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日記2

休日ランチの予定が流れたので、「よし、今日はリフレッシュ日にしよう」と思いたつ。寒い日は体力が削られる&年末は何かと慌ただしく、澱のようなものが溜まっていたので流されねばと。

そこで、前から気になっていたマッシュルームへ。

»マッシュルーム (MUSHROOM) – 恵比寿/フレンチ [食べログ]

きのこを使ったフレンチ。キノコ好きとしては気になる。

行ったところ、さすがに休日ランチということで、バリキャリマダムたちがたくさん。1人カウンターでおフランスを食す。弱いのにワインなんか飲んじゃったりして。

カウンター好きとしては、ここのカウンターは厨房が見れて悪くないものの、いかんせん狭いのとテーブルから高すぎて、少し居心地は悪い。ただ食事はうまい。大量のきのこを摂取し、満足。

最近、一人グルメにどこまで出来るか挑戦していて。昔、ロブション(の2階の方の夜)で1人で食事していた初老の方がかっこよすぎて、あれが理想にある。それなりに慣れたのだけど、店によっては「1人の予約NG」というところがたまにあって、悲しい。

そして食事しながら「あ、美容院にいかなきゃ」と美容院に予約。ホットペッパービューティからの予約は、オンラインから予約できるので無敵便利。かつ、「XX日たちましたよ」とリマインド&クーポンまで送ってくれて、なんというかTODOを肩代わりしてくれている(最近は炎上してたけど)。

その後、「あ、何人かが映画のインターステラーが面白いといっていた」と思い出し、Webから予約。ヒルズか渋谷のTOHOかなやんだが、美容院が代官山なので、距離的に渋谷をチョイス。ちょうど2席だけ空いていた。

そして、食事を終え、選挙へ。その後、三越の直しのお店へ。預けていたジーンズの裾直しをゲット。ついでに、別のコートのボタンつけを相談。神速で対応してくれた。はやーい。なお、ワイシャツのボタンはクリーニングショップでもつけてくれて、1人身にはありがたい世の中だなぁ、と痛感すること多し。

その後、美容院に行く。POPEYEの特集が「ガールフレンド」ですこぶる楽しい。昔のポパイのようだ。

ポパイとホットドックプレスに学んだことは多く。それこそ読んでいたのなんて中学生だか高校生の頃だから、恋愛なんて全くよくわからなかったけど、それでも門前の小僧がごとく、これらに多くのことを教えてもらった。

たとえば今でも覚えているのは

  • 女性と歩く時は車道を歩け
  • デートでお会計をする時は、女性がお手洗いにいった時。なお、相手がお手洗いにいかない場合は「化粧直しにいってきたら」という(このセリフは使ったことはないが)
  • 男性で一番かっこいいシーンは、車のバックをしている時に助手席においた左手(そんなバックしたことないけど

とかとか。今でこそ、こういう知識はWeb上でいくらでもあるけれど、当時は、彼らが教科書だったように思う。もちろんひどい教えも多々あったけれど。

そんな思い出を彷彿するような特集で楽しく読んだ。

その後、渋谷の映画館へ。自転車で10分。宮益坂下とペッパーランチの間の駐車場は便利。前からこんなに整備されてたっけ?

そして、インターステラーを見る。いやーいい映画だった。マシュー・マコノヒーの年取らなささにビビる。初めてみたのが1996年の「評決のとき」だから、20年弱たってるのに、そんなに老けてない。

この映画は終わった後、誰かと意見を交わしたい映画だったので、1人でみたのはミスったな、と思いつつ、まぁ、見逃すよりよかろう、と家路へ。

そして、恵比寿で最近見かけたマッサージへ。40分2000円。お安い。渋谷でも1時間3000円の店は3軒以上あるけど、シャツ代込でこれを考えると、業界トップレベルで安いかも。帰りもエスカレータまで送ってくれてホスピタリティ高い。残念なのは閉店時間が0時前なこと。

»ほぐしHOUSE恵比寿店

それから、晩飯を食べようとAria di Tacubo(アーリア ディ タクボ)」に電話するが満席。ここランチも夜も、最近は全然予約とれなくて無念。一回行きたいと思っているのだけど。

しょうがないので、帰って、ベーグルを食べる。最近、パンも原点回帰していて、食パンかブルーベリーベーグルにクリームチーズの2択の状態。問題は、最寄りのスーパーがガーデンプレイスの三越か、駅の西口の成城石井ということで、ベーグル1つが高いという問題。白金の方にいけばマルエツがあるけど、動線上にないのよねえ。。。

先日なんて、体調悪かったから栄養とろう、とガーデンプレイスのデパ地下でそれなりに食べ物を買ったら3000円を超えて、さすがにヒッといった。カプレーゼとエビチリと肉でそれだから、ドリンク抜きにしたら、そこら辺のイタリアンで食べるよりも高価。そう考えると、もはや、デリバリーの方が費用対効果が安いのではないかと思い(移動時間も考えると)、最近は、fineDineが週末の友。

そんなこんなで帰宅し、筋トレ&ストレッチ。プロフェッショナルを見ながら。今回は以下の佐渡島さん。ドラゴン桜などを世に生み出した著名編集者。

»佐渡島庸平(2014年12月8日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

その中で印象に残ったエピソードが1つ。こちらの文章を引用すると以下

南アフリカに住んでいた少年時代、マンデラの大統領選挙前に南アフリカ中の歌手が集まり白人黒人関係なく一つの歌を歌っていたという。「本当にシンプルな歌だけどめちゃくちゃ美しい」「外国人である僕の心にもこんなに国を大切にしなくてはいけないと心にきた」などとし、素朴でなにげないものが誰かの心に力を与えることがマンガへの思いに重なるという。

どうぐっと来たのか表現しにくいんだけど、感動やアート、音楽って人を動かすよね、という当たり前ながらも、インターステラーを見た後だから、なおさら共感して。特に今日選挙だったし考えること多く。

風呂では西 加奈子の地下の鳩を読む。さくらよりはよっぽど好きだが、好みはわかれるだろうなーと思う。

»地下の鳩 (文春文庫)

あとキンドルで「テラフォーマーズ」3巻と「今日から俺は!」を数巻読む。テラフォーマーズは今日の映画のせい。今日から俺は!は、先日、友人とこの本で盛り上がったため。

そして、今にいたる。無事、身体の外(マッサージ)と中(食べ物)、精神(メディア)のリフレッシュできました。

以前、友人が「私は週に1日は1人の時間がないとダメなの」といっていた。平日人にあえば会うだけ、その反動で1人の時間が必要になるそうだ。そういうリフレッシュの仕方もある。あるいは、知り合いの人も日曜日の午後は家にこもって、アメリカのドラマをひたすら見ていた。家に篭りながら。そういうふうに、大人になると身体の負荷とうまく付き合う必要があると思っていて、そのような身体のコリのほぐし方を学ぶ日々。

日記

ある日、22時頃、街に繰り出す。

おでんを食べたく、神泉のおでん屋へ。カウンター7席しかないこじんまりとしたお店。

»ひで – 神泉/おでん [食べログ]

店の雰囲気も、お姉さまたちも花街の雰囲気を色濃く残す風情。

おでんのオーダーって難しいね。どれがどれか知っておかないとオーダーできない。「これください」といってもいいけど、ちょっと代名詞すぎる。つみれください、といったら、これはなんとか団子だよ、と突っ込まれてしまった。それと白子を食べたく白子。美味

その後、ふらふらと恵比寿に移動し、バーイースモアへ。恵比寿神社の裏手のビル。Kintanの奥というか。

»バー イースモア (bar EAS MOR) – 恵比寿/バー [食べログ]

ここで、アルコールではなくフルーツを飲みたくなり、トマトを聞くがフレッシュなものはない。何があるかと聞いた所、ざくろがあるので、それにしてもらった。ビタミンを身体が欲しているのね、と身体に耳を済ませる。ざくろは濃厚で甘い。

隣の人が飲んでいたホットバタードラムが美味しそう。バターが輸入できない問題で、大変そうだ。

甘いものを飲みたく成り(身体が甘いものを欲していた)、エムでフランスのデザートワインを(詳細忘れた)。

»ワインバー エム (wine bar M) – 恵比寿/ワインバー [食べログ]

合コンが楽しそう。終電大丈夫かな?と勝手に余計な心配をしてしまった。

今度は小腹が空いてきたので、以下のあいびきへ。

»口コミ一覧 : あいびき[食べログ]

ソーセージを戴く。隣の席になった人と同じ業界ということがわかり、話に乱入。カウンターの楽しさってそういうところありますよね。

その後、その人たちとは駅で別れ、以下のデッコーロへ。

カウンター好きとして、以下の店のカウンターに以前から気になっていた(外から眺めて)。

»デッコーロ (decollo) – 恵比寿/イタリアン [食べログ]

思ったより思ったカウンターではなかった。

その後、帰りにローソンによると、前職で一緒だった人とお会いしてご挨拶。こちらが手で持っていたのは、低脂肪乳。見栄張って、全脂肪にすべきだったと反省(嘘)。

もう1杯飲みたい時間だったが、身体的に「もうかんべんしてくれ」といっているので諦めて帰る。帰宅26時。そして、寝る。

2

クリスマスが近づくと、実家の窓に白いスプレーでデコレーションをしていた。

玄関の大きな窓に、いわゆる星や木やトナカイを描いていた。出来合いの型に白いスプレーを吹きかけて、型を外すと、その型どおりに白く、星などが窓に映るというアレだ。

小学生の頃だったろうか、中学生の頃だったろうか。詳しくは覚えていないが、それくらいの頃だ。同時に白いツリーを出していた。頂上には星をかぶせて。

その窓にスプレーで絵を書くのは、僕の役割だった。もっとも、誰かにお願いされたわけではない。自分からし始めた。妹たちはしなかった。親もしなかった。ゆえに僕が続けた。

数年は続けたろうかと思う。まぁまぁ寒い冬に、玄関でするその作業は楽しくはあるが、それなりに億劫だった記憶がある。毎年、クリスマスが近くなると「あ、スプレーしなきゃ」と考えていた。

当時は、それが自分の役割であり、義務であり、ある種の戦場であった。それをきちんと毎年成し遂げることで、何かしらを達成した気分になったし、今の表現でいう自己顕示欲や承認欲求を満たしていたのだろうと思う。

いずれにせよ、そこでは自分がその役目を全うにこなしていたし、それなりの誇りも感じていた。

しかし、いつの頃からかそれはしなくなった。すっかり忘れた。今も、20年近くぶりに思い出した。

自分が戦っている戦場やミッションも、本当は別に大したものではないのかもねえ、なんという詮ないことをふと思った。

先日、友人と話をした。友人はハードワークだった。毎晩24時か25時まで働き、土日も働いた。彼女も30を超えた。

「こんなにもプライベートを犠牲にしながら仕事を続ける意味あるのかな」と彼女はつぶやいた。

それは疑問形の形をとっていても疑問形ではないし、僕が何かをそこに言うまでもなく、彼女は答えを自分で持っていた。

僕はいま、サンタの型抜きとその言葉をぼうっと思い返している。

1

何も起こらない物語が好きで。いわゆる日常というもの。人は死なないし、誰も大恋愛に落ちない。ただ、淡々と日常が過ぎていく。

とはいえ、かの作家が喝破したように、人にはそれぞれの戦場がある。ゆえに、外から見れば何も大したことはないけれど、その人にとっては、毎日がシェークスピアだ。すなわち悲劇であり、喜劇であり、いずれにせよ二度繰り返される。

ただ、そのような小説はほとんどない。短編では多くあるが長編ではほとんどない。恋愛ではあるが、恋愛を主軸にしたもの以外で、かつ面白いものはほとんどない。なぜなら日常はつまらないからだ。事件が起こらないと物語は進まない。事件を起こさずに物語をすすめるには、相当の筆力と世界観の構築が求められる。

覚えているのは以下は、大した事件も起こらなかった小説な気がする(うろ覚え)。

»失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

»リレキショ (河出文庫)

»プレーンソング (中公文庫)

»MISSING (双葉文庫)

»ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

»月曜の朝、ぼくたちは (幻冬舎文庫)

今日も風呂場で短編を読んでいただが、「そんなことは起こらない」というような事件が小説で起こる。そりゃ、小説にしたわけだから、日常で起こらない確率のことにフォーカスして描写している、というそういった整理はできる。しかし、私は、今、私とともに生きる日常の物語を読みたいのだ。

ということで、日常に関して、いくつか思い出せることを記す。

あるクリスマスの日。留学していた年のクリスマスだったか、その前後だったか。いずれにせよ10代のあるクリスマス。

大阪に住んでいた私は、天王寺という町で人を待っていた。午前から待っていたように思う。おそらく9時か10時かそこらだろう。最近では、午前から人と待ち合わせるなんて、遠出する時以外ないけれど、高校生にとって、朝からの待ち合わせはそうそう違和感のあるものではなかった。

天王寺は待ち合わせ場所にはいかんせん適した場所とはいえず。いまいち駅前であれ、ミオであれ、なんとなく「ぱっとした」待ち合わせ場所はない。ゆえに、モニュメント前で待ち合わせすることになる。その時は、確かクリスマスツリーの前で待ち合わせをしていた。

今でこそ、待ち合わせ時間は他の人が「どう人を待っているか」を観察する楽しみを覚えたけれど、当時はそんな大人の嗜みも知らないので、小説を持っていた。小説。今、思い返すと、どうやってその小説を持っていたんだろうと思う。昔からカバンを持っていない私は、多分、ズボンのポケットにでもその小説を入れていたのだろう。必然的に、文庫本だった。

ゆえに、すぐに読んでしまう本だと悲しい。天王寺まで電車で20分ほどかかる町に住んでいた私は、その電車で本を消化してしまうことを恐れていた。当時、1999年は、携帯で暇を潰せるようなサイトはなかった。1999年はimodeの誕生の年なのだから。ゆえに、活字中毒の私は、本がなくては電車に乗れないほどの少年だった。さしずめ活字なしの電車アレルギーとでも言おうか。

ゆえに、その時に持っていたのは、資本論の2巻だか3巻だ。かの岩波書店の。当時は何の疑問もなくその一冊を選んでいた。つまり「そんなに早く消化できず」そして、「分厚い」という2冊だ。なんなら読み返すに値する本だった。幾分、ハイデガーなどよりも実利主義的なチョイスで良かったのかもしれない。

いま思い返すと、クリスマスの待ち合わせに、資本論を真面目によむ高校生は、相当、ロックだな、と思うけれど、当時は、何も疑いを持っていなかった。

その時も相手は5分だか10分だか遅れてきた。当時はまだ「女性は遅刻するのがマナー」というしきたりを知らなかったので、それなりに時間が過ぎてからそわそわしながら待っていた。資本論もなかなか頭に入ってこない。

今でもかすかに覚えている。箱だか、機械だかから製造のロジックを組み立てる、という美しい造作を。細かい文章は忘れてしまったけれど、「資本論は、その思想よりも、このロジックで世の中に受け入れられたんじゃないか」とさえ感じるような美しさだったと思う。

いまでもクリスマスの季節になると、その資本論をふと思い出す。

シャツのボタンが取れた時にクリーニングの人に助けをもらうステップを忘れないようにする方法

  • シャツのボタンが取れた
  • 先日、同様の事件が起きた時に、「よしTwitterでヘルプを求めよう」と一度、ツイートしたものの、なんか阿呆っぽくてツイートを消した
  • 今まで同様なボタンが取れた時は、仲の良い人か、クリーニングのマダムに縫ってもらっていた
  • しかし今回は引っ越しして、クリーニング屋も頼れない。「よし、自分でなんとかしよう」と勇ましく、Amazonで500円くらいの裁縫セットを買って縫った
  • てえへんなでき。ひどい。なんかボタン浮いてるし、糸も出てる。なんか糸、閉じれてない
  • これはあかん、とおもっていた矢先に、再度、ボタンが取れた
  • 今回はクリーニング屋の人に再度、相談するしかない、と意気込む(最近、クリーニング屋のマダム(推定50歳)と仲がよく、よく便宜を図ってくれることが背景にある)
  • しかし、シャツを、「クリーニングバッグ」に入れるとボタンがとれているのを忘れて通常でクリーニングをお願いしてしまう恐れがあるので、クリーニングバッグに入れれない
  • さりとて、ハンガーにかけると忘れるし、見栄えも悪い
  • Todoリストに入れていても、クリーニング屋に出す瞬間はToDoリストみないので、思い出さない。こういう時にクリーニング屋のGPSデータがあれば、そこにいった時にそのToDoをリマインドしてもらえるようにするのに、と悔しがる
  • ここで悩むこと12時間
  • は!そうだ。シャツをリボン結びにすればよい!というソリューションを思いつく
  • そうすれば、クリーニング屋で出す時に「これはなんだ?」と思い、「は!ボタンとれてる」と思い出せる
  • 完成

ということで、同じ状況で悩む人のためにシェア

それぞれの戦場の72時間

以前にも以下で紹介したのだけれど、NHKの「ドキュメント72時間」という番組が面白くてしょうがない。

«NHKの72時間というテレビ番組が面白い | いけいけどんどん

いろいろなところの72時間を紹介するドキュメンタリーで、こないだ見たのは「山手線の72時間」。渋谷から時計回りで山手線を歩き、そこで会った人たちの夢を聞いていた。

「歌手になる」という旧来からの浪漫を語る人もいれば、「カラオケ同好会の部長が人生の生きがい」という91歳のおばあちゃんまでいる。

あるいは、「娘をあと2年大学を卒業させる」といって缶ビールで飲み会をするお父さんやキロ5円のダンボールを売って、毎日数百円の貯金をして、寺まいりをしたい、という方もいる。あるいは、「正社員になる」というものや「母親の髪の毛を切りたい」という美容師などのリアリスティックな夢もある。

そこには、自分の知らない人生と日常がある。「人にはそれぞれの戦場があるんだ」というアフターダーク(村上春樹氏)の一文が思い返された一話でした。

年末は人気の高かった番組を再放送するらしいので、是非ご覧ください。

カツオ漁船の話

今週末もためていた録画を見たのだが、涙腺をよく緩ませていた。

特に刺さったのが、「プロフェッショナル」の以下。

«明神学武(みょうじん まなぶ)(2014年11月10日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

水揚げ日本一を記録するカツオ一本釣り漁船、『第83佐賀明神丸』を率いるリーダー、明神学武

さんの特集。

ポイントは以下

  • 父親も船頭で自分もそれを受け継いだ
  • しかし、父親は人をぐんぐん引っ張るタイプだが、自分はもっとおとなしいタイプで父親みたいにはできない
  • 引き継いだ数年は結果も出せなかった
  • しかし、ある時に吹っ切れて、自分なりのカツオの大群を見つける方法にフォーカスした
  • 結果はでた
  • 今は日本一

というもの。

すごいなー、と思ったのは、カツオの大群を見つけるにも数千万のソナーや機器を使って、しかし、その上での目視で分析をするという科学と匠の技が合わさった世界観。

そして、彼が船頭のやり方を悩んで、船人たちが離脱していく中の、奥さんの「私は味方だから、好きなようにやって」という言葉。ここでも近いことを触れたけど、「味方だから」という言葉って、すごく励みになるんだよなー。

何より、この彼なりの編み出したやり方が成功して、ほんとにカツオを見つけるというところは、なんというかその彼の壮絶な経緯を想像するだに、涙なくして見れない。

人と違うやり方をするって、相当の覚悟がないとできず、そして、その結果を出すためには、通常のやり方の数倍のやり方でやるしか答えはでない(方法論が確立されていないので)。そんな中、ちゃんと、このような成果まで辿り着いた。そんな彼の人生を勝手に想像して、涙腺をゆるませる日々。ポテトサラダを食べながら。

もう1本のザ・ノンフィクション – フジテレビの「そこに愛はあるのか」のバレーの話もよかったよ(体罰の是非は別として)。

アスリート的カフェ巡りな一日

ある週末。起きたら12時頃だった。そこから走って、一息つくと14時だか15時だか。

お昼ごはんを食べたいけれど、あまり周りのお店は空いていない。「そうだ、前からいきたかった店があった」と思い、広尾まで自転車で。その店は、週末は時間を問わず空いているようで。

すると、その日は結婚式の二次会で使われていて入れず。仕方なくその近くで開いていたそば屋にはいる。

「あ、広尾でいくつかいきたいカフェがあった」と思い出し、せっかくひるすぎに広尾にきたので、カフェのスタンプラリーをすることにする。

まずは見た目がかなりパリっぽく、気になっていた。ひらまつのお店。以下。

«café bar à vin Des Près (カフェ バー・ア・ヴァン デ・プレ 【旧店名】カフェ・デ・プレ) – 広尾/カフェ [食べログ]

コーヒーは美味しく、雰囲気も良い。なるほど、と思い、次のお店へ。

次は以下のスフレのお店。男性1人で入るには、結構、躊躇するものの「スフレが大好きで仕方ない人」を装って、入ってみる

«ル・スフレ – 広尾/フレンチ [食べログ]

結論、スフレはうまい。普段なかなか食べることはないけど、まともに食えば、なんというか、キーライムパイレベルの力はある。

今のところ、当方のスイーツランキングとしては脳内ヒエラルヒー的には以下のようになっている模様。

A:マカロン
B:キーライムパイ、スフレ、ナッツの何か(アーモンドタルトとか)
C:シュークリーム・エクレアなどの生クリーム系
D:その他

ランチがそばだったので小腹がすいていた。スフレでさらに食欲がでてきたので、次は以下のお店へ。

«ルエル・ドゥ・ドゥリエール 西麻布店 (RUELLE DE DERRIER) – 広尾/ケーキ [食べログ]

ミルクレープ発祥の地とのこと。

そして「持ち帰りますか?店内ですか?と聞かれ、1人でお店でミルクレープを食べるのもこっ恥ずかしいから、持って帰ろうかな、と思いつつ、持って帰ることの億劫さを考えると、羞恥心よりも意思が勝ち、お店でクレープを食べることに。ただ、スピード的には大会に出れるほどのスピードで食す。多分2分くらい。

その後、コーヒーを飲み過ぎたので、ロイヤルミルクティを飲みたくなり、天現寺カフェへ。

«天現寺カフェ – 広尾/カフェ [食べログ]

僕の中で天現寺という言葉は、バブルを象徴している単語で、逆に嫌いではない。甘糟りり子の小説でもでてきたような(うろ覚え)。林真理子さんだったかも。

ここは、そんな天現寺のカフェ。ライブドアの元広報、乙部さんがオープンに関わっているとかいないとか(未確認)。

とりあえず、ロイヤルミルクティは美味しかったです。

そして、そろそろ帰ろうと思い、広尾の商店街を抜けてかえると、いつもは混んでいるアンドザフリットが好いている。これはいかねば、と思い、自転車を止めて立ち寄り。

«アンドザフリット 広尾本店 (AND THE FRIET) – 広尾/カフェ・喫茶(その他) [食べログ]

ここは、
・ポテトの種類
・塩
・ソース
などを選べる、フライドポテトの最高峰のお店。元ベルギーだったっけ?いつも隣の隣の店まで行列ができていて、入るタイミングを逃していた。

少し並んでオーダ。味はポテトの本来の味を食べる系。ゆえにポテトだけだと味は薄い。ゆえにソースありきなのだろう、と感じる。

そして、帰ろうと思ったら、喉が乾いたので、ふらっと以下のお店で赤ワインを1杯。ちょうど18時30分までは席が空いているとのこと。

«アクア ヴィーノ 広尾 (ACQA VINO) – 恵比寿/イタリアン [食べログ]

そして帰宅。18時30分までには帰ったので、3時間で6軒のアスリート的なカフェ巡りは完了しました(そんなこんなでこの街に住み始めて2年で行った店は150軒をこえた)。

当方、店を知るのが好きなのだが、空き時間に詰め込んでしまうため、どうも空き時間でいっきに回ることになる。上記のようにカフェだとまだ良いのだが、バーの場合もある。

多い時は6軒くらい、一晩で回る。お酒が強いと良いのだが、非常に弱い。ゆえに途中で恥を忍んでノンアルコールなどを入れないとふらふらになる。1人で回ることも多々あり、そういう時は一人なので、どんどん飲んでしまう。当方のアルコール許容量が2杯なので、まさに己との戦いである。

先週のある平日はちょうど夜に外出の予定があり、それが終わったのが23時前後。普段より早くの家路なので「このまま帰るのはもったいない」と思い、またもバーのスタンプラリーを開始する。

以前から気になってた焼き鳥屋に向かう。

«あぶりどり バリ鳥 恵比寿 (バリチョウ) – 恵比寿/焼鳥 [食べログ]

夜が遅かったので、品切れが多かった。砂肝も、ささみもない。悲しんで、なんか食べる。そしてそうそうに次にいく。店としては、さくっと飲むには、コスパがよいし、雑多な感じの雰囲気もよくて悪くないのではないか。1人で飲むのにも違和感はあまりない。

ただ、ゆっくり食べるならば、同じ恵比寿の焼き鳥でも、別邸の方がよいな。

そして、こちらも以前から気になっていた夜木へ。渋谷橋の近くで、ゴッサムグリルとタイ料理のCociの間。

«夜木 – 恵比寿/ワインバー [食べログ]

奥が食事スペースでそこの雰囲気がよくわからなかったのが残念だけど、木のテーブルがよい感じ。

次にゴウスタンドへ。俺のフレンチがあったところの少し先かな。

«ゴウ スタンド (GOU STAND) – 恵比寿/ワインバー [食べログ]

以前、この店にいこうと歩いていたら、この付近で元彼女に目撃されたようでLINEで報告をもらったといういわくつきの店である。なお、その時は満席で入れなかった。

ここではカプレーゼをいただく。カプレーゼを、なんというかBARで夜中にいただくことの幸せ感は、人生におけるいろんな幸せのかなり上位にくるのではないか、と思いながらいただく。

個人的にBAR巡りはBARの店の雰囲気の楽しさもあるものの、面白いバーテンダーさん探しの旅でもあり、そういう意味では、今日の2軒はピンとこなかった。

さて、ここで3杯目に達し、当方の限界量を突破したので、千鳥足で店を出る。気分がよくなったので、そのまま幸せを貪ろうと思いマッサージに向かう(卑猥な奴じゃないよ)。その後、2時頃に帰ったら、仕事のメールが届いており、3時までメール。

今の物件は、「足が伸ばせる風呂」という風呂への一目惚れで、その物件に決めた。その愛するお風呂に入りながら、ジェフリーディーバの悪魔の涙を読みながら、毒気を抜いて就寝。

そんなお気楽な日々。

言葉の力

以下の記事を読んだ

«スタートアップに人を誘うということ – ベンチャー役員三界に家なし

僕は以前、大阪の取引先の還暦を超えた社長さんに「仕事がなかなか大変だ」と思わず酔っぱらってこぼした時に新地のクラブでこう声をかけられたことがあります。
「失敗もするやろ。そやけど思いっきりやったらええ。もうどうしようもなくなったらうちに来い。企画でも広報でもなんでもやらせたる。その代り給料は安いで!」

僕は、他のエントリを読んでもらったら分かる通り相当性格がねじ曲がってますが、その時のその社長の言葉は本当に嬉しかった。
そして、絶対に自分の会社でがんばろうと思ったのを思い出しました。

僕自身、自分なりにはとても大変な状況の時に、何度か「いざとなったら、うちに来い」と声をかけてくれた人たちがいて。

その言葉が自分をとても救ってくれた。言葉は人を救うのだ、と身をしみて感じた言葉だった。

その言葉によって、自分は今の環境でのたれ死んでも、なんとかなるという覚悟ができる。また、何より、人から必要とされる、ということが、とても人を支えるのだ、という事実。

リバー・フェニックスの言葉(うろ覚え)「人を救うのは家族や恋人、友人など身近な人たちのたった一言だったりするんだ」を思い出す。