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モバイルSuicaは世界を救う

毎朝、駅の中のパン屋さんで決まったパンを買う。

ツナサンドだ。大抵2個くらい残っていて、1つを買う。正式名称はツナポテトなんとかサンドだが、ツナサンドと言う。

お店の人は「ツナポテトなんたらサンドですね」と復唱する。僕は「はい」と答える。

お店の中には2人いる。1人がパンをとって、1人が会計をする。

ゆえに、この店でさくっとパンを買うには、2つのアクションが肝だ。

1.パンをオーダする
2.支払う

1つ目はいわゆる「何のパンを買ったら良いかわからない」という人がボトルネックになる。コンベアを詰まらせる。GOALを遅れさせる。とはいえ、しょうがない。初めてパンを買う人はしょうがない。たまに「先にどうぞ」と言ってくれるし。

問題は2つ目である。2つ目は、人によっては「カバンから財布を出して、財布から小銭を出して、そして、渡す」。この過程が30秒くらいかかることもある。

朝の通勤での30秒は、小学生の夏休みに換算すれば2日分くらいに相当するだろう。それほど貴重でプレシャスでプレシャスで貴重である。

しかし、そんなのでイライラしてもしょうがないので、できるビジネスマンはスマホでニュースを読んでまつ。

しかし、後ろにも行列はできる。

僕はモバイルsuicaで払う。先方もさすがJRの構内で働いているだけあってSUICA信奉者なのであろう。対応も早い。

タクシーでSUICAを使おうとすると10秒くらいの時間がかかるが、このパン屋では多分1秒を切っていると思う。

なんなら僕の顔を覚えてくれているので「SUICAで」と言わずに対応してくれている。僕は、携帯でそれまでニュースを見ていたわけだから、その胸元にその携帯はあり、それをレジ横にスライドさせるだけで、いわばノーモーションのストレートを繰り出すようにSUICAを出すことができる。およそ1秒。

つまり、小銭を払おうとする人にとっては30秒。SUICAで払えば余裕を持って1.5秒。この28.5秒は大きなインパクトになる。

僕が使う駅の1日の利用者数は13万。そのうち1%の人がパンを買うとすると、1300人。この1300人に28.5秒をかけあわせると617分。つまり10時間に該当する。

サラリーマンの時給を2000~3000円と聞いたことがあるので、仮に1500円とすると(パン屋の客には働いてない人もいるので)、1500円×10時間=1.5万。月に換算すると30万

モバイルSUICAを使えば、世界から毎月、30万円分の労働力が捻出できるのである。

ということで、みんなモバイルSuica(ないし、Suica)を使えばいいのにと思ったよ。

Let it beとあるがまま

以下の記事を見かけた。

»"Let it go"と「ありのまま」の違い(小野昌弘) – 個人 – Yahoo!ニュース

アナと雪の女王の主題歌である「Let it go」と、その日本語訳の「ありのまま」は、異なるという話。

それはそれでともかく、それで思いだしたのが、ビートルズの「Let it be」の和訳。

サザンの桑田さんが、それを「あるがまま」と訳していたのを思い出しました。

いい訳じゃん!それだけ

NHKの72時間というテレビ番組が面白い

昔はタイミング的な意味でテレビを見なかったのだけれど、テレビの情報量の多さに畏敬の念を覚え、最近は意識的にテレビを見るようにしている。

基本的に情報取得の目的で見るのでドキュメンタリーが多い。録画しているドキュメンタリーは以下

  • ガイアの夜明け
  • カンブリア宮殿
  • プロフェッショナル
  • 72時間
  • ザ・ノンフィクション
  • 情熱大陸
  • Cross road
  • 夢の扉

結構な量ではあるが、「何かをしながら見る」という形にしており、掃除や筋トレ、洗濯もの、パソコンで作業をしながら見る。HDDに溜まった番組はなかなか見れないので、そういう習慣に落とし込んで見ることができるようになった。かつ、面白いテーマの時だけ見る&2倍速&CMスキップなので、これだけ見ても週2時間ほどで消化できる。

※ちなみにWBSも見たいのだが、さすがに毎日は厳しいので「トレたま」だけでも追っかけようとGoogleアラートで「トレたま」をトラッキングしてたりする

で、最近、非常に気に入っている番組がNHKの件のドキュメント72時間だ。

»ドキュメント72時間 – NHK

名前の通り、ある場所を72時間撮影した物語。

過去には「花見の上野公園」「スカイツリー」「消費税増税前後のドンキ」「4月1日またぎのハローワーク」など、時事性を盛り込んだものが多い。

そして先日は「鶯谷の駅前の大衆食堂」。

そこには、仕事帰りのサラリーマンや息抜きにきた漫画家。風俗嬢や謎のアパレル紳士。5回再婚をした夫婦などが訪れる。

このような何気ない市井の人たちの息遣いの魅力的なこと。

人は、どうしても自分の生きている世界のことしか知ることはない。FacebookやTwitterを使えばある程度、他の人のアクションは知ることはできるけれど、それでも息遣いを知ることはできない。やはりボディランゲージは、言葉より雄弁であり、テキストの限界がそこにはある。

この番組では、そのような自分の知らない世界の日常を見ることができる。

当方が上原さんのAmazon.co.jp: 友がみな我よりえらく見える日はが好きなのは、同じ理由かもしれない。あるいは深夜食堂も。

ということで、この番組が素敵なので共有まででした。

東京にアマンが出来る

リゾートホテルのブランドの1つ「アマンリゾート」。

»Luxury Resort Bali, India, Sri Lanka, Indonesia, Laos and More – Discover Aman Resorts – home

ザガットの「世界のトップホテル、リゾート&スパ」で世界1位のチェーンにも選ばれたそうな(2009年)。

そんな折、以下の記事で東京にアマンができることを知った。2014年の春以降のオープンだそうだ@大手町。

»特集:ホテルについての100の質問 ( page 7 ) | GQ JAPAN

このホテル、まぁ人によっては「アマンか」といった位置づけかもしれないが、個人的には思い入れが深く。

世界一週をしている時に、このアマンの話を聞いて、当時、一泊200円などの宿に泊まっていた僕にとって、そのアマンは憧れの場所だった。

いつか、”大人”になったら、泊まってやる、という思いで、その”大人”にはまだ慣れずにいる。

Crea due traveller―「至高の楽園」アマンリゾーツのすべて (クレアドゥエ クレアトラベラー)

上記はアマンの特集雑誌だが、発刊は2000年。いまでも、なんだか疲れた時には、この雑誌をたまに見返して、「くそ、ここにはいかなくちゃ」と自分を鼓舞していたりする。

吉本ばななのマリカのソファー)でも描かれていた気がする。

嗚呼アマン。もちろん、少し背伸びすればいけないこともない。ただ、そういういきかたはしたくないのだ。

いわば「このタイミングでいくのだ」というタイミングがあるような気がして。そして、このアマンに憧れた20歳前後の自分のあの憧憬に似合うような自分になってからいかねば、と思っていて。

一度、予約までしたこともまであるのだけれど、やはり、そのタイミングは適切なタイミングではなかったようで、まだアマンを見れずにいる。もう一踏ん張りと思って、アマンに呪われ続けている自分がいる。

そんなアマンが東京にできる。これまたいろんな意味で悩ましい異国風情。

まぁなにはともあれ「死ぬまでにXXはする」と思える対象が1つでも多くあるというのは、なにかしらのよすが、いいことである。

マンガのフリーミアム

アプリの調査をしていて以下のような記事をみかけた

»スマホ利用者の55%が電子書籍サービスを利用、特にマンガは長時間利用~ニールセン スマホからのマンガアプリ利用状況を発表~ | ニュースリリース | ニールセン株式会社

利用者数が50万人以上のマンガアプリをみると、「全巻無料!ろくでなしBLUES」が最も多く約210万人

あのCMをうちまくっていた漫画ボックスよりも利用者が多いアプリ。

それで気になって、アプリをDL。あのジャンプで連載されていた「ろくでなしブルース」が、全巻無料で読めるというアプリです

»iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 全巻無料!!ろくでなしBLUES(無料マンガ)

ビジネスモデルはシンプルで、1日30分しか読めず、それ以上よむ場合には課金、というもの。

若い頃、夢中になって読んだこの漫画が無料で、しかもスマホでさくさく見られるなんて感動した。もちろん、これは試験的な位置づけなのであろう。

なので、友達たちに「これいいよ」と進めたのだが、特にみなさんピンとこず。

しかし、200万人が利用している(全人口の1%以上!)という数字はやはり圧倒的だ。課金ユーザ数を仮に5%として、LTVを1000円とすると、1億円。コミック数でいえば20万冊分(全42巻とすれば、5000人×全巻分)。

これだけを鑑みると、「アプリで読んだことによってコミックをかわなかったかった層の機会損失」との兼ね合いも考えると、単純に比較するとマイナスのような印象もあるが、これをARPUをもう少しあげることができたら、均衡点を越える部分もあるような気がする。ないし、版権ビジネスを展開するマンガならば、このような施策はよりリバレッジが効くんではないかと。たとえば、ぐーぐーがんもとか(謎)。

ということで、マンガボックスも近いモデルを展開してるけど、マンガもフリーミアムが考えられる世の中になったのねーと思った

ある土曜日

ふと思い立って日記を書く。というのも、僕は人の日記がとても好きで。

たとえ、筒井康隆さんの腹立半分日記を筆頭とする彼の日記シリーズはどれだけ読んだか。

当然、村上春樹氏の遠い太鼓 や佐藤 正午 の放蕩記なども愛読している。

やはりリアルな息づかいは何かを訴えてくるものがある。ということで日記を書く。

ある土曜日
・8時:起床。目覚ましで起きる。普段と同じ時間に起きる。約束の時間には少し早いが二度寝が怖いので準備して起床。
・10時:新宿着。お腹が空いたので、適当に朝食を食べられるところを探す。すると新しくロッテリアが、新宿の東口に。エビ好きとしてはエビバーガー一択。非常に美味。毎朝、エビを食べるにはどうしたらいいかについて少しだけ考える。
・10時25分:中央線に到着。N氏と合流。電車に乗って、諏訪湖まで向かう。電車の中では近況を話する。他にもカラーランの参加者がたくさん。N氏は、前回、障害物競走のウォーリアーズなんちゃらにも参加。その時のビジネスモデルの話が興味深かった。そこでは店がたくさん出ていたが現金ではなくチケット制だった。そのチケット制にすることによって運営側はメリットが大きい。「消費者は、想定より多くの金額を使うことなる」「使わなかったチケットは、濡れ手に粟」「店舗が小銭の用意やそれの対応時間を削ることができる」「何より、チケット制にすることによって運営者は店舗の売上げを正確に計ることができる(なぜなら店舗はチケットを運営者に渡さないと現金に引き替えてもらえないので)」。最後の1点には特に得心。なるほどー。
・11時45分ごろ、諏訪湖に到着。バスで会場に向かう
・12時すぎ、カラーランの会場に到着。今日は、カラーランという色を塗りたくられるイベントに参加。マラソンマン&お祭り好きとして参加せねばなるまい。今年は花見はいってないのに、こちらには参加。しかし、鼻がむずかゆい。しかし、20年ほど、この時期になると鼻がぐずぐずするが僕も、これは花粉症だと認めないことにした。「あなたが深淵をのぞき込む時、深淵もまた、あなたを除き返しているのだ」という言葉(うろおぼえ)の通り、もし、僕が花粉症を認めてしまったら、花粉症もまた僕を認めることになってしまうであろうから。
・12時30分:受付。レッドブルをもらう。ノンシュガーには高評価。このイベントはニューバランスのスポンサーだが、受付には別のスポーツブランドのジャケットを着た人がいる。もごもご
・そして、着替え。シールタトゥーなどももらったので身体にはる。会場には、アフロやコスプレ、衣装合わせなど多く、完全にお祭りムード。自分たちもドンキいくべきだったと反省
・荷物預かりは、入り口で番号はチェックをするが、中では自分で荷物をおくという仕組み。監視人がいないというセキュリティザル。怖すぎるので、財布や携帯だけは持っていくことにする。こんなの悪意ある人がいれば、なんとでもなるという恐ろしさ。その後、屋台でハンバーガーなどを食す。
・13時30分ごろ:スタート時間になる。並んでいると、なんと真後ろにいたのが友人2人。その子のお兄ちゃんもいて、思わず挨拶。しかし、こういう時って、話を続けるべきなのか、さくっと挨拶で終わらせるべきなのか絶妙に悩むね
・そして、スタート。5キロを走る。途中4箇所で粉をかけられる場所があり、そこでピンク、青、黄色などの粉がかけられる。しかし、早く走る意味はなにもないのに、前が空いていると走りたくなるサガ。「全然よごれてないやん」とつっこまれたので、意識的に粉を被る。そして、軽やかにゴール
・ゴールすると粉の袋をもらうので、そのままクラブ会場へ。音楽に合わせて、みなが粉を振りまくる。目に入るわ、口に入るは大変。水も飛んできた。ありゃなんだ。N氏は、ゴーグルまでしていた。僕も水中ゴーグルをしていたが、さすがに気まずくなってハズした。「ここはプールじゃない」と言われているような気がしたので。そして、ひとしきり躍って、ミーハーに記念撮影でもするかと記念撮影へ
・前に並んでいた人が友人という偶然。2組目。しかし、こんな粉まみれの状況でわかっただけでも2組いるのだから、実際はもっと知り合いはいるのだろう(実際、Facebookでみると何人か他の友人もいっていたようだ)。みんなイベント好きだな。
・その後、着替えて、もろもろ中略して帰宅。エビピラフとか食べた
・19時:帰ってからジムへ。土曜の夜のジムは空いている。これをいかないと週末を迎えた気にならない。トレッドミルを10分きっかり。ストレッチ。マシンを10個ほど。その後、水泳で30分ほど泳ぐ。入る前のシャワーでは、ピンク色の水が。粉がまだ残っていたので、しっかり洗い落としてプール。
・20時30分:その後、帰宅し、次はランニング。1時間ほど走る。しかし、腹は減ってるは、昼間は山中を走ったので、意外と筋肉痛。ベラボウに辛い。しょうがないので、テンションの上がる音楽(例:Wake me up)をかけて走る。こういう時に「疲れたから歩こう」とするのではなく「歩いたら終わり」という信念で走らないと、絶対にとまってしまう。案の定30分も走ると、筋肉痛は大分安らぐ。恵比寿三丁目公園から天現寺の交差点を通過し、古川橋。そこから、二の橋付近までいって、そこから坂をあがって、有栖川公園を経由。広尾、ガーデンプレイスを通って帰宅。しかし、このルートではよく知り合いに合う。4~5回に1人くらいには合っているのではないか。かつ、ガーデンプレイスはオサレな人が多いので、適当に走れない。土曜の寝起きでも、一応、寝癖は直してから走らざるを得ない。これは都会のランナーの課題ではある。帰宅して、いつもの通りの筋トレ。HDDでとっておいた「ガイア」を見ながら行う。ナレーションを担当されていた「蟹江敬三」さんが死去されたというお話。だから最近ナレーターが代わっていたんだなぁと得心。今日の特集は「アフリカなどに展開する日本の製品」のお話。まだまだ知らない日本ブランドは多い。
・22時:洗濯機に服を放り込んで回してから、次はクリーニングへ。シャツを出す。シャツをもらう。土日のシフトがいつも固定ではないようで、土日によって人が変わる。1人、オペレーションが良い人がいて、1人オペレーションがよくない人がいて、オペの良い人に設定したいのだけど、シフトが固まっていないので困る。たまに、オペの悪い人だと、一回、家に帰ることもある。今日は良い人で良かった。
・22時:コンビニで買い物。オニギリ的なものとアーモンドクラッシュポッキー。そして、わたくしの日々の朝食であるアイス(なんかコーンのやつ)
・22時すぎ:帰宅して、コンビニでかった晩ご飯を食べる。同様にHDDにとってあった「カンブリア」「プロフェッショナル」を2倍速&CMスキップで目を通す。プロフェッショナルははやぶさ2のプロジェクトリーダ「國中均」さん。「使う可能性は1%にも満たないかもしれない。だけど、やれることは、人の思いつくことは、人の想像力で想定されることは、やり尽くす」という言葉いに泣ける。言葉では簡単だけど、これをすることがどれだけ大変か。そして、どれだけ寝れない日々を過ごすことか。「想定されるリスクを全て洗い出す」ということは「世の中の変態を想像しきる」ほど、難しいことで(ちなみに僕の好きな言葉の1つは「世界にはあなたが想像できる変態は全て存在する」という名言)、いわゆる証明学の「反証がないから、現在は暫定的にこのテーゼは是」という世界観に近い。しかし、そこに挑むことの大変さに琴線をやられる。プロフェッショナルはほんといい番組だなぁ、と再確認。
・23時すぎ:メールやチャットをチェック。その後、カラーランで汚れた靴を洗う。ついでに、Googleカレンダーのリマインダーで「そろそろ散髪だよ」という空気感を感じたので、ネットで翌日の散髪を予約。ついでに天気をチェックして雨でないことを確認
・23時すぎ:体調がすぐれないし、しなきゃなことがあったので、早めに寝ようと思っていたら、友人よりLINEがあり、近くで飲んでいるから飲もうという話。最近すれ違いばっかりだったかなり久しぶりの友人&終電までということなので、では少し、と思い外出。
・23時30分ごろ:恵比寿のハブで、近況を話する。
・なんじか:酔って帰って帰宅。Facebookをなげめながらアーモンドクラッシュポッキーを食べる。風呂に湯を入れて、風呂の中で読書。最近は風呂中読書にはまっている。最近、呼んでいるのはジェフリーディーバ。今日は彼の「ウォッチメイカー」。10分ほど読む。歯磨きをしながらツイッターとSmartnewsをみる。
・なんじか不明:翌朝、しなきゃな作業があったので、目覚ましをかけてベッドに飛び込む。10秒ほどの就寝。今日も良い1日でした。

プールサイド

なんだか30歳を越えると、メンテナンスに時間を使っているような気がして。

思いつくままに30を越えてからしっかりするようになった(=たまにではなく習慣に組み込むことになった)メンテナンスを記載してみた

  • 月に1度はジーンズは裏返しに洗う。水で洗う
  • 数ヶ月に1度、靴の底が減ったら、裏地を当てる
  • 1年に数度、ジーンズのポケットが薄くなっていたら薄地を当てる
  • 2年に1度、ルンバのバッテリーが少なくなったらバッテリーを変える
  • 2年に度、乾燥機の乾燥力が悪くなっていたら、管理会社経由で修理する
  • 1ヶ月に1度、洗濯機は定期的に、それ用の洗剤でクリーニングする
  • 風呂場は1年に1回、徹底的に掃除する(外注)
  • 週に1度はジムにいく
  • 週に1度は走る
  • 週に2度は筋トレをする
  • 週に2回はプロテインを飲む
  • 週に1回は長風呂をする
  • 隔週に1回はマッサージにいく
  • 週に1度はルンバを回す
  • 週に1度は観葉植物の乾燥状態を確認する
  • 週に1度はシャツをクリーニングに出す
  • 週に1度は鏡を磨く
  • 週に1度は革靴を磨く
  • 6週に1度は散髪にいく
  • コートを使ったらはたく
  • 革ジャケットは年に1回はクリームを塗る
  • 1年に一回はバリウムを飲む
  • 半年に1回は歯医者に虫歯チェックにいく。ついでにクリーニングと
  • 歯は、電動ブラシを使う
  • 定期的に糸ようじとドルツのジェットウォッシャーと舌歯ブラシを使う
  • 夏がきたら真夏の果実を聞く。シャルトリューズを飲みながら

ただメンテナンスは嫌いではない。

老いや壊れゆくものに身を委ねるのも美しいが抗うのも、また風情があると思われる。水滸伝の最後のように。

そして、思い出すのは回転木馬のデッド・ヒートという村上春樹の短編のプールサイドである。

主人公は35歳になり、自分の身体の老いを確認しながら、以下を思う。

35歳になった春、彼は自分が既に人生の折りかえし点を曲がってしまったことを確認した。
いや、これは正確な表現ではない。正確に言うなら、35歳の春にして彼は人生の折りかえし点を曲がろうと決心した、ということになるだろう。
<中略>
70年の半分の35年、それくらいでいいじゃないかと彼は思った。もしかりに70年を超えて生きることができたとしたら、それはそれでありがたく生きればいい。しかし公式には彼の人生は70年なのだ。70年をフルスピードで泳ぐ――そう決めてしまうのだ。そうすれば俺はこの人生をなんとかうまく乗り切っていけるに違いない。

そしてこれで半分が終わったのだ

と彼は思う。

そして彼は老いに抗う(だったように思う。うろ覚え)

この小説の泳ぐシーンがきっかけで、ジムで水泳の個人レッスンを受けてしまったほど、この短編が好きだ。

春がきて、もうすぐ夏がきて、真夏の果実を聞いて、心をメンテナンスをする。

幸せの歌

週末の繁華街。深夜0時ごろ。

信号待ちをしていると、隣の2人の話し声が耳に入る。

1人は30代後半の男性、スーツで身長は175センチから180センチ。女性もスーツで身長は160センチくらいの肩にかかるくらいまでの髪型。

何か色っぽい話をしているが、空気感をみるに女性が男性に恋心を持っており、男性は、いかんせんクール。

男性が

幸せになれるといいねえ

といったことを言う。

すると、女性は

幸せになれるよわたしとなら~♪

内田有紀(広瀬香美)の歌を歌う

声がいかんせん高いが、笑顔が光っておる。

おお、懐かしいな、と思いながら、この頃の時代に記憶が飛ぶ。1996年発売だから、高校生の頃だ。青春だなぁ。

この歌を歌うということは女性も30歳前後か、と推測する。

そして、男性がその後に喋った言葉に思わず、顔を見てしまう。

でも、不倫してても、僕はむにゃむにゃ

信号が変わり、街が動き出してしまったので、不倫が何だったのか重要なポイントを聞き逃した。

しかし、幸せな歌を歌う女の子の笑顔にいきなり不倫の話をぶつけるか。ないし、不倫しているから幸せの歌なのか。

なんてことを考えながら信号を渡りました。みなに幸せが訪れんことを。

渋谷の改札に0時

仕事帰り。マークシティの帰り道は閉まっていたので、マークシティの横の坂道をくだる。

ハチ公口の改札に向かう。すると、その改札前に、カップルがいる。

時間は0時を超えている。おそらく2人にとってはもうすぐ終電。

美しい顔の作りをした彼女は壁に背を預け、うつむいている。目には涙。

そして、その横で男性が、彼女の方を向きながら、左手で彼女の頭を撫でる

想像するに、これからこの2人はしばらくの分かれとなる。彼が帰るのか、彼女が帰るのか、あるいは2人が分かれるのかわらかいけれど、2人は分かれることになる。
※一般社会通念から分析するに、彼女が帰るのだと思われる。もし彼が帰る場合、彼女は駅まで送りにこさせないのではないか。わからないけれど。

彼女は、わがままを言うまでもなく(ないし、それまでに十分に言い尽くして)、ただ目で語るのみ。

彼もそれにタイして言うべき言葉を持たず(ないし、散々言い尽くして)、ただ髪の毛を左手で撫でるのみ。ハグするタイミングではなく、ないし、ハグはしないのかもしれない。ここは渋谷のハチ公改札だ。

もう少し見ておきたいと後ろ髪を引かれながら、駅の改札を潜った。

時間にして、僕が見ていたのは3秒か4秒くらいだろう。しかし、その3秒が、僕の胸をつかんだ。

物語をそこに浮かび上がらせ、あまつさえ「もっと見てみたい」とさえ思った。この2人はどのようにしてその場を離れるのかを見たい、と思うような風情のある2人だった。

そして、電車をのって思う。いやー、やっぱり「本気は心を揺するのだ」という自明のものを改めて痛感した。

何かのセリフか歌詞いわく「僕は本気がみたいんです」という奴で。

いやー、生きるって良いな、と思った3秒だった。

収穫逓減の法則

「収穫逓減の法則」という言葉を使いたいシーンは人生で意外に多い。

しかし、この言葉を忘れてしまい、ここ数ヶ月、四苦八苦していた。

漢字はうろ覚えしていたのだが、この「逓減」のテイの読み方が出てこず、検索で「売上のカーブがさちること」みたいに検索してもなかなか出てこず。

そんな折に、尾原さんのITビジネスの原理を読んでいると、対義語の「収穫逓増の法則」が出てきて、無事にこの言葉を思いだした。

ITビジネスの原理
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当然ながら、本の内容もお薦めです!