瞑想とかリトリートとか

今日、友人が北海道でしていたリトリートの話から、リトリートでは「瞑想」がいいんじゃないかとう話になり

この1週間だけでも、知らない間に瞑想の話をこんなに聞いていた、していたのかと驚いた。

これは、人は自分の関心のある情報にだけ自分に入ってくるカクテルパーティ効果によるものかもしれないけれど、やたら瞑瞑づいているなと思った。

瞑想気になる

SNSを使わない方が、尊い時代

昔、日本では太っている方が高貴とされた。お金持ちしかたくさんご飯を食べれなかったからだ。

しかし、飽食の時代になり、逆に太っていると、自分のコントロールができないとされて、痩せている方が尊いとされる時代になった。

モノもそうだ。バブルのころはいい車、いい家、いいモノを持っているものが尊ばれた。しかし、昨今は、サステイナビリティのトレンドやミニマリズムのトレンドもあり、モノを持ってることが尊いとは思われない。

そして、このトレンドは、インターネットにもあるかもしれない。

2000年のころは、SNSがトレンドで、「なぜしていないの」という時代だった。しかし、昨今は、誰しもがtwitterに、tiktokにinstagramをしている。もう飽和の飽和。おなかいっぱい。

そういう時代では、SNSをしない方が、もしかしたらcoolなのかもしれない。以前、テレビが市民の時間を奪うというような言説があったが、昨今はSNSが人々の時間を奪う。すなわち、人の時間を生産的ではなく浪費させる、というような当てはめも可能かもしれない。

つまり、SNSは人の生産性をさげ、ひいては国力をさげ、さらには、人類の進化を遅くする。

むかしはゲームや漫画が悪とされていたが、今後は、SNSが悪とされる時代になってきている。ちな、これに関しては以下の本が面白かった

ということで、昔は私も、SNSの本などを書いていた人間としては、隔世の感があるが、昨今は、SNSをいかに控えるかに苦心している。ブラウザのアドオンでブロックしてみたり、通知をきったり。

いままでは、mixiから、twitter 、instagram、tiktokというSNSの流れがあった。そういうはやり廃りがあった。ただ、これからは、「インターネットを使わない」というトレンドがくるかもしれない。

そうなった時に、求められるビジネスは今までのものとは少し異なるものかもしれない。デジタルデトックスの事業や、それこそ趣味の事業とか、そんなこんな。

 

終わりなき日常を生きろ

終わりなき日常を生きろ、という本が出版されたのは1995年らしい。当時は、それなりに話題になった本だった。時の人、宮台真司さんの一冊だった。読んだ覚えがあるけれど、中学生だった僕にとっては、あまりよくわからない一冊だった。でも、最近になってこの本のタイトルをふっと思い出す。

イーロンマスクが日本は今後なくなると看破したのは最近だけれど、少子化問題は20年前からあって、本来は20年前から十分に予測できる話だった。ムーアの法則よりも明白な事実だった。テクノロジーにおけるインフラの進化と同じで線形に読める未来だった。このまま出生率が下がれば、すぐに大問題になると。でもなぜか20年のタイムラグがあって、今、騒がれている。

いずれにせよ日本は少子化を迎える。また、世界においても社会としては不景気に突入していく。そしてロシアに端を発する社会情勢はますます不確実性を増していく。経済的に、あるいは、日本的に明るいニュースは、これまでと相対的に少なくなる。方や芸能人の自殺などがニュースに目立つ。なんだか鬱屈とした日々。でも、我々はそれでも日常を生きないといけない。

友人を昔、なくした。たまに、彼のことを思い出す。何か大変なことがあっても、でも彼はもうそれさえも経験できてなくて。自分はその大変さも踏まえて、生きていることに感謝しなきゃな、という風な。でも、同時に、生きるというのはそんなに簡単でもない。サバイバルという表現の方が近いのかもしれない。

ノルウェイの森で、親友の自殺について主人公がいう。

お前とちがって俺は生きると決めたし、それも俺なりにきちんと生きると決めたんだ。お前だってきっと辛かっただろうけど、俺だって辛いんだ。本当だよ。これというのもお前が直子を残して死んじゃったせいなんだぜ。でも俺は彼女を絶対に見捨てないよ。何故なら俺は彼女が好きだし、彼女よりは俺の方が強いからだ。そして俺は今よりもっと強くなる。そして成熟する。大人になるんだよ。そうしなくてはならないからだ。俺はこれまでできることなら十七や十八のままでいたいと思っていた。でも今はそうは思わない。俺はもう十代の少年じゃないんだよ。俺は責任というものを感じるんだ。なあキズキ、俺はもうお前と一緒にいた頃の俺じゃないんだよ。俺はもう二十歳になったんだよ。そして俺は生きつづけるための代償をきちっと払わなきゃならないんだよ。

これは人の話だけど、日本にも当てはまる。日本は今後少子化で経済的にも厳しいけれど、それでも生きていかなくちゃいけない。まぁまぁタフな未来だとしても。

あるいは、tik tokで、たまたまaviciiの歌を歌ってる人がいた。the nightだった

He said, “One day you’ll leave this world behind
So live a life you will remember.”

「いつかおまえもこの世を去る時がくる。だから、思い返してよかったと思える人生にしなさい」

 

そう歌ったaviciiも2018年に命を終えた。なんなんだよ、と思った。

とはいえ丸裸で生きなければいけない、わけではない。人によって、自分を支える何かを持つ。それは、食べ物であったり、ゲームであったり、漫画だったり、歌だったり、小説だったり、好きな人だったり、家族だったり。

リバーフェニックスは、「人を救えるのは、周りの人のちょっとした言葉だと思うんだ」といっていた。そうかもしれない。そんなリバーフェニックスさえ今はいないけれど。

あるいは、タモリさんの言葉を思い出す。タモリさんが、小学校の同窓会に参加した。50年か60年ぶり。最後に、校歌を歌った。泣いた。最後に残るのは歌だ、とタモリさんがいった。という話。

歌は人を救うのかもしれない。そんな時に思い出すのは、This is meだったり。

 

あるいはMattのダンスだったり。

 

人の言葉なら、ジョブズの言葉を思い出す。レンガで頭を殴られたような衝撃を受けても、ジョブズはそれを薬だったという。そんなジョブズも今はいないけれど。なんだよ、いない人ばっかりじゃないか。

 

あるいは我武者羅応援団の話とか。

あるいは経済だけが幸せの指標でもない。

最近、アドレナリンとオキシトシンの幸せの話をきいた。若いうちは、刺激的な微々で幸せを感じる(アドレナリン)。ただ、年をとっていくと人のつながりに幸せを感じる(オキシトシン)。

それが正ならば、必ずしも経済性が幸せの尺度と限らない。日本ならではの、貧乏になる国ならではの幸せがあるのかもしれない。それは、まさに日本の東京とローカルの関係性にあるような。

私は大学時代に、今後、経済的に弱くなる日本がグローバルで戦っていくにはどうすべきかという研究をしていた。それがブランド国家だった。その結論としては、日本が持っている価値観で、グローバルで一定の層の支持をえて、その人たちの税金や支援金で生きるという結果だった。経済的に外貨を獲得できない国は、価値観からの支援を受けるしかない。

ただ、あるいは年老いていく国ゆえの妙味もあるのかもしれない。カズオイシグロの日の名残り。以下の言葉を私はメモしている。

夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」 「たしかにおっしゃるとおりかもしれません」と私は言いました

ORIGINALSを読んだ

名著。面白い

ファイアフォックスまたはクロームを使っていた従業員は、インターネットエクスプローラーまたはサファリを使っていた従業員よりも一五パーセント長く勤務していたのだ。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.242-244). Kindle 版.

すわなち新しいものを使ってる人は、転職しそうに思えるけど、実際はそうでなかった。

スティーブ・ジョブズがいうところの)「宇宙をへこませる」ような人

表現かわいい。ジョブズが死んだ時の追悼で「世界が少し退屈になった」といった人がいたけど素晴らしい表現だよな〜

心理学者のトッド・ルバートとロバート・スターンバーグは、「成果をあげたいという欲求が中程度を超えると、創造性が低下するということが実証されてい

たいていの人は、リスク・テイカーのほうが明らかに有利だと予測するだろう。だが研究の結果はその逆だった。本業を続けた起業家は、やめた起業家よりも失敗の確率が三三パーセント低かったのだ。

ある一つの分野でオリジナリティを発揮したいのであれば、その一つの分野以外のあらゆる分野で確実な行動をとって、感情の安定と社会的な安定を得ないことには、けっしてできない」のだ。

会社員しながら起業した人と起業に専任した人の失敗率は、前者の方が低かったとか。安定がないと、チャレンジングなことができないからとか。面白い

USは奥さんが働いていて、その分、旦那さんがリスクとれるから起業みたいなモデルも多いみたいな話も。

仕事は自分でつくることができる」と指導された従業員は、六週間後の幸福度と成果が大きく上昇していた。自分の仕事をどのように変えられるかを考えたことで、実際に行動を起こしていたのだ。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.689-690). Kindle 版.

これは聞いたことがある。自由度と幸せの相関。

結果、団員たちは自分のパフォーマンスが、観客にどの程度気に入ってもらえるかを、正確に判断できていないことがわかった。ほかの九人のサーカス団員のパフォーマンスと、自分のパフォーマンスを比較して評価してもらった場合、平均して自分のパフォーマンスに二段階も高い評価をつけていた。一方で、マネージャーたちはより現実的だった。パフォーマンスをある程度客観的に観察しており、より中立的な立場をとっていた。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.807-811). Kindle 版.

マネージャーは自分の評価により客観的だった。

何らかのいいアイデアを思いついたときに、そのアイデアが自分の好みにピッタリと合いすぎて──そして受け手の好みとはかけ離れすぎて──正しく評価することがむずかしくなる。アイデアが浮かんだときの「これだ!」という興奮や、達成感で舞い上がってしまう。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.824-827). Kindle 版.

ある。これ僕もよくあるので避けたいと意識してるけど簡単でなし。

専門知識と経験が深まるほど、世界の見方がある一定の状態に固定されてしまうとしている。たとえば、ブリッジ(トランプのゲーム)のプロは、ルール変更があると初心者よりも適応に苦労するという研究結果や、ベテラン会計士は経験の少ない会計士よりも新しい税法をスムーズに適用できないという研究結果などがある

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.974-977). Kindle 版.

これも有る種のイノベーションのジレンマ

ノーベル賞受賞者は、一般的な科学者よりも芸術にたずさわる割合が、並外れて高かった。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1093-1094). Kindle 版.

芸術の価値。以前、MBAとアートの学位を取るのがはやってた

ノーベル賞受賞者である心理学者ダニエル・カーネマンと、意思決定の研究を専門とするゲーリー・クラインが解説しているように、「直感が頼りになるのは、予測可能な環境で判断を下す経験を積んだときだけ」だ

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1211-1213). Kindle 版.

面白い。いつでも直感を信じると良いというわけではない。まぁそりゃそうか。

ルドヴィンが二人にチャンスを与えたのは、アイデアを見直して、適切に実現させていく能力を買ったからだ。「二人は、真夜中に書斎にこもり、第二幕をどう直そうかと、とことん考えるタイプのヤツらでした。とくにジェリーは自分の仕事に細部にまでこだわっていた。そういう情熱こそ探し求めるべきなんですよ

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1287-1290). Kindle 版.

 

失敗が問題なのではなく、失敗から次をうまくやるかの能力の方が、先が読めない時代には重要という話。

一方で、斬新なアイデアを売り込もうとする場合や、目上の相手に対して何らかの変化を提案する場合には、相手が疑いの目をもつ可能性が高い。投資家はこちらの提案に何とかケチをつけようとするし、上司はこちらの提案がなぜうまくいかないのか、その理由を探そうとする。じつはそのような状況下では、グリスコムのように下手に出るコミュニケーション方法をとり、みずからのアイデアの欠点を強調するほうが効果的なのだ

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1513-1518). Kindle 版.

 

ネガティブな点を示すことで、皮肉にも相手がネガティブな点を思いつきにくくなるという。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1616-1617). Kindle 版.

これも面白い。斬新なアイデアを提案する時は自分から突っ込む方が良い。

ずいぶん以前にハーバード大学の教授ジョン・コッターが行なった研究によると、ものごとを変えようと計画している人が、自分のビジョンを伝える際、通常一〇分の一程度しか相手に伝わっていないということがわかった。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1645-1647). Kindle 版.

10%ってすごいな。これを頭に入れて喋ろう。

ある考え方に一〇~二〇回くり返し触れると、好感度は上昇し続けることがわかっている。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1683-1684). Kindle 版.

10回。多いな

成功と失敗を分けたのは、四二パーセントの場合でタイミングでした

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2144). Kindle 版.

めちゃめちゃおもしろい

先発企業は後発企業よりも約六倍、失敗率が高かったことになる。先発企業は、生き残っても、平均一〇パーセントの市場を占有するのみで、対する後発企業の占有率の平均は、二八パーセントだった。意外なことに、先発者となることは、利点よりも不利な面が大きいことがままある

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2158-2161). Kindle 版.

 

ビジネスで勝ちたければ、後発でコピーした方が良いという話になるね。

起業家が話題の市場に急いで参入すると、会社の生存率や成長する確率が低いことを発見している。逆に、市場の過熱ぶりが冷めたころまで待った起業家は、成功の確率が高くなっている。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2206-2208). Kindle 版.

 

流行りにのるとだめ。

過去一〇年間、抗議活動やデモ行進に参加してきたとしたら、同じように活動を行なっている別の組織に対しても、一体感や共感を覚えることができる

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2484-2486). Kindle 版.

 

同じ価値観の人と行動する時に、手段が同じの方が重要という話。

 

異なる意見は、たとえ間違っていても、役に立つのだ。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.3626-3627). Kindle 版.

多様性の意味。

あるビジョンを伝えるには、実際にそのビジョンの影響を受けている人に任せるのがもっとも効果的だということを、デビッド・ホフマンと私は発見した。

アダム・グラント. ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.4244-4245). Kindle 版.

これもめちゃめちゃおもしろい。会社のビジョンを伝えるには、そのビジョンに共感する人に話をしてもらうのがいいのかな。面接はそうだな。

Gmailも文字入力が遅かったのをようやく解決した

Gmailを読む時はいいのですが、書く時に、やたら重くなる現象にあっていました
しかも1年以上。しかし、いろいろ調べても解決する方法がなく。

そして、ようやく今日、解決することができました。

その方法とは…。

Gmailの言語設定を日本語にするだけ。
いままで英語にしていたのですが、それを日本語にしただけで治りました。

こんな簡単なことだったとは… 。

これで無限にメールをかけますね

GRIT やり抜く力を手に入れるを読んだ

 

今回はどこをどう変えたらいいか、クライアントとともに戦略を練る。ナラティブ・ジャーナリング[自身の経験をストーリー立てて記述すること]と筆記開示法[ストレスフルな出来事についての考えや感情を書き出す方法]に関する研究によれば、この過程で自分の人生について新たな「ストーリー」が生まれることもあるという。『JournalofPersonalityandSocialPsychology』に発表された論文では、苦難に立ち向かう人の物語を聞いた学生たちが、困難を成長のチャンスと捉え直して、自分の人生のストーリーを書き直そうと気持ちを動かされたことが示されている。そして、自分のストーリーを書き直したグループは、調査の対照群と比較して大学を中退する率がはるかに低かったのだ。

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1271-1277). Kindle 版.

自分のストーリーを書き直すというレジリエンス。

自己決定理論の共同提唱者であるエドワード・デシは、自分ひとりでした決断は決して最良の決断にはならないことを発見した。

なるほど。

「頻繁なポジティブ感情がもたらす効果」(TheBenefitsofFrequentPositiveAffect)〜

私は持続的幸福と成功の人生に必要なものはズバリ何なのか、それを知るために論文を読みあさっていた。その中でこの論文は、他のものとはまったく異質で、ずば抜けていた。〜そして彼らは、私も含めほとんどの人が信じていたことが誤りで、実際にはそれとは真逆のことが正しいということを発見した。つまり、人は何かに成功して幸せになるのではなく、「幸せだからこそ成功する」というのだ。彼らが提唱した成功と幸福の全体像は、交友関係や健康、経済、仕事、その他人生のあらゆる側面での成功について、長期的かつ質的に、相関関係や因果関係が調べられた多数の研究を包括したものだ。

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2436-2445). Kindle 版.

面白い。幸せだから成功する。

もうひとつ、ウェルビーイングを向上させる方法として高い効果が示されているのが、感謝の実践

聞いたことある。

オバマは大統領としての決断が必要となること以外は何ひとつ自分では決めないということだ。それゆえ、彼はブルーかグレーのスーツしか着ないし、出された食事以外を欲しがることもなく、日常生活における細々とした決定はすべて側近などに決めさせていた。〜彼がこのやり方を採用していたのは、意思決定のためのエネルギーを節約するためだ。難しい決断には意志力の消耗が伴い、意志力が使い尽くされると「決断疲れ」と呼ばれる状態に陥るということが、最新の研究で明らかになったことが背景にある

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.3072-3078). Kindle 版.

ジョブズの黒のタートルネックも。友人もご飯の店は決めたくないといっていた。

したがって、「リスクを避ける」という失敗を冒すべきではない。なぜなら、実際には、価値あることを追い求めて失敗をすることが、その後の目標に対する粘り強さを高めることにつながるからだ。成功した起業家には、1つ目の会社(1つだけでない場合も!)の設立で失敗をして、その後、知性やスタミナをパワーアップさせて最終的に成功を収めたという経験を持つ人がとても多いのだが、こうした原理を考えれば納得がいくだろう。

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.4057-4061). Kindle 版.

リスクをとって、仮にそれが失敗しても、今後の成功につながる

 

 

 

夜と霧 を読んだ

名作といわれるだけあって、良い一冊でした。

ナチス収容所の実体験をもとにした一冊。あまりにも過酷な状況のため、人は生きることの意味を問うことになる。

>言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した

人は、この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ

愛は 生身 の人間の存在とはほとんど関係なく、愛する妻の精神的な存在、つまり(哲学者のいう)「 本質」に深くかかわっている、ということを。愛する妻の「 現存」、わたしとともにあること、肉体が存在すること、生きてあることは、まったく問題の外なのだ。愛する妻がまだ生きているのか、あるいはもう生きてはいないのか、まるでわからなかった。

愛する人を思うだけで人は幸せになれるという。そして、その人が生きているかどうかは関係ない、と。

被収容者の内面が深まると、たまに芸術や自然に接することが強烈な経験となった。この経験は、世界やしんそこ恐怖すべき状況を忘れさせてあまりあるほど圧倒的だった。  とうてい信じられない光景だろうが、わたしたちは、アウシュヴィッツからバイエルン地方にある収容所に向かう護送車の鉄格子の隙間から、頂が 今まさに夕焼け の茜色 に照り映えているザルツブルクの山並みを見上げて、顔を輝かせ、うっとりとしていた

また、それは時には自然かもしれない。何かの話で、人は辛い状況になると夕日の美しさに涙をするというエピソードをどっかで読んだ記憶が。

ここで必要なのは、生きる意味についての問いを百八十度方向転換することだ。わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ。

有名な一節。自分たちが生きることに期待するのではなく、私たちがなにが期待されているか。これは言い換えると以下のような、苦しみも含めたあらゆる出来事に憤ったり、避けるのではなく、それをどう受け止めるかが試されているという話と理解した。

人間は苦しみと向きあい、この苦しみに満ちた運命とともに全宇宙にたった一度、そしてふたつとないあり方で存在しているのだという意識にまで到達しなければならない。だれもその人から苦しみを取り除くことはできない。だれもその人の身代りになって苦しみをとことん苦しむことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを引きうけることに、ふたつとないなにかをなしとげるたった一度の可能性はあるのだ。

苦しみさえも、それも生きる価値の1つに置き換える。ヨガの教えとかにも近い。

 

 

 

両利きの経営を読んだ

>老舗企業は常に深化に専念し、すでに知っていることの活用にかけては腕を上げていく。それで短期的に優勢になるが、徐々に力を失い、つぶれてしまう」と、マーチは結論づけた

イノベーションのジレンマ

>クリステンセンは著書で「組織は破壊的変化に直面すると、探索と深化は同時にできないので、探索にあたるサブユニットをスピンアウトしなくてはならない」と主張している★21。

新規事業はスピンアウトすべし

>アマゾンのリーダーシップには、探索と深化を同時に行うときに生じる特有の「葛藤を許容する能力」と、破壊的変化を追求し続ける勇気がある。ベゾス自身の取り組む姿勢がそれを体現している。たとえば、そのせいでアマゾン本体の商品の売上を損なうことになったとしても、ウェブサイト上に競合品を掲載するように強く求めた。また、アマゾン自身のシューズ販売サイト(エンドレス・コム)と直接競合するとしても、ザッポスの買収に踏み切ったのもそうだ。

アマゾンがなぜ、イノベーションをおこせたか。それは、トップからのカルチャーとトップダウンの覚悟

>ベゾスは語る。「ゆっくりと安定的に進んでいけば、時間とともに、どのような挑戦にも食い込んでいける。(中略)私がすべてのアイディアを持っているわけではない。それが私の役割ではない。私の役割は、イノベーションの文化を構築することだ」と★26。
>ベゾスの見解によると、アマゾンの共通の文化規範は、あくなき顧客重視、実験への積極性、倹約、政治的な行動をしない、長期展望などである。これらは、完全に異なるユニットにまたがって、社内の人々を一つに結束させるのに役立っているのだ。

イノベーションは社長だけが起こすものではない

>「当社の素晴らしい物流を基盤に動いている限り、ウォルマートの名前かどうかは重要ではない」と、ウォルマートの元新業態

こだわるべきところとそうでないところ

>①既存技術で新しい市場にさらに適用できることはないか(領域D)、②新しい技術で既存市場に適用できることはないか(領域C)、③新しい技術で新しい市場に適用できることはないか(領域B)

新規事業の4つの領域

>IBMに欠けていたのは、脅威や機会を見抜く力ではなく、それに対処するために、資産の再配分や組織再編を行う組織能力であったというのだ。

>両利きの経営で要求されるのは、リーダーがこうした違いを育んでいくことだ。文化が重荷になりうるのは、非常に限られた規範に頑なに執着しているときに限られる。

リーダーが変わる覚悟が必要

>し今は、その病根について読者の理解が深まっていれば幸いである。最も成功している企業がイノベーションストリームを構築し、両利きの行動をとっていることはもう明らかなはずだ。深化ユニットでは重視されるのは漸進型イノベーションと絶え間ない改善だが、探索ユニットでは実験と行動を通じた学習である。探索ユニットはスピンアウトせずに、深化ユニットの中核となる資産と組織能力を探索ユニット内で活用する。内部的に矛盾をはらんだ探索ユニットと深化ユニットを共存させるには、包括的で感情に訴える抱負、基本的価値観、幹部チームの強い結束力が必要になる。

伸びる企業は、探索と深化を共存させている。

PLG プロダクト・レッド・グロースを読んだ

最近話題のPLG。よみましたん

>価格を決める際は、10倍ルールに従う手法をおすすめする。「我々のサービス価格はいくらです。なぜなら我々のユーザーは最低でもその10倍の価値を得ているからです」というように提示するのだ。もし私が100ドルのサービスを売っているとしたら、最低でも1000ドルの価値をユーザーに提供する。価格は、できる限り「正当な」ものを提示するべきだ。
>ヴァン・ウェスト・モデルでは、理想的な価格帯を特定するために4つの質問が用意されている。どの時点でプロダクトを高すぎる、または低すぎると感じるかを確認しよう。
>つまり、ポイヤー氏のアドバイスに従うなら、次のたった2つの質問をすることで、プロダクトの妥当な価格帯を把握することができる。

saasの価格ぎめのテクニックいろいろ


>カスタマー・リテンション・レート(顧客維持率)を5%上げるだけで、売上を25~95%も上げることができる[50]ことを考慮すると、この理由は実にばかげている。

リテンションの重要性