恵比寿のインドネシア料理「アンカサ」、大戸屋、渋谷のおいしいハーンバーガー「クアアイナ」なども。
  • 「ワンコインキャンペーン」もあり500円でお試しオーダーが可(サルバトーレのピザも!)。プロモにお金かけてますね〜。

■ 他社と違う点

  • 最低金額がなさそう(他のデリバリなら2000円〜とかある)※店によってあるかも。未確認
  • デリバリ料を取られない(他だと300円とか500円とか。Amazon primeもそれなりにとられた記憶が)。ただ、今後、取られる可能性あり
  • 早い(他だと1時間前後からが多いが、今回は30分前後で届けてくれた)
  • お兄さんのスマイルがイケメンだった
  • アプリのUIが気持ち良いので、さくっとオーダー可

結論

ということで、現時点で、これは非常に良さげです。1000円でデリバリが食べれるなら、コンビニのお弁当+サラダと値段変わらないじゃないですか。ただ今後、チャージされる配達料によりますが、そこがリーズナブルだと競合優位性はありそう。

コンビニの金額と大きく変わらないならば
・メニューも豊富で
・コンビニまでの移動時間がない
と、ランチの選択肢としてデリバリが積極的に入ってきそう。

以下、流れです

店を選ぶ

a3

↑住所を入れると選べる店が出ます。営業時間外のものは「Closed」に

店を選ぶ2

img_1929

↑お好み焼きが美味しそうなのでこちらの店に

料理を選ぶ

4

↑カートに入れます。名物ということで豚玉を。

注文

a5

↑値段がでてきて「オーダー」を押す。クレカを登録しているので、さくっとオーダー。

待つ

a1

↑すると、もう準備開始。「オーダー受け取ったよ」とステータスを教えてくれます

※英語なのは、僕が端末が英語設定だからかも

調理中

a2

↑調理中〜

配達中

a7

↑お届け中。地図でどこにいるか、誰が運んでくれているかも見えます

届いた

8

↑届きました。22時頃かな。

なお、ランチで青山でオーダーしようとしたら「パンケーキ」の店しかやってなくて「ランチにパンケーキつらい」という事件は起こりました。

所感としては、デリバリーしてくれる人に入るお金が多分、だいぶ限定的になりそう。そこは気になりました

»UberEats drivers plan protest against cuts in pay rate per delivery | Business | The Guardian

上記の記事によると、いまは時給10ユーロ以下の稼ぎにしかならないそう。んー

なお、招待コードは「eats-9ma00」です。利用いただくと1500円オフで、僕も1500円オフになり、とても幸せを感じれます

以下のあきやんさんの記事が詳しいです。配達員の詳細です。面白い

»UberEATSの配達員をやってみたら、長文になった : akiyan.com

タクシーの渋滞という新しい時代の幕開け

世の中でもっとも忌するべきものはタクシーの渋滞であることに異論はないと思う。なお、間違えないでいただきたいのは、タクシー自体は尊重すべきもであり、神々しいものである。なんせ乗ればどこかに連れて行ってくれるのだから、どこでもドアと呼んでもよかろう。22世紀に残したいイノベーションである。

しかし、そのタクシーに渋滞がかけ合わさると、もはや珈琲にめんつゆを入れたような破壊的な組み合わせとなる。いくら色が似ているからといっても混ざらない。メントスとコーラのような破壊的力を持ってしまう。

何が由々しき問題か。

まず「料金があがる」。という問題がある。座っているだけなのにお金が取られていくという行為は、頭では理解しつつも、身体は納得せず、心と身体の不協和音を起こす。人によっては蕁麻疹がでて、あるいは、エコノミー症候群になるだろう。不祥事を起こした株ホルダーの気分である。ストップ安へのまっしぐらをただ指を加えてみているしかない。着々と減り続ける資産の額。サルトルのいう嘔吐とはこれだったのか、と痛感できる。「ああ、世田谷公園にあるカンナのかき氷代が消えた」「ああ焼肉代が消えた」「ポケモンのルアー3個分が消えた」と、値段があがる度にあなたは自分の財布からお金が減っていくのを実存的存在として感じることになるだろう

次に「急いでいるのに、止まってしまうというジレンマ」。タクシーを使うという時は、急いでいるからである。世の中で急いでいないのにタクシーを乗る人は貴族か殿だけであろう。ゆえに99%の人は急ぐからタクシーを乗るのである。なのに、渋滞とは何事か。もはやタクシーにのった意味をなしていない。それはまさにホテルでスイートルームをとったのに、遅刻して深夜2時に着いた時のような。「だったら普通の部屋でよかったやん」というか。自分の意思決定を呪いたくなるだろう。「なんで、タクシーなんかを使ってしまったんだ」と。自分の頭と頬を殴打しながら無間地獄で後悔し続けるがいい。自分の不適切でセンスがない意思決定を。自分の全否定の浴びせ蹴りを食らうが良い。

そして、問題としては「自分の無力さを実感する」という点も忘れてはいけない。渋滞のタクシーの中であなたができることは何もない。1ミリもない。叫んでも、座席で地団駄を踏んでも、あるいは、携帯で助けを読んでもどうにもならない。何もできない。ミッションがインポッシブルしている。これをキルケゴールは死に至る病(=絶望)と呼んだ。こんな絶望なタイミングは、「快速の中でお腹が痛くなった時」くらいだろう。あるいは、MTGの5分前にパソコンがクラッシュするとか。もはや、このようなものは天災認定されるべきである。この境地は、もはや修行僧の苦行にも近いもので、渋滞が20分を超えると、なんとなく解脱する気分になってくる。このいらだちを抑えるには、菩薩なみの精神力が必要であり、その戦いはまさに仏への道。

ということで、タクシーの渋滞は、こんなにもたくさんの社会的、形而上的問題を抱えているということがわかった。しかし、1つだけいいことがある。上記にも書いたように、この苦行を経て、あなたは1つ成長するだろう。

よりよきタクシー渋滞ライフを!

36歳男性(独身)の優雅な夏休みの過ごし方

昨日は夏休みをいただいておりました。

世の中は台風だったようで、どこかに出かける予定だったら「ああ!夏休みがなんたる事!」となったのですが、全開で引きこもり予定だったので、ちょうど良かったです。会社も自宅待機の人も多く、そのため、連絡も少なく、ちょうどよい塩梅でした。ということで民俗学的な観点で夏休み日記。

・9時:起床
・9時すぎ:低糖のベーグルを焼く。クリームチーズとブルーベリーをぬって食す。なお、クリームチーズを取るナイフは毎回洗う派なので、クリームチーズ容器に入れ込む派の人とは戦争になる恐れ。珈琲を飲む。
・9時30分:「今日は普段できてないけどやんなきゃいけないことを片付けよう!」の日と決めていたので、しないといけないタスクを書き出す。まずは大量のしたいことを整理して優先度をつけて10数個に絞り込む
・まずは、iTunesでの音楽のファイルの整理。Windowsで使っていた音楽をMacに移し替えると色々面倒なのです。あまりにも大変だったので、ついでに記事化(以下)

»Windowsで使っていたiTunesのファイルをMacに移し替える方法 | いけいけどんどん

・昼:買いたい本の整理。いろんなところに散らばっていた買いたい本をブクログに整理。
・昼すぎお腹がすいたが外は雨なので、いい感じでいけるスーパーに訪問。茄子を買う。そして、帰ってきて麻婆茄子を作る。葱があったので、葱も入れる。いかにスピーディに料理をするかを重視しているため、最近、鍋を2つかった。なお、某ECで「在庫は取り寄せ」という形でオーダーした包丁が3か月以上届かない。悲しい。なお、会社で「麻婆茄子にはコチュジャン追加」のアドバイスもいただく。持つべきは料理男子。
・家にある名刺をSunSunに取り込もうと思い、その準備。
・オリンピックの動画を見る。ひとしきり感動して、Ayabambiについて調べる。今回のショーに携わられた「佐々木宏さん」と「菅野薫さん」について調べる。佐々木宏さんの仕事すごいな。チャレンジングなものばかり。
・あと誰かのツイートで見かけた「表現者は、自分のフォロワーが意思決定者になるまで踏ん張るのも大事だな」といっていたのが刺さった(要は、今回ゴジラの庵野秀明や閉会式の椎名林檎が登用されたのは彼らのファンが年数を得て意思決定者になったので、各種のイベントに使われるようになったという話。最近のアラサーやアラフォーに向けたコンテンツが多く見かけるにつれ、共感するところあり)
・夕方:株の特定銘柄のニュースを知るアプリはないのかと調べていたら、俺の株NEWSというアプリを知る。とりあえず使ってみる
・夜:お腹すいたので、冷凍庫にあるパンを焼いて食べる。
・佐川急便。頼んでいた水150本が届く。水こそ我が生命。
・マウスのクリックが悪くなってきたのでマウスを買う
・時間の合間に仕事のレスをしたり、LINEやメールをてろてろする
・今年もUltraに、と思ってチケットを検討。17のdead mou5が気になるが、あげあげラインとしては18か、と悩んでいるうちに18が売り切れ。引き続き継続検討
・気になっていた以下を買う

»Amazon.co.jp: 小久保 洗濯機 フィルター ドラム式洗濯機用毛ごみフィルター 10枚入 KL-068: ホーム&キッチン

・あとピロリ菌も気になっていたので以下も買う

»ピロリ菌簡易検査キット | ピSHOP

・健康診断の書類を書きたいけど鉛筆が必要で、鉛筆がなくて困る
・最近、ヨーグルトにはまっているのだが、器がなく、いつも紙ボウルを使っていてエコではないので、器を買う。
・iPhoneのホーム画面の整理。
フレンチの王道 シェ・イノの流儀を読む。めちゃ面白い。料理は3次元とのこと。なんか息抜きには、小説か、自分と違う業界のノンフィクションがいいな、と思う。同じ業界だと圧がすごい。
・年金定期便のはがきが届いていて、年金額を見て2分ほど考える。マネーフォワードの先月の利用明細を見て、色々考える。辛い
・こういう時はグッキー(以下)だ、

と思い、グッキーをきく。なお、この「まこみな」は、ミクチャで当時、1位だった2人組の踊り子。再生数は1億を超えていますが、1億とは、浜崎あゆみが2015年に「浜崎あゆみ YouTube公式チャンネルが合計1億再生に」というリリースを出したほどの規模で、すげえな、と思う
・昔、会社の方に聞いた恋愛理論が刺さって、それを改めて調べる。概要は以下

・これからあなたの前に10人の異性が現れます。あなたは順番に「このひとにきめるかパスするか」を決めます。パスするともう二度と、その人とは一緒になれません。この時に、あなたは何回目でOKを出すのが、一番幸せな解を出すことができるでしょうか?というもの

»10人とのお見合いで最高の相手にプロポーズする方法♪~鳩山の「OR」3: テンメイのRUN&BIKE

正解は3人を見送るというものらしい。詳細は上記

・走ってる時に聞くポッドキャストが何か良いのないかな、と思ったが、思ったより刺さるのはなかった。しょうがないから、ポッドキャストではなく、音声ファイルを公開しているラジオ番組などを聞こうかと考える。中高生の頃にナイナイのオールナイトニッポンを聞いていて、あれがとても好きだった。ということで「ナインティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン」の音声が公開されているか確認したが公開されていないので、諦める。
・靴の靴紐を洗濯する
・何かの記事でみかけた「クリニーク フォー メン / フェース スクラブ」を買う。
・毎週、花が自宅に届く「Bloom Life」というサービスが気になるが、そもそも花瓶がないので、ちょっと保留
・たまっていた未読記事を読む。その中で面白かったのは以下

»イーロン・マスク氏が「人類はコンピューター・シミュレーションの中で生きている」と考えるわけとは? – GIGAZINE

ボストロム教授の説では、1人の人間をシミュレートできる小さなコンピューターを、1つの惑星ができるレベルで集めれば、惑星そのものをシミュレートできるようになるとのこと。

↑壮大すぎるロマンチックな話

»ボクサーたちが「ヘッドギア」を着けなくなった理由|WIRED.jp
»知らない人と話すコツは「余計な一言を言う」こと – モウソウの森

・東京マラソン申し込む
・アメリカで大人気の口パクアプリのMusica.lyの記事を読む。以下、利用例。はやるのもわかる気がする。日本でもこういうアプリはブレイクするだろうな

・ゴッドタンを見ながら、ゆるく筋トレして、シャワー浴びて寝る
・いろんなものをやっつけれた優雅な夏休みでした!

Windowsで使っていたiTunesのファイルをMacに移し替える方法

Windowsで使っていたiTunesの音楽ファイルを、Macでも移し替える必要がありました。ただの音楽だけだったらいいのですが、レートも移し替える必要があったのです。これがおもったより大変だったのでやり方を以下に記載します

  • WindowsのiTunesから「プレイリストをエクスポート」する。
  • itunesフォルダにある「iTunes Library.xml」「itunes library.itl」をコピーとっておく(このファイルはもしかしたら今は使ってないかもですが、僕の場合はこれでした)
  • Mac側のitunesを立ち上げる。「音楽をインポートする」で音楽を全部インポート
  • iTunes Library.xmlをテキストエディタでオープンして、ファイル名の場所を置き換え。僕の場合は以下のような修正
  • ・修正前(Windows版)
    Users/kaz/Music/iTunes/iTunes%20Media

    ・修正後(Mac)
    Volumes/Untitled/itunes
    ※そとづけHDDを利用

     →このパスを知るには、一度「!」マークで「ファイルがありません」という音楽を、フォルダ指定しなおす。そのファイルの場所を「iTunes Library.xml」で探れば良い。なお、僕の場合、2.6万曲があったので、この置き換えだけで数時間かかりました

  • iTunesフォルダにある上記の2ファイルを上記で上書き
  • iTunesを立ち上げる。プレイリストもインポート
  • 「ファイルをオーガナイズ」でオーガナイズする

多分、上記でできます。バージョンの問題とかもあるかと思いますが、ご参考まで。

Ayabambi

オリンピックの閉会式が話題です。ドラえもんやマリオなどのキャラを活用した演出でした。

»リオ閉会式で東京五輪のセレモニー キャプテン翼やドラえもん、ハローキティ、スーパーマリオが登場

»「ブラジルの演出を圧倒した」  閉会式での日本のパフォーマンスに全世界から賞賛の嵐! [無断転載禁止]©2ch.net [159320776]

なお、動画は以下

»閉会式【見逃し】 | NHKリオデジャネイロオリンピック

そこで踊っている女性2名のカットがあるのですが、こちらは、AyaとBambiさん。

去年の紅白では椎名林檎のバックダンサーで。マドンナのバックダンサーもしたことがあります。

↑震えるほどかっこE。とくに入りのふらふらしたところからのバキっとした入り方、ぱない。

もっと詳しく知りたい方は以下などが詳しいです

»姉妹ではなく"レズビアンの夫婦"。マドンナも認めたダンスユニット"AyaBambi"の動画に驚愕 | by.S

私の英雄

先日、ラッキーがあり、桑田佳祐氏のこじんまりとしたライブに訪問した。場所はZepp(お台場)なので2000人強の箱だろうか。

仕事の都合で遅れて参加した。そのため、後ろの扉から入った。同じく遅れてきた人もいたようで、後ろの扉を明けると満員だった。しかし、なんとか身体を滑り込まさせてもらって、入れてもらった。満員電車(JRの9時頃。ピークまではいかないが混んでる)ぐらいの混み具合をイメージしてもらえばいい。身体が触れ合っているレベル。

私の左手にはカバン。右手にはプラスチックのコップに入ったビール(入口でドリンクチケットと引き換えにもらった)。そのため両手がふさがり、合いの手も拍手も何もできない状態で30分が過ぎていた。

すると左にいたおばさま(推定50歳。田嶋陽子的な面影をお持ちのお方)がカバンをガサゴソとしだす。するとビニール袋を出していた。僕は「お腹がすいたのかな?パンでも食べるのかな」と思っていたら(なんせ身体がくっついている状態の真横なので)、その貴婦人は、私に「そのプラスチックコップをここに入れなさい」と、僕がもってた空のコップを、そのビニールに入れてくれた。

僕は感激して「ありがとうございます。ゴミですので僕が持ちます」と言ったが、ゴージャス貴婦人様は、私のコップをとって、カバンにおさめてくれた。

ゆえに、私は右手があいた。そして、半分の手で拍手をすることもできた。コンサートをより楽しむこともできた。

その方のことを神々しくみえた。生き仏ではないかとも思った。

僕は逆の立場でそういうことができたか?と考える。わからない。やった、とは言い切れない。気恥ずかしくて、できないかもしれない。

それ以来、僕は、あのおばさまのような動きをしたいと思って生きている。僕にとっては、彼女がヒーローである。とりあえず、駅の階段で、ベビーカーを下ろすのを手伝える人でありたい。

映画に求められる想像力

小説を映画にした場合、多くのシーンが削られる。映画の2時間でいれれる物語は、小説のボリュームよりもどうしても少なくなるケースが多い。

情報量も詰め込みすぎてはいけない。ゆえにセリフなども厳選する必要に迫られる。

そういう点で、映画は本よりも情報量は少なくなってしまう傾向にある、と考えていた(それが良い、悪いではなく)。もちろん映像としての情報量は多いが、シーンの切り取り方の幅として。

しかし、最近、その考え方が変わった。

映画は、あらゆるカットやセリフに意味がある。そう考えると、実は映画のト書に出ていない情報が映像の裏にはたくさん込められている。たとえば、あるシーンではカメラの視点が、登場人物の心境を表す、といったような。

映像や映画の人からすれば「何を当たり前のことを」という話だとは理解しているものの、そして、頭では理解しているものの、体感として理解できていなかった。

そして、もちろん小説でも同じようなことはある。あらゆる文章には、意味がある。小学校の国語の教科書で習ったような「1行1行に込められた思い」というものだ。たとえば、夏目漱石のあらゆる文章は何かのメタファーと解釈したりするような。

ただ、小説よりも映画の方がセリフ、セリフのトーン、セリフの速さ、カメラ割、色、BGM、背景など情報量が多いため、その多重構造の張り方が多様になる。

先日、バッファロー66を改めて見ている時に、そんなことを思った。意味のないようなシーンが多いこの映画だけど、見れば見るほど、そこに意味を付与できるような物語となっている(本当の意図は不明)。たまたま恩師とバーの人からバッファロー66の話を聞いて、20年ちかくぶりにHULUで見ている。

最近では、シンゴジラが、まさに最たるもので、音楽やテロップのフォント、背景の音声を含めてありとあらゆる仕掛けが張り巡らされている。

あとはタランティーノのパルプフィクションもそのような多重構造が張り巡らされた映画だ。たとえば、ユマ・サーマンの「ケチャップ」というオチがあるジョークの後で、ある役者がケチャップのように殺される。

そう考えると、映画は1シーン1シーンを全力で解釈していく必要があり、パワーが求められる作品なんだと改めて思う。そして、そういう点では、映画は2回見るのが正しい見方なんではないかと思ったり。

奥多摩のキャニオニングに行ってきた

P7300040

先日、会社の人たちとキャニオニングに参加してきました。

実は当日まで、キャニオニングのことをよくわかっておらず「カヌーくだり」とかと思っていたのですが、想像と全然違っていました。

キャニオニングとは、身体ひとつで渓谷を下るスポーツのこと。キャニオニングのキャニオンは「Canyon」で渓谷のことですね。

訪れたのは、以下の奥多摩のキャニオンズ。

»奥多摩アドベンチャー半日コース | キャニオンズ

朝の6時頃に出発し、渋滞が1時間ほどあったうえで、8時30分頃に到着。それから、アドベンチャーという3時間のコースを楽しみました。

コースは以下

  • ロープ:ロープを使って滝を下る。足を直角に岩に合わせるのがポイント
  • スライダー:プールのスライダーのごとく水の流れに身を任せて滝壺に落ちる的な何か
  • Walk:川や山の中を歩きます
  • ジャンプ:上からジャンプします

体力はそれなりに使いますし、油断してると怪我をしそうなアグレッシブなコースでしたが、その代償としてとても楽しみました。Go proを持っていった方が良かったかな、と思いましたが、下手するとGo proも壊れそうなので、持っていかない方が無難かもしれません。

費用は、1人1万円前後。途中でカメラや動画も撮影してくれており、コースが終わった瞬間にそれらが共有されます。すごい!それでウェアなどが一式込です。なお、持ち物は水着とタオル。スリッパ的なものもあった方が良いかもしれません。

現地では釜飯や山葵餃子が有名だとか。今回はタイミングがあわず食せませんでしたが、わさび餃子は気になります。

また13時には現地で解散できることを考えると、半日でたのしめます。ご興味のある方はいかがでしょうか。

なお帰りの中央道も混むのでお気をつけください。

P7300036

ウイスキーはビールより酔わない説

先日、近所で行きたいバーがあったので、金曜日の仕事帰りにふらっと訪問。22時くらいに訪れたのだが、その店は0時頃からが本番のようで人がいなかった。

そのため、オーナーと話をゆっくりする。

– お酒が弱いんですよ
と言う私。すると
– どういうお酒で良います?蒸留酒でも良います?醸造酒は酔いやすいですが、蒸留酒は酔いにくい人もいますよ
と仰る。

お酒をよく飲まれる方は常識なのかもしれませんが、わたくし、「蒸留酒と醸造酒でお酒の酔い方が変わる」説は初耳で、勉強になりました。

醸造酒は原料を発酵させて作ったお酒。不純物があります。たとえば、日本酒やワイン、ビールなど。

そして、蒸留酒はそれを蒸留したもの。不純物が少ない。ウイスキーやウォッカ、リキュールなど。

不純物といっても糖類や酵母の残留物などである。しかし、それらがあることによって、肝臓は分解を頑張る必要があります。もし不純物が少なければ、肝臓は分解に力を発揮しやすい状況です。そのため、不純物の少ない蒸留酒の方は、分解しやすいため、酔いにくい(ないし冷めやすい)というお話。

ちなみに色が不純物の現れということもあり、そう考えると白ワインの方が赤ワインの方が酔いにくいとか。さらには赤ワインも安いものだとより不純物が含まれていることもあるという話も。

このあたりの情報をさっとネットで調べてみたら諸説ありますし(上記が違うという説もありますし)、捉え方は色々あるかと思いますが、個人的には、「そういうものもあるんだろう」と理解しました。

さらに、そこから面白い話として、「人は、最初の飲んだアルコールの度数を覚えてしまう」という話を聞きました。

これは、最初にビールを飲めば、5%くらいのアルコール度数が身体にセットされ、その後、飲んだアルコールは5%くらいと身体は認識します。逆に最初にテキーラを飲んだとします。すると40%くらいのアルコール度数が身体にセットされ、その後、ビールなどを飲んでも「アルコール度数が高いのみもの」と認識されちゃうのだとか。チェイサーでさえも。

この話はネットで探しても乗っていなかったので信ぴょう性は謎のままですが、「ありえなくもないな」と思ってしまうストーリーとして話のネタとしては面白い。

そんなこんなで今日もお酒に少しでも強くなろうとする日々が続きます